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■0449:WJ48号/漫画/連載

ワンピース
 「ギア2」でパワーアップしたルフィ。一体何をしたんでしょうか。足のほうから何か移動しています。そして今まで使っていなかった理由付けはどうなるのか。寿命が半分減ったりするのでしょうか。

 バスカビル裁判長はあれ人間じゃないんじゃないかと思えてきた。三つ首なんて、奇形じゃん。何かの道具に悪魔の実(ヒトヒトの実)を食べさせてああなったんじゃないんだろうか。何の道具かは予想がつかないんですが。
 まあ、普通に人間で、これからイヌイヌの実モデル・ケルベロスになる可能性もあります。

アイシールド21
 帝黒学園なる関西の学校名が明らかに。この漫画なので、名前が駄洒落ていてもホントに強いんでしょうな。盤戸以外からも引き抜きまくってて物凄い強いトコロなのかも。

 キック対決がキーのようですが、どう捉えていいのか分からないです。キック自体は単品あるいは自チームの連携の中の一つなので、対決と言ってもどういう風にぶつかるのか。自分らしいキックを放てなくなったら負けとかそんな消耗戦でしょうか。

ブリーチ
 ルキアの斬魄刀『袖白雪』公開。初の舞『月白』にてアランカルのディ・ロイを撃破。ここまで弱いとヴァストローテじゃないのじゃないかと思えてきますがどうなんだろう。藍染、どっかの大魔王の「今のはメラゾーマではない。メラだ」みたいに「彼らはヴァストローテではない。アジューカスだ」なんて言い出しそうです。

 「袖白雪の氷結領域だ」なんて台詞から察するに、この斬魄刀そのものの能力が氷結系らしいです。初の舞が氷結技だったというワケではなく。今後も月絡みでネーミングは統一されるのかな。

銀魂
 痰とか最悪だよ。女性だろうがギャグの為に平等に扱う作者に感動。

べしゃり暮らし
 「何を人の頭をジロジロ見とるのかね矢田先生!」の前のコマ、ホントにジロジロ見てますね。

Dグレイマン
 リナリーが殴り蹴り嬲られて傷だらけになってる絵は燃えるなあ。エロ過ぎだなあ。

 エシは重力を操作して、ダメージを与える毎に相手に重力を加算する様子。メンタルにもエロいなあ。体重計に乗ったら凄い数値を示しちゃうなんて、並の乙女にはキツい攻撃です。

太臓もて王サーガ
 「黙っててもオーラ出まくりの」。パロディなのか普通の台詞なのか区別付かなくなってきた。

 「シンナンナ ケツメンド イジビ・ドンズ ジゴンス・イド」ってのは何? バスタードのそれっぽい詠唱? ハーロウィーンって感じの呪文あったなあ、そういや。

ジャンプ検定試験
 成績優秀者大発表。本名さらし企画出ました。年齢も出して欲しい。

ボボボーボ・ボーボボ
 「全部広じゃねーか!!」に笑った。広なんて覚えてないよ。

タカヤ
 ちゃんと大会が続いてたのにちょっと驚きました。幽助VS黄泉のような可能性も本気で考えていたので。グローブに噛み付いて連打を封じるという暴挙に出ました。普通に空中に放り投げるのも驚愕。マジな格闘漫画になりきれない、とは言ってもキン肉マンほどデタラメじゃないのがなんとも言いがたい漫画です。

デスノート
 魅上のキャラクターが説明されました。第三者の語りという形ですので、その履歴にウソはないんでしょうな。こんな感じではっきりした部分があったほうが読者としては有難いです。相当ピュアにキラを妄信している感じ。リュークもライトに報告するんでしょうが、ライトはそれでも危険と見るのかな。今後魅上がLの存在を疎ましく思い始めたら面白くなります。Lを憎んでキラを信仰、そして「L=キラ」という事実。あしながおじさん的、あるいはキャッツアイ的な形式ですがそれでも面白くなりそう。

