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■0464:今週のバキ/漫画/連載

 2005年、号数本年度カウントで最後のチャンピオンにて、最終回。

 前回のヒキでは独歩とのバトルを思わせておいてそれは範馬詭弁でサクッと流しました。刃牙はあくまでも父親よりも強ければいいと考えている、そして父親がたまたま地上最強の生物であるため最強を目指しているかのように誤解されがち、な話でクリア。

 地下闘技場にて、多くのグラップラーが見守る中リアルシャドーで対戦相手を具現化する刃牙。数分の時間を費やして、他者の目にも映るレベルで出現させた相手は、勇次郎です。烈戦で見せたリアルシャドーの極みですが、あの時はムエタイチャンピオンクラスの相手を出しました。今回の勇次郎に比べてほとんど一瞬で出していたので、どれだけムエタイがこの世界で冷遇されているかが分かります。ムエタイの海王とか今にして思えばギャグにも程がある。

 そしてそのリアルシャドー具現化勇次郎に対して向けた殺意が、地球半周先で獅子と対峙していた勇次郎に伝わります。これは最後のヒキ文字がなければ、勇次郎の驚きの原因が全くわからなかったかも。眼前の獅子よりも、最長距離の地にいる刃牙の殺気のほうが強烈だったというラストでした。

 最終章は「範馬刃牙」というタイトルでの連載の様子。しかもすぐさま次回からの連載。巻数などの問題で新規読者が付き難い現状を打破しようという意味も込められているのかも知れません。最近では、キン肉マン2世もリセットして1巻から発売されていたなあ。
 この調子だと、刃牙と勇次郎の一戦のみで最終章は描かれるようにすら思えてくるのですがどうなるコトやら。それだけでも多分10巻近くにはなるんだろうけど。

(20051126)


■0463:WJ51号/漫画/連載

ブリーチ
 WJ表紙&巻頭カラー。4C部分は2コマと見開き扉という有り難味があるんだかどうなんだかというノリ。最初のコマでグリムジョーの髪の色が水浅葱色と分かったのがファンには収穫なんでしょうか。このコマのグリムジョー、このアングルでちゃんと仮面の部分まで描かれてるのが細かいですね。

 そしてそのグリムジョーは圧倒的な霊圧でルキアを一蹴。一護も相当焦ってるっぽいですが、ウルキオラよりも上に感じてるんでしょうか。未だにウルキオラなのかウルオキラなのか、僕覚えてないんですが。古い本誌を引っ張り出して読み返すのも面倒なので勘で書いてます。

 そして斑目一角VS火山の人は、圧倒的な火山の人の前に一角が卍解。一護と戦った時は隠していたのかな、卍解。作者のお気に入りキャラっぽいので凄い美味しい展開になっているなあ。

ワンピース
 ブルースリーチックに変貌していたミスター2、今回の扉絵連載では割りと昔の雰囲気を残していました。ていうか黒檻のヒナ、こんなトコロで活躍しちゃって、本編での役割りがどうなるんだか。

 本編ではロビンの回収を前に、麦わら海賊団とCP9が対面。そげキングとナミは、勝てるのかコレ。それぞれ鼻と女と戦いそうで、直前に食べた悪魔の実が裏目に出るのかな? じゃないと勝てないだろ。

ナルト
 班結成。ここ数週で1キャラ1ページで登場してきた過去キャラは含まれてないという。あのキャラが4年後の今は!?というファンサービスに留まりました。

 暗部養成部門の“根”、その主任であったダンゾウ、そしてダンゾウが推薦してきたサイ。この辺りは最近初出のネタなんですかね(特に根)。長期連載なのでよく分かってなかったりします。

テニスの王子様
 死ねプリンス、略してシネプリ情報&イラスト集発売間近記念でCカラー&特集。

 本編では先週の伏線が全く活かされてない辺りが相変わらず凄いです。スタミナとか切れてるじゃん。大石の領域が改めてクローズアップされてたり、先週ちょっとしたコマで済ましてたじゃん。これって負けたほうが勝敗数的に次の試合が盛り上がるんですが、沖縄戦の件があるのでどこまで作者がその場のノリでやっちゃうかにかかっています。

魔人探偵脳噛ネウロ
 最初、扉がホントに何かの広告かと思った。犯人大図鑑がいいですね。ドーピングコンソメスープではあのシーンを掲載するなど、構成担当はネットへのアンテナもビンビンです。デイビッド・ライスの「旅する優越感」というキャッチコピーがカッコ良すぎる。

 本編では何と言っても「お互いの商売に…」のコマの弥子の表情のエロさに尽きます。汗、潤んだ瞳、ヨダレ、と完璧。松井先生はどこまで狙ってるんだろう。

 ユキがポケットから手を出そうとしてるところを制するネウロ。見えない剃刀系、あるいはワイヤー系の攻撃なのかな?