テニスの王子様
 遂に「テニスの王子様イラスト集30.5」なんてものも発売されるんですね。

 本編。雨にて残りの試合は翌日に延期になりました。「審判団も慌しくなってきたしね…」って、雨でやっとですか。人が光ったりしても普通に「15-0!」とか言ってる審判が雨如きで。ドチャドチャ氷帝マーチ歌いながら引き上げるコマが面白いです。樺地、キャディ扱いだし。今の今まで善戦してた男に何やらせてるんですか。

 宍戸・鳳のダブルスに恐怖を感じる竜崎先生。手塚が外を見ると黄金ペアの姿が。何かを思い詰めて、「いえ1組だけいるかもしれません」と語る手塚。大石が早くも復活するのでしょうか。手塚は九州回想の前科があるので、大石と菊丸の姿は全く関係ない展開が待っているのかも知れません。

魔人探偵脳噛ネウロ
 春川英輔は何をやらかそうとしてるのか。突然変異ではないサイのような超人を送り出す敵になったりしてくれるのかも。

 「生まない女王様(イビルバジャー)」はよく見るといかがわしいデザインしています。デイビットに納豆食わせまくる罰は、松井先生が納豆嫌いというワケじゃなく、外人は納豆嫌いだろ、ぐらいのフォーマットに則って描いたのかな。

 デイビットが語る「格」の話はここでは出力の仕方で悪徳になってますが、個人的には納得度もあるんですが。弥子の反駁がじゃあ格下のところにこないで格上の中に居ればいいじゃん的な返し方だったのがイイですね。要するに、プロが同人誌出してるんじゃないよ冨樫先生という話ですウソです。

 ネウロが銃でダメージを負っていた様子。弥子並びに人間世界に触れて行ってるから、ネウロ自身も変わってきたという仕込みでしょうか。

ピューと吹く!ジャガー
 ピヨ彦がガラガラの電車で立ってるのが腑に落ちない。自毛に笑った。

(20051031)


■0448:せがわまさき「Y十M」第14話/漫画/連載

 カラーの回です。見開き扉で堀の7人の女。すっかりくの一っぽいイメージがつきました。

 本編は修業シーンです。これは地味だ。未だに読者の自分には七人の区別がロクに付きません。今回はドジっ子シーンを何度も挿入して印象付けようとしてるキャラがいましたが、それでも見分けがつかない。ドジっ子は複数だったのかも知れない。

(20051031)


■0447:今週の餓狼伝/漫画/連載

 チャックの懐に飛び込んでは寸止め、んで返り討ちにあう神山。そんな図の繰り返しです。血だらけになった神山に、遂に審判が割って入ろうとすると、象山登場。

 象山はチャックこそが血だらけだと断じます。寸止めがヒットしてたら3回は死んでるぐらいのダメージを負っていた、とでも言いたいのでしょうか。チャックもそれに気付いていたので象山に「血だらけじゃないか、お前が」と指摘されて愕然としてるような。ばれてる、ヤバ、てな表情。チャック、あわよくばこのまま黙ってて寸止め神山をダウンさせようとしてたのかも知れません。セコイ。せこいけど、相手が勝手に寸止めしてるんだよなあ。実力者だから、神山の強さもわかって、でも続けてたのに。

 次回辺り、象山の一言で見た目としては劣勢の神山に勝利が言い渡されるのでしょうか。その流れが自然に思えるのですが、ここは意表を衝いてチャックに勝利が言い渡されて欲しいなんて思ったり。ああ、でも、「神山を逆に寸止めで倒す姫川」の絵が浮かんで仕方ない。

(20051030)


■0446:グレッグ・イーガン「しあわせの理由」(ハヤカワ文庫)/小説

適切な愛/闇の中へ/愛撫/道徳的ウイルス学者/移相夢/チェルノブイリの聖母/ボーダー・ガード/血をわけた姉妹/しあわせの理由 以上9編収録

 SFの短編集はアイデアといい世界観といい内部ジャンルといい、縦横無尽のネタが出てくるので、一冊読むと凄く疲れます。疲れるけど、心地良い疲労です。いい意味で「統一感がない」です。好きなアーティストのアルバムを聴くような感覚です。何でも詰め込まれてるオモチャ箱感覚。でもやっぱ難しいです。SFは。

 この短編集では「愛撫」「チェルノブイリの聖母」「しあわせの理由」が良かった。「愛撫」は状況の異常さが強烈に印象に残っています。小説なのに、要所要所のシーンが強烈にビジュアルとして脳に焼き付いています。「チェルノブイリの聖母」は先が見えそうで見えないもどかしさがいい。表題にもなっている「しあわせの理由」は、序盤だけで切なくなった。どうなるのか結末が見えないのに、終始切ない気持ちになった。

(20051030)


■0445:恩田陸「麦の海に沈む果実」(講談社文庫)/小説

三月以外の転入生は破滅をもたらすといわれる全寮制の学園。二月最後の日に来た理瀬の心は揺らめく。閉ざされたコンサート会場や湿原から失踪した生徒たち。生徒を集め交霊会を開く校長。図書館から消えたいわくつきの本。理瀬が迷い込んだ「三月の国」の秘密とは?

 連作ともメタ構造とも取れる「三月は深き紅の淵を」の中の一章に、設定を新たに付加して物語性優先で描いた作品、という受け止め方をしました。面白かった。
 最近は恩田作品の味わい方がやっと分かってきたような感じです。あるがままに、ジャンルなど考えずに恩田陸の創り出す幻想空間に飲み込まれよう、登場人物(主に主人公/語り手)の瑞々しい感性に浸ろう、という感じです。で、そんな思いで読んでいたので、ラストは何気に衝撃的だったなあ。

 全く個人的なコトですが、舞台がどうやら釧路らしく、ガキの頃年に一回は祖父母の住む道東に行ってた自分としては、あの灰色の空を思い出して無駄にノスタルジーを感じました。「ネバーランド」の男子寮設定といい、恩田陸は個人的なノスタルジーが思いっきりヒットする時があります。

 笠井潔が解説です。例によってネタバレが恐いので、解説は最後に読みましたよ。恐ろしいことに、本書でなく「三月は深き紅の淵を」を詳細に解体していました。恐い恐い。

(20051030)


■0444:WJ47号/漫画/連載

ナルト
 握手を求めて動かなかったナルト。ガアラ、カッコつかないので無理矢理砂でナルトの手を動かしたように見えちゃいます。

 新キャラのトビはあのまま窒息死します。更に新キャラでサイが登場。これはホントの新キャラですか。トビじゃないんでしょうか。

アイシールド21
 今更ながら「本当のアイシールド21」という表現は凄いうさんくさいです。本物のアイシールド21と本当のアイシールド21は別表現なのかも知れません。超サイヤ人と伝説の超サイヤ人を別物にしようとするぐらいうさんくさいです。

 スパイダー・ポイズン。理論的には納得できますが、実戦に即応用できるかというと難しそうです。データがあろうと無理臭い。が、そんなハッタリも「赤羽が調べつくしてくれから」というコトになりそうです。52ページ中段のコマがいいですね。理論としては地味なスパイダーポイズンをビジュアルとして露骨に描いてます。

ブリーチ
 戦闘の組み合わせが決まりました。グリムジョーだけまだ相手不明です。エドラドはハゲとマツゲの二人を相手にするのか。同時展開になったので、最初に描かれる戦い以外はみんな凄い勢いで省略負けする可能性が出てきました。

 個人的にはナキームに頑張って欲しいトコロ。乱菊を少しでも剥いて欲しいトコロ。服を溶かす攻撃とか服を切り刻む攻撃とか、そういう方向でお願いします。とか書いた時点で先週乱菊が全裸だったの思い出した。

べしゃり暮らし
 辻本潤は放送形態で本性を現してきました。圭右とそれなりに上手く行けるようなノリに思えつつも、最後の子安のコマや、これまでも奈々の不安げな表情が何度も入ってきてたので、やっぱ一悶着起こるんでしょうなー。その程度の予定調和があったほうが読み手も受け入れやすいというのも考えていそうです。森田先生ベテランですし。