 ラストから2ページ目の早坂の顔の描き方が松井的です。一瞬何が何だか分からなかったし、今でもどういう描写なのか分かりません。

べしゃり暮らし
 普通に高校生が煙草吸ってるのはアリなの? 松浦亜依の水着ポスターを見て、自分の手を見て何か思いつく圭右。何をやらかそうとしているのか。最悪なネタしか思い浮かばないんですけど。もて王サーガでもやらないようなネタ。

太臓もて王サーガ
 種鉄砲とか地味に最悪です。

デスノート
 魅上がニート殲滅に動き出しました。それよりも「ひとつ気になるとすれば悪意なしに犯罪を犯してしまった者への裁きくらい」と思うライトとその表情。この1コマで、ライトのヒール性が作中でまたもや不明瞭になっています。善悪を読者に考えさせる余韻がここにあって、上手い。

タカヤ
 ボクサーがグローブを外してパワーアップ。その具体的な描写に、グローブの分の面積がなくなったのでガードをすり抜けるというのがあるのは、ちょっとしょぼいです。そんなレベルの変化じゃないでしょ。

 ヴォイドの過去エピソードが描かれましたが、ほんの数年前の話なんですよねコレ。

裏表紙・サモンナイト広告
 股間が発光している少女のイラストがジャンプの広告として採用許可が出る時代なんですね。

(20051124)


■0462:川上弘美「センセイの鞄」(文春文庫)/小説

駅前の居酒屋で高校の恩師と十数年ぶりに再会したツキコさんは、以来、憎まれ口をたたき合いながらセンセイと肴をつつき、酒をたしなみ、キノコ狩りや花見、あるいは島へと出かけた。年の差を超え、せつない心をたがいにかかえつつ流れていく、センセイと私の、ゆったりとした日々。

 今まで読んだ川上弘美作品は不条理世界がとことん面白かったのですが、この作品は従来の作風からシュールさを引いた感じで、そうした面白さを見出すコトは出来なかった。逆に真面目な文学作品にカテゴライズされるような内容になってて、それ故か谷崎潤一郎賞を受賞。

 とは言っても、センセイのキャラクターは従来の川上キャラに準じた作りです。従来の川上シュールキャラは異常世界観の中に居たからキャラもまた異常な存在になっていたのですが、センセイは現代舞台設定の中でちょっと変わった価値観で動いている、探せばいそうな軽く変人入ってる程度の人。ツキコの目を通して映るその姿は、ジェネレーションギャップぐらいの違和としての別価値観なんでしょう。そんな、異種族相互理解の物語。いや、理解し合おう、という明確な意思は文章として描かれていないんですが。もっと柔らかく受容し合っている感じ。

 そんなコトよりもこの作品を読んでの感想は、酒と肴が美味そうなコトこの上ないという件です。それに尽きるわ。夜中に読んでて、途中で我慢できなくなってビール買いに行ったし。読み終えてからどこかの本屋でこの作品が平積みされてるのを見かけたんですが、その時ポップに『つまみが美味しそう!』なんて書かれてるのを見て納得してしまった。それが純粋なる感想だよな。それっぽいコト書かれるよりも納得してしまったよ。ポップを書いた人がちゃんと読んで書いたんだろうな、なんて思った。

(20051120)


■0461:新井素子「チグリスとユーフラテス」(上・下/集英社文庫)/小説

遠い未来。惑星ナインへ移住した人類は、人工子宮を活用し、世界に繁栄をもたらした。だが、やがてなんらかの要因で生殖能力を欠く者が増加し、ついに<最後の子供>ルナが誕生してしまう。滅びゆく惑星にひとり取り残されたルナは、コールド・スリープについていた人々を順に起こし始める。時を越え目覚めた者たちによって語られる、惑星ナインの逆さ年代記。

 これは去年読み始めたのに中断してしまい、今年になってようやく読了した作品です。去年読み終えていれば、去年のベスト1でした。
 滅びが近付いている惑星ナインで、今に近い順番から過去へ向かってその時代の人間を目覚めさせて、目覚めた人間の価値観を通して、当時の価値観/時勢による価値観の変遷を描いています。多産が奨励される時代があれば人口増加が星を蝕む時代もある。逆さ年代記というのは新鮮ですし、フィクションならずとも歴史を学ぶ際には現代から逆行して肉付けしていくのが効果的なんじゃないのかな。

 そうした構成の妙技がまずあり、更には目覚めさせられる一人一人のエピソードもまた読者の興味を持続させます。エピソード毎の泣ける物語に加えて、全体を通してもルナが謎めいた存在としてその実体を知りたいという興味の乗せ方も上手い。

 圧巻は、下巻丸々割かれている<ナインの創始者>レイディ・アカリがルナに示す生き方。「生きる意味とは何か」という、常にあやふやな回答が提示されるコトの多い問いに対して、この作品は明確な行動として答えが出ています。その行動の理由付けを深く考えると、またあやふやなものになるのかも知れませんが、ここまではっきりと答えを出している作品は凄いと感じましたよ。滅びゆく星なのに、どうして生き甲斐を見出す必要があるのか、そんな諦観がダイレクトに設定されてはいるけれど、視点を変えれば「どうせ人は寿命があるのに生きるのか」という問いへの答えにもなっています。

 ネットであちこち覗いたけど、新井素子は評判がよくないですね。特に文章が評判が悪い。文章に関しても、語りかけ口語調ってのは、僕は読みやすくて良かったんですが。SFに格調を求める読者が多いのかなあ。

(20051120)


■0460:今週のバキ/漫画/連載

 今回がラストではありませんでした。次回で「バキ」終了ですね。

 刃牙がマホメドジュニアを瞬殺し、父である範馬勇次郎に宣戦布告、その挑戦を勇次郎が受けた、その衝撃が様々なキャラに伝わるという話。放置かまされていたキャラが久々に登場して、その話を聞いての思惑もどう展開するのか気になるリアクションの数々。今話のラストでは早速独歩が刃牙に挑戦するかのようなヒキでしたが。

 渋川、独歩、克巳、加藤、烈、花山、柴、元部、花田、猪狩、ジャック、鎬兄弟。花山以外はどいつもこいつも「異議あり!」と言い出しそうな雰囲気を残しています。ていうか末堂のフォローが未だ無し。あれは…死んでるのか。
 第三部では最終最大トーナメントでも開催されるのでしょうか。範馬勇次郎と刃牙が二人抜きん出ているので、こいつら抜きでやってもいいのですが、作者の気力が続くかどうか。今回出たキャラ+海王勢+アライ親子+死刑囚編での生き残りキャラ+新キャラなんかでのトーナメント。面白そうですが、刃牙と勇次郎が桁違いの世界観となった今ではイマイチ盛り上がらないかなあ。

 最終章の開始時期やタイトルがどうなるのかも気になります。「グラップラー刃牙」「バキ」と来て、次に何がくるのか全く見当が付かないですね。「ソード&ファング」とかでしょうか。

(20051119)


■0459:せがわまさき「Y十M」第15話/漫画/連載

 色気を武器に、というのを堀の女達にそれとなく説明する十兵衛ですが、理解されてないような雰囲気の話。だったような。読んだはずなのにちょっと記憶から劣化しています。久々に沢庵とか出てきてたなあ。だったような。

 色気を武器に、という回なのでそれなりにセクシー強調を狙っています。だったような。それって前回でしたっけ? でしたっけ?とかこんな感想最悪だ。

 七本槍がイヌを見張りにつけてる、という辺りも描かれていました。イヌは何気に可愛いですね。原作ではもっと熊のような描写だったような気がしますが、ちゃんとイヌしてます。

(20051119)


■0458:WJ50号/漫画/連載

リボーン!
 VS黒曜巻頭カラー。今回の巻頭カラー、特に何周年とかそういう記念じゃないのか。カラーページは謎の縁取りな画風。こういう画風は吉崎観音を彷彿させますが、関係ないんでしょうな。

 本編では獄寺ハヤトが雲雀恭弥に獲物を譲る辺りがカッコイイ見せ場になっています。雲雀は、歯を抜かれているのかどうか今回では分からない感じ。並盛校歌とか、閉じこめられた部屋でボソボソ歌っていたのかと思うとヒバリも好感度アップです。

 フゥ太の操られっぷりを見るに、偽六道も比喩でも何でもなく本格的に操られていた様子。ビアンキをブッ刺しました。ブリーチの眼鏡同様に催眠術ネタでしょうか。

ナルト
 先週収まりきらなかったチョージの1ページ登場。昔のパンティ被ってるチックな変態デザインから一新したのは、もて王サーガ対策でしょうか。デブという言葉に切れてるのかと思ったらサイの超獣偽画に反応していたんですね。

 「それでもチンポ付いてるんですか?」。最後の柱で『見知らぬ少年』なんてあるから、サイは男なのか。まあ、ウエストごっついし男か。女の子がこんな発言していたほうが燃えるのに。中性な雰囲気なので、アニメでは女性が声をあてる可能性が残されています。能登でお願いします。どうか能登がこの台詞を。能登って人どんな声出すのか知らないけど。