太臓もて王サーガ
 10週越えしてからパロディに微妙な邪悪さが漂ってきたようなこないような。気のせいだと思いたい。

テニスの王子様
 そえるような、脱力したようなラケットの持ち方で豪快にパワーを見せ付ける樺地に恐怖。樺地というか、卓球雑誌を見ながらポーズを描いたんじゃないかと思えてくる絵に恐怖。

 「雨に対応してる手塚」はトレースできなかったのでしょうか。どうせなら、樺地に落雷とかそんな感じの『偶然』の終焉でも良かったかも知れません。今回の決着じゃ…まるで実力の差で勝負が決まったみたいです。

デスノート
 魅上の度量に危険を感じ始めてるかのような最後のライト。トーンに紛れていますが冷や汗すらかいてます。現段階では、鉄馬のようなマシーンっぽさを感じさせる魅上ですが今後自我が芽生えていくのでしょうか。魅上の動向に注目、というシンプルさで今後はこの漫画を読んでいきたいです。二部になってから複雑になってたのでシンプルに注目点が自分的に生まれたのが嬉しいです。

こち亀
 わざわざ捕まりに来るとか、極道との野球の回は今回も面白かったです。

魔人探偵脳噛ネウロ
 「ドアをたたくデイビットさんの姿は… こう見えていたことでしょう」

 僕なら開けるなコレ。面白過ぎる。絶対開けちゃう。

 教授の役回りはどうなるんでしょうか。今後もたまに出てくるレギュラーになったりするのかな。コレっきりで終わらせるには中途半端にキャラ付けしてると感じるんですが。へらへら笑ってるけど、実は死んだ露木の血縁者とかなんでしょうか。ビジュアル的になんとなく。

タカヤ
 来週、格闘大会がすでに終わってる状態から話が始まったらどうしようという不安…というか期待で一杯です。「優勝した透間さんはやっぱ凄いなー」とかそんな会話してるの。

ピューと吹く!ジャガー
 最初からずっとラジカセだったんだろうか。

(20051026)


■0443:大阪圭吉「とむらい機関車」(創元推理文庫)/小説

私が何故鉄道を退職たか、何故毎年三月十八日にH市へ出掛けるか、これには少しばかり風変わりな事情があるんですよ。元鉄道員が語る、七日ごとの不可解な轢死事件の顛末とは。数々の変奏を生み出した名作「とむらい機関車」を劈頭に、シャーロック・ホームズばりの英知で謎を解く探偵、青山喬介の全活躍譚、金鉱探しに取り憑かれた男が辿る狂惑の過程を容赦なく描く「雪解」と、海底炭坑という舞台を得て物された、最高傑作との呼び声も高い本格中篇「坑鬼」----以上九篇に併せて「連続短篇回顧」などのエッセイを収録。

 昔の文体というのは、それだけで何か独特の味わいがあります。同じ日本語でありながら別言語であるような、懐かしい雰囲気。昔の映像作品もそんな感じですな。乱歩の時代の文体を今の文体と比較して批評するのはあまり意味を感じないです。これはこれで、凄く味がある。

 青山喬介を探偵役に据えた連作は確かにシャーロック・ホームズ、さらにはポーの「モルグ街」の味わい。オチやトリック云々よりも、文章の齎す雰囲気にどっぷり浸れます。ノスタルジーです。僕、この時代に生きていたわけじゃないのに。

 僕としてはタイトルにもなっているノンシリーズの短編「とむらい機関車」がこの短編集で最も好みでした。これで引き込まれたなあ。

(20051023)


■0442:マイケル・スレイド「斬首人の復讐」(文春文庫)/小説

雪深い山中で次々発見される首なし死体。一方、竹刀でも被害者を斬首、その首を警察に送りつける事件が発生した。<デキャピティター>と<ヘッドハンター>、カナダ全土を脅かす二人の殺人鬼をつなぐものとは----?