ワンピース
 ラストで一気に出揃うCP9。一気に数名瞬殺されて、見せ場のあったブルーノは幸せでした、なんて展開にはならないとは思いますけど。セクシーポーズで乳がキチンと上に上がっているカリファが最高です。あー、アニメじゃこれどうなってるんだろう。砕蜂動揺デザイン変更されてるのかな。チャパパの人が改めて頭デカいです。等身大リラックマ着ぐるみを思い出した。

 フランキーの放屁技『風来噴射(クー・ド・ブー)』が公開。爆発すると本気で焦ったスパンダムは、きっとドラゴンボール読者でセル自爆にハラハラしたタイプです。

ブリーチ
 「起きろ 『火山獣(ボルカニカ)』」。アランカルの卍解は変身チック。ウルキオラが出さなかった奥の手は順当にこんな感じの卍解なんだろうか。
 エドラド・リオネスは一角をきちんと評価してたりと、読者に(何かフェア、というかちゃんと分かっててそれに応えてる!)という印象を与えます。味方化するんでしょうか。ギリギリしなそうですけど。

 ハゲのバトルは一話では終わらず。ハゲゆえに描きやすいから延ばしたんじゃないの?なんて思っちゃう自分は腐ってる読者です。

アイシールド21
 強風をも理解してキックを決めるコータロー。ムサシは挑発に何ら反応を示していませんが、風に全く動じずにパワフルなキックを決めて返答するんでしょうか。超強風の中豪快キックでサクッと決めて、「今風吹いていたか?」ぐらいの余裕で。

 アカバVSタキのキャッチがギャグに使われてるのが面白かったです。妹の番外編VSと同じ扱い。

 強風でセナが後押しされて赤羽の先回りを越える、というのは多くの読者が予想するのでちょっとひねった展開になるんじゃないかと予想。強風でブレーキがかかると赤羽が油断してるトコロを突き抜けるとか。

魔人探偵脳噛ネウロ
 弥子ファンのデブの意外な素早さが描かれた回です。あのデブの正体はサイなんじゃないだろうか。

 「違うの 近くにいると…どうしても立っちゃうの」。指を五本とも開けばいいのに。ていうか、いやらしい台詞。今週のナルトよりもいやらしい。能登でお願いします。

太臓もて王サーガ
 「殺しても罪にならない方法」に受けた。そういや昔、悪のマニュアルなんて本があったなあ。

 「あいす自身のものという可能性もあります」「そ…そうだな それだといいが…」「それだといいのか…?」。いいよ! 超いい!

ボボボーボ・ボーボボ
 第一部完、第二部は四週後開始。こういうのすらジャンプ漫画のパロディ(ギャグ)に思えてしまう。次回からの間繋ぎ特集とか、結局本当にやるのかどうか分からないのが凄い。毎号3ページ以上ってあたりが特に真偽を不明にしてる。

●ハンター×ハンター

 どさくさ紛れにサブタイトルが「2−@」なんてなってて一気に飛んでます。王直属3名の後藤っぽいヤツの「?」がギャグリフレインとして使用。幽遊白書で言うところの桑原オチでしょうか。

テニスの王子様
 どさくさ紛れに大石の領域と菊丸分身を1コマで済ましています。何か凄い試合だなーの中の1コマ。

デスノート
 高田をキラの言葉の伝達者に採用するという魅上の策は、目下ライトにとって自分自身も予想できなかった策として絶賛。あからさま過ぎるから疑われない。逆に松田あたりが単純に結びつける恐れがあるんですけど。

 ライトからの電話に頬を赤らめる高田。そして『女なんて簡単なもんだ』とほくそえむライト。そろそろライトを殺して、不細工がデスノートを入手したら、という話も読んでみたいです。ライト以上の頭脳が要求される物語。

タカヤ
 ボクサーがグローブを外すという行為は、中国拳法の使い手が靴を脱ぐ行為に似る。

 (色んなヤツらと 戦って…)のコマ、三人しか出てきてないのが淋しいです。んで、渚ちゃんのおかげとか言ってます。

魔界不思議犬ブルブルブル犬
 予定調和な展開でしたが何気に良かった。ラスト、唐突にこうなるんだろうなあと思っていたらそれなりに回想入れたりして唐突感をちょっと薄めたりして。墓とかのシーンで何故かしんみりした。

ピューと吹く!ジャガー
 ハマーは普通に最低じゃないですか。しかも最後ときめいてるの? 最低の上塗り。

(2051116)


■0457:今週のバキ/漫画/連載

 ラストで梢江がジュニアを抱き締めるシーンは素直に感動した。幼年期編で朱美が妻ではなく母であるのを選んだ瞬間のような、理屈じゃ割り切れない心の変化です。作者がこの展開を思いついたから、マホメドジュニアは途中からあんな感じになったんだろうか。負けに負けて、でも自分のコトを思い続けて、全力で悔しがっている姿を見て遂にグラついた梢江、という感じ。かなり良かった。この意外性の為に今までの予定調和があったと考えると、作者の力量に参ります。まあ、こんなコト書いてて来週以降も普通に梢江とバキが付き合ってるかも知れませんけど。

 そして重大発表というのは、バキが次回で最終回。最終章は第三部になるんでしょうが、このまま終わる恐れも少しあります。勇次郎との決戦を有耶無耶にして。
 それはないと信じるとして、では第三部はすかさず連載なのかも気になる。一年ぐらい休養取ってもいいんじゃないだろうか。
 そして第三部は勇次郎との一戦のみなのか、前哨戦として何かあるのかも気になります。ジャックやオリバあたりとの闘いがあってもいいんじゃないかなあ。バキはもうオヤジとしか戦わないつもりなので、ジャックやオリバから仕掛ける感じで。勇次郎戦オンリーで、15巻分ぐらい闘うのも面白そうですけどね。3発打ち合うごとに二ヶ月回想に入るの。この作者ならやりかねないです。

(20051111)


■0456:板垣恵介「バキ」28・29巻/漫画/コミックス

 28巻と29巻、この二冊は対をなしています。マホメドアライジュニアの栄光と挫折。マホメドジュニアが主人公といっていい視点です。バキは殆ど出てきません。

ジャック・ハンマー
 28巻から29巻にかけてジュニアとジャックの戦いは跨っていますが、これが上手い具合に2冊の明暗をくっきりと分けています。28巻では渋川・独歩と倒してジャックにも優勢な雰囲気で終わっているジュニア、29巻ではそのままジャックに敗北して更に連敗街道驀進中。このジャック戦がジュニアの扱いを決定した勝負でした。雑誌連載読者の自分にはどうでもいいコトですが、28巻巻末の次巻予告はネタバレ過ぎる。

渋川剛気
 脳からの伝達速度をも越える拳の速度にて、ジュニアは渋川を下します。渋川は消えゆく意識の中、相手の優しさに驚いています。

「決闘ってワケでもねェし… 負けもアリかとも思ったんだが… やっぱダメだわ」

 28巻での敗北を、あれはあくまでもゲームでした遊びでしたと語る渋川。護身完成者の達人が負けた理由にもなっています。決闘は殺し合いと考えれば、死及びそれに匹敵する危機を回避する護身センサーが発動しなかったのも分かります。というワケで、遊びで負けました。
 再戦ではジュニアを圧倒。手負いではなくても、ジュニアは所詮スポーツマンと考えれば危険はない存在です。神山が当てて来ないのを知って戦い続けるチャックみたいなものです。だがしかし、象山はこの世界にはいない。

愚地独歩
 途中からスポーツではない真剣モードに入る独歩。しかし回し受けからの反撃に更にカウンターを仕掛けるジュニアの天才ぶりの前に敗北。ボクサーのパンチを受けると蟻が這い上がるという説明の中敗北。

「あの勝負はもちろん坊やの勝ちさ だけどどうでェ… 現実にこうして俺らは坊やとやりたがっちまってる」

 独歩は前回の負けは認めた上で再戦。ベストコンディションではないのを知った上で、でもそれが「こっちの世界」と語っています。弱点を攻める、言葉で翻弄する、など駆使して独歩勝利。相当の洗礼を受けています、ジュニア。思い返すと、範海王はスポーツマン状態のジュニアに瞬殺されてたんだなあ。

(20051111)


■0455:板垣恵介×山内雪奈生「バキ外伝 疵面」1巻/漫画/コミックス

 山内雪奈生の手によるバキ外伝。かなり板垣恵介的な絵柄で、従来の板垣漫画読者にも違和感なく受け入れられる内容です。こういう絵を受け入れられる時点でどうかともちょっと思うのですが。山内氏もこういう絵しか描けない人なのかも。

 内容は、花山薫を主人公にした任侠エピソードの連続。バキとの戦い以前だったり以後だったりと、時系列には従わずに色々なエピソードが描かれています。やはり花山は燃えます。

第1撃:拳
 オール4Cによる花山の描写。そしてその描写のみで終わるのが強烈。これ、雑誌掲載時は確か袋とじだったんだよなあ。それで立ち読み不可能で各話追っかけるのをやめて単行本派になったのですが、ここまで紹介のみだったら2話から追っかけても良かったかも知れない。
 「破壊力=体重×スピード×握力」という花山造型が改めて炸裂。この方程式は今でも板垣氏は信仰しているのか怪しいのですが、それでも尚その描写で押し切るのがイイ。花山は今まで一度も本気で拳を握ったコトがないのをブラックホールに例えているのも圧巻。自分で拳を握りつぶしてしまう、とか意味不明。バクバクの実で自分を食べるようなものでしょうか。