 シリーズ6作目。文春文庫に移行して、二階堂黎人のような邦題になってからは三作目になります。今回はデビュー作「ヘッドハンター」の真の完結編とでも言うべき内容になっています。「ヘッドハンター」のラストは、あれはあれで衝撃的でしたので(すごい後味が悪い)、こういう形の続編が出来るのは、正直なトコロ複雑な気持ちですね。「ヘッドハンター」はあれで終わっていてもノワールとして面白いのですが(当時はホント嫌な気持ちになったものですが)。数年越しでこのような形で真犯人が作中でも相応のラストを迎えるというのは、シリーズものの手法として真新しいです。結果的にそうなっただけかも知れませんが。

 「ヘッドハンター」を読んでいる読者にしてみれば、ネタが割れた上で(犯人が分かっている状態で)、そこをどう崩していくのかという部分に熱さが出てきます。犯人のミスというよりも、「ヘッドハンター」の際に残された僅かな痕跡/矛盾点を、作中人物が気付いて追い詰めていく感じですね。

 それだけだと1作目を読んでいた読者には面白くないかも、と感じたのか、今作用のネタもあり(デキャピティター)。これも意外な犯人でした。マイケル・スレイドの小説は、サイコチックな形態でありながら、登場人物の誰かが犯人であるというあたりに生粋のミステリ(フーダニット)の血を感じさせます。そしてフーダニットこそが本格で一番燃える。根っこの部分でそういう古式ゆかしき本格魂を感じさせるシリーズなので、夏来健次の邦題はある意味それをしっかり汲んでいるように思えてきます。

 シリーズが進むにつれて登場人物が肥大化していくのも魅力の一つかも知れません。僕はそろそろ分からなくなってきていますが。数年に一作の翻訳なので忘れちゃいますね。そして登場人物が増えながらも、誰がいつ死ぬか分からないノリもまた熱いです。固定キャラのファンに媚びない作風。お前は冨樫義博かよ。

(20051023)


■0441:今週のバキ/漫画/連載

 先週書き忘れました。先週は何だか信じられないほどのコンマ描写でした。餓狼伝でも似たようなのがあったなあ、と思いましたよ。

 そして今週は気絶から目覚めて肝が据わったジュニアにバキの金的攻撃が炸裂。気絶は一瞬と思わせて実は数時間落ちてたんじゃないかと先週ラストの段階で想像したのですが、それはなかった様子。喋ってる途中で金的ってのはえげつないです。ジュニア、覚悟を決めたようでまだまだ甘かったのかな。マホメド父は苦虫を噛み潰した表情でジュニアの演説を聞いていましたが、容赦なくバキが攻撃を仕掛けてくるのを察しての表情だったのでしょうか。

 金的を食らい再び落ちたジュニア。バキ、今度は気付けをしています。随分と一方的ですが、ジュニアはこの戦いの中で「完成させる」と予見されてるのでまだまだこれからなのかな。背中にキリストの顔でも宿すのでしょうか。そしてこの二週、40ページほどで3発しかお互い放っていないという事実。作者、そういう記録に挑戦してるんでしょうか。

(20051022)


■0440:WJ46号/漫画/連載

ハンター×ハンター
 ありがたみがあるんだかどうなんだか分からない巻頭4C。4ページあるけど扉2枚というノリ。王の名前は、こいつがメルエムで決定なのか。双子のちっこいのに名付けられる可能性はなくなったんだろうか。

 本編はキルアの復活と、イカルゴとの友情話。キルアの考える友達(ツレ)考/定義が中々熱いです。命を賭ける、に関するキルアの考え方も熱い。ボマーが自分の命すら軽く扱っていたような時があったのを思い出したなあ。あれって既に二年ぐらい前なんだろうか。

 アカズの少女に危険因子を感じるシャウ。ストレートに殺したりするんでしょうか。「少女を殺す→王に罰を受ける(死)」ぐらいの流れ。自分が死んでも王の危険を取り除くコトはしそうなので。ですが、アカズを殺すと逆に王が負けたまま終わって王自身が納得が行かずに弱体化しそう、という辺りまでシャウは考えて、躊躇いそう。