第2撃:挑戦状
 金バッヂ狩りのヒロシとの話。ヒロシはどことなく餓狼伝キャラっぽい雰囲気。同じ板垣漫画とはいえ、バキ世界に住む花山の敵ではないです。デパート屋上のモブシーンがテキトー過ぎてびびります。
 花山はあれから二度負けているなんて言ってますが、誰と誰を指しているのか。バキと勇次郎でしょうか。克巳は? 雑誌掲載時にはバキが中国に行ってるのを匂わせている台詞が修正されているので、まだ最大トーナメントが開催されていない時点でのエピソード扱いにしたのかも知れません。そんなの抜きで、克巳に負けたのはあれは試合だから、殺し合いじゃないから敗北カウントには入ってないとかそういう理由でしょうか。

第3撃:花火
 看守が最悪です。鼻毛とか目の充血とか歯の欠けっぷりとかカップラーメンとか。放尿して、また花山にびびってもらしたりと、スペック並に巨大な膀胱を持っていそうです。読み終えてオチが分かってから再読すると、花火を打ち上げるのに何であんなにびびっていたのかが違う意味で分かって面白い。こんなコトで組長呼んでいいの?怒らないかな?的な葛藤があったんでしょう。

第4撃:一からッ!!
 上田光輝は何気に凄いんじゃないの? 雑誌を破ったり、10円玉を曲げたりと。プチ花山って感じで。あくまでも芸、と見られてたのかな。それともそれを自ら強さのバロメーター的に公開してるのにしょぼさを感じたんだろうか。
 ビンを握力(圧力)で縮めるってのは、流石に無理臭い。すっぽり両手に収まるビンを縮めるのならギリギリありですが、あの場合は押さえ切れてないトコロが割れたりしそうです。栓が飛んだり。

第5撃:Tーレックス
 疵顔のタイトルに相応しい男、T-レックスこと登倉竜士が登場。ティラノなんとか、と語る医者が熱い。ティラノまで出たら全部出るだろ。登倉の13歳時の絵もかなり面白いです。ランドセルがえらい小さく見えます。ギャグ漫画みたいだ。浦安のバキパロみたい。

第6撃:願い
 登倉が背後から現われてメチャクチャびびってる神心会4段が最高。そして遂に花山と登倉が対峙。五名の死刑囚の他にもう一人、なんて強烈な登場をした登倉との激戦が期待されるトコロですが、何でもこのままあっさりと退場するらしいです。本家バキのような展開を何故外伝でもするのか。山内氏の案なんだろうか。それを見た板垣氏が、もっと凄いスカシかましてやる!と意気込んでマホメドジュニアがああなったのかも知れません。

(20051111)


■0454:山田風太郎「忍法創世記」(出版芸術社)/小説

時は室町後期の南北朝時代---。隣接しながら敵対関係にあった大和の柳生と伊賀の服部は、奇妙な形で和合しようとしていた。たがいに三人の男女を選び交合合戦を行い、敗者が勝者に嫁入りもしくは婿入りする、というのだ。だが、この試合は、やがて三種の神器を争奪する南朝と北朝の代理戦争へと発展していくのだった……。

 未刊行であった最後の忍法帖長編です。最近文庫落ちしてたなあ。というワケで慌てて(というほどでもないけど)読みました。刊行されてなかったのは例によって作者の山風が渋っていたかららしいのですが、この作者の作品はどれも面白いので作者自身の評価がイイ意味であてになりません。今作も面白かった。

 とは言っても他の忍法帖などに比べて何かインパクトにかけるものはあります。構図が明確になるまで相当助走が必要な内容になっていて、山風は結構そうした「構造がシンプルか否か」で自作を評価してるような気がします。そういう意味では確かに山風が出し渋る内容なのかも知れませんが、結果的にうねりまくる前半パートが「先の見えない展開」になっていて、どうなるのか気になって作中世界に引き込まれてしまいます。

 割りと序盤に沢山のキャラクターが出てくるのですが、コイツらの重要度が薄い、というか強い設定なのに見分けがつかない雑魚多数的な印象なのが勿体無かったかも。後半人数が削がれていってようやく読者的にも本腰入れて残りの連中の行く末を見届けようという気になります。

 後半部分ではようやく構造が安定してきて、ほぼタイマンチックな忍法帖のノリ。一試合一試合、結果が先に予想できるのですが、それでも過程のアイデアで読ませます。久々の忍法帖、というか久々の山風小説、堪能致しました。

(20051109)


■0453:WJ49号/漫画/連載

ナルト
 シルバーセイントよろしく1ページ使って登場するシノ・キバ・ヒナタ。シノも蟲ぐらい撒き散らしておけばすぐ分かるものなのに。赤丸は三年でかなりデカくなっています。結構ここ突っ込みドコロなのかも知れませんが、最近ネットで柴犬の画像を眺めてて、生後4週間と7週間でえらい違ってたのを知ってるので、赤丸の巨大化もありかな、なんて思ってしまった。いや、ないだろ。展開次第で特殊な犬という設定が付加されるかも知れないレベルでしょ。

アイシールド21
 ランフォース。行動を無意識下で制限しちゃってる技術のようです。奇しくも今週のテニスの王子様にも似たような技術が出てきました。

 赤羽は本物のアイシールドなのかどうか、読者はかなり偽物気分で読んでいるので、セナが本物凄いとか言ってるのが非常に白々しいです。これで本物だったりしても盛り上がらないし、何か勿体無いです。

ワンピース
 ギアセカンドでは技名にJETがついています。ギアサードでは何がつくのでしょうか。この「ギア」ってワンピースらしからぬ技が先週出て以来、自分は夢を見続けているのかと何度か思っていますが、現実らしいです。むしろ伏線張り足りなくて余裕綽々と思ってた尾田氏、意外とネタ切れに苦悩しているのかも知れません。頑張れ。

 ルフィVSブルーノに比べて後半一気にネームが増えて別の漫画を読んでるかのような感覚に陥ってしまった。

リボーン!
 偽六道ことランチア敗北。写真に写っていた時、目が「六」だったのは今後明かされるんでしょうか。操られていた、というのも謎過ぎます。

ブリーチ
 ディ・ロイが余りにも不憫です。イチイチ雑魚説明されています。半年かけて引っ張り殺されたマホメドジュニアよりはマシと思わなければ。
 袖白雪はやけに白さが強調されています。何故にそこまで。一護の斬魄刀との対比、あるいは、アニメスタッフへの牽制でしょうか。

 前回といい、「名乗り」がやけに強調されています。斑目一角は堂々と名乗っています。名乗る名乗らないの組み合わせではルキアVSディ・ロイと正反対ですが、どっちにしろアランカル勢がカッコ悪いような流れにするのは何か久保氏凄い。

べしゃり暮らし
 せっかくボケに乗ったのに一人で受けちゃう辻本。上妻の逆恨み的な逆襲が始まるのでしょうか。辻本も悲惨です。

ジャンプラーメンプロジェクト
 今回初めて気付いたんですが、これ第6回ってなってますね。ていうか石神何やってんだよ。

太臓もて王サーガ
 「結局ただのでかいオッサンじゃねーか!」。ただのでかいオッサンという表現が面白いです。ただの、じゃないよ。

 テコ入れってのは、どこかの要請だろうか。作者自身が新境地を狙ったという意味だろうか。とは言ってもどことなくヒロイヤルシティー路線なので作者が無理してるとかそういう違和感は感じませんでした。

テニスの王子様
 青学があまりにもノーマークなのがウケた。王者マニアの会話みたいなのに、思い出したように王者を負かしたトコロを語り出している会話が凄すぎる。

 ていうか今回は本編よりも、直前のページの「30.5」の宣伝が面白かった。描き下ろしイラスト、出し惜しむのはいいんですが、目線はひどすぎる。イラスト自体、すげー雑っぽいし。

タカヤ
 結構この作者も時間と戦っているのかも知れない。扉のシンプルさを見てそう思いました。

 最後のページの愕然とするヴォイドに何故か冨樫漫画のキャラっぽさを感じてしまった。何故だろう。
 自分はデスクラッシャーを一発食らっただけなのにと恐怖を覚えてますが、デスクラッシャーはあれキツいでしょ。

魔人探偵脳噛ネウロ
 ビフォー・アフターの扉はギャグとして済ましてますけど、弥子の首輪は相当エロいですよ。ワケ分かんない道具いっぱいあるし。

 吾代の過去の取立てっぷりの描写に引いた。そういや吾代はその筋の人間だったんだなあと改めて認識。

 ユキは何か特殊な能力を使ったのでしょうか。板垣漫画の住人のように背景歪めています。直後、吾代がコケてますよ。答えは酸素? 単なる疲労の可能性も捨てられない。

デスノート
 二ア、ライトに迫り過ぎ。この調子じゃメロより先に死ぬんじゃないかと思えてきます。

DGサポーターズクラブ
 星野先生急病のため、「D.Gray-man」はしばらくお休みだそうです。急病って何なのかとても気になります。星野先生は女性だと思っているので、女性漫画家が深夜にコンビニに弁当を買いにいったら途中でヤンキーに捕まって大変な目にあって心の療養中なんじゃないかと思っています。合ってる? 合ってますか?