ナルト
 チヨバアはあくまでも医療忍術をしていた、とナルトは思っていた様子。ナルトだけじゃなく、サクラやエビゾウら一部を除く大半が、そう考えていたと思いたい。じゃないと先週ラストの見開きで喜んでいた多数が非道です。

 デイダラが復活。分身を爆発させて自分は潜っていました。しょぼい。そしてトビなる暁候補メンバーも登場。なんで正規の暁たちすらデザイン/設定があやふやな中で候補キャラが出てくるんだろう。候補なのでその辺の中忍とかに倒されても問題ない、からでしょうか。

ブリーチ
 グリムジョーだけではなく、ディ・ロイ、シャウロン、エドラド、イールフォルト、ナキームなるヴァストローテが現世に侵攻。デザイン的に雑魚臭漂いまくりですが、どっちみち話が進むにつれて残りのヴァストローテは瞬殺されるコトになるので、後で振り返ると、こうして活躍の場を与えられただけこの6体はついてた、と思える日が来ます。一話につき死神とサシ勝負、それで負けてもその一話活躍できます。

アイシールド21
 トーンが張れなかったのか、そういう効果なのか分からないコマがありました。体型/人数を無効化する赤羽の技術の秘密は明かされるのでしょうか。範馬勇次郎のように力の流れが見える、達人渋川のように肉体の反射に付け込む、等のテクニックなのかも。

ワンピース
 調子に乗っていた悪役が愕然とするシーンは中々にカタルシス。これからがまだ長そうなのでほんの一息のカタルシスですが。
 あの倒されたヤツは11人の陪審員の一人なんだろうか。シルエット付きで登場したのに、次に出た時はやられてるコマってはどうなのか。

 ラストにエニエス・ロビー勢力図あり。今回漫画が15Pだったしその為のページ埋め企画なんでしょうが、状況がよく理解できたのでありがたかったです。

魔人探偵脳噛ネウロ
 鍵空いてたけどドンドン叩いて空いてないフリをしてた感じはありますが、それじゃあ普通です。デイビッドが何があったのですかとドンドン扉を叩くコトが、扉に近づかせない意図を含んでいたと予想してみます。露木さんが過去に受けた嫌がらせに大音量スピーカーや布団たたきセットがあるので、騒音が苦手になっていたのではないかと。大きな音から離れたがるように洗脳していたとか。

べしゃり暮らし
 読み切りでの「自分が一番面白い」設定が反映されました。この性格は傲慢なので好感度が落ちるだろうから外してたと思ってたのですが改めて設定に付加。でも圭右はまだ天然という前提があるので、傲慢さが上手く緩和されてるかも。

リボーン!
 「硫酸って人にぶっかける以外使用法あるんですか?」。確かに。漫画で硫酸でてきたら、まずそっち方面です。

太臓もて王サーガ
 あいすが自分で割ったのに笑った。

Dグレイマン
 駄目だー! リナリーが止まらないー! えらい強いですよ。何でこんなに強くなったかというと、スカートじゃなくなったのでアングルの制限から解放されたためです。でも女もシリアスにぶん殴られる、それがDグレイマンの世界です。

こち亀
 ゴールドライタンとか実名まんまでさらに絵にしても大丈夫なんだろうか。版権に大らかな時代の頃のものなら版権に厳しい今でも出していいのかな。

 後半のパチ物ブームの部分とかさりげに時勢を拾ってて上手いと思います。秋本先生は最近みうらじゅんと対談したりでもしたの?

タカヤ
 テコ入れと思われそうですが、この作者が単に飽きっぽくて次々別のコトを思いつきでやっているだけに思えます。

ピューと吹く!ジャガー
 「笛」という漢字の書き取りで、手を抜いて竹と田で埋めてるのが面白かった。ジャガーではなく、作者が手を抜いてそうで。

(20051020)


■0439:今週の餓狼伝/漫画/連載

 気付いたはずだが、などと神山が考えてる辺りから察するに、チャックがジャブを放った最初の一閃