ピューと吹く!ジャガー
 「あ…じゃあ私も3本!」って人は誰? さやか? 高菜以外にこのビジュアルの女性ったらさやかってのがいたっけ? 序盤のジャガーが説明してる時既にいるからこの人もサクラですよね? 結局一本も売れてないってオチですよね?

(20051108)


■0452:今週の餓狼伝/漫画/連載

 松尾象山が入り込んできて、このチャック・ルイスVS神山の実情を解説。神山の寸止めは常にチャックよりも先に届いていた様子。バレテル、等と愕然とするチャック。負けを認めますが、神山の寸止めイズムに付け込んでそのまま続行しなかったのは、象山の凄味に怖気づいた為かも知れません。
 会場の全員に伝わってる解説かと思いきやアナウンサーの台詞から察するにボソボソと言ってただけっぽいです。象山、実はチャックのプライドを傷付けないように気遣ってくれてたのかも。

 それにしてもこんなスマートな決着は意表外でした。最近は独歩や渋川のえげつない振る舞いを見て闘いのシビアさを痛感していただけに、あまりにも清々し過ぎます。そういや今日何かの雑誌の表紙で独歩と象山がにらみ合ってるようなのを見たなあ。確かに正反対だ。象山、この場は試合と割り切っているだけで実戦ではえげつない人間なのかも知れませんけどね。

 次は2回戦最後の試合。姫川と誰かの闘いです。順当に姫川勝利が予想されるので、試合の過程にどんな味を加えてくるかが見どころですね。バキVSズールみたいな味が欲しいです。

(20051108)


■0451:10月まとめ/雑文

▼10月購入書籍▼
マイケル・スレイド「斬首人の復讐」(文春文庫)
南條範夫「駿河城御前試合」(徳間文庫)
山口雅也「奇偶」(講談社ノベルス)

▼10月読了活字本▼
恩田陸「麦の海に沈む果実」(講談社文庫)
西尾維新「きみとぼくの壊れた世界」(講談社ノベルス)
マイケル・スレイド「斬首人の復讐」(文春文庫)
有栖川有栖「幽霊刑事」(講談社ノベルス)
大阪圭吉「とむらい機関車」(創元推理文庫)
京極夏彦「今昔続百鬼-雲」(講談社ノベルス)
山口雅也「奇偶」(講談社ノベルス)
小松左京「ゴルディアスの結び目」(ハルキ文庫)
川上弘美「センセイの鞄」(文春文庫)
山田風太郎「忍法創世記」(出版芸術社)


 10月はかなり読めた。感想が追いつかないのは、個人的な事情です。自分的に、厚めでしばらく読めそうもないと思っていた作品を数冊片付けるコトができたのが嬉しいです。まあ、10月は結構職場をサボタージュしちゃったからね。

 色々とやりたいコトがあるのですが、先延ばしになっちゃってます。リンクも調整したいなあ。張ってくださってる方々、ありがとうございます。気付いてはいるのですが、張り返しが遅れててすみません。

(20051103)


■0450:今週のバキ/漫画/連載

 今週は二本立て40ページ。一話40ページとかではなく、ホントに20ページ×2話の二本立てでした。扉も二回あるし、アオリも各話でイチイチあるの。大昔ドラゴンボールで二本立てがあったのを思い出したけど、DBの場合、雑誌の中で掲載位置を散らしていたなあ。今回のバキの場合は連続して掲載。

 前回ラストで、バキはジュニアに気付けをしているのかと思ったのですが、あれは締め殺しにかかっていた様子。そしてマホメド父が乱入してバキをふっ飛ばします。バキ、殺す気満々だった旨を白状。こいつも随分変わりました。戦いの果ての絆、とかもうないじゃん。殺されずに殺す、と語ったジュニアの言葉がバキの逆鱗に触れていたようですよ。殺される覚悟がないジュニアにムカついたみたい。生き残るのが前提の緋村剣心イズムは、今のバキには邪道でしかない。

 そして間髪入れずに父親勇次郎への宣戦布告。勇次郎はそれを受けた様子。最後のバトルにいよいよ突入でしょうか。二本立ての合間に「次号、重大報告」なんて告知がありましたが、バキシリーズ第二部「バキ」終了、そして最終章第三部の開幕の告知じゃないかと思っています。第三部のタイトルってどうなるんだろう。

 いやー、それにしてもマホメドジュニア編は無茶苦茶でした。半年以上やってたのにこの結末。これから復活するんじゃないかと一縷の望みもありますが、その望みは範海王復活の時も抱きましたので、まあないでしょう。実は死んだフリしてて、シコルスのように不意打ち狙っているのかも知れませんが、バキと勇次郎が会話し始めて生き返ろうにも生き返れなくなっているのかも知れないです。マホメド流の完成って、何だったのか。父親のほうが板垣世界の住人らしいまま、ジュニア退場でしょうか。

(20051103)

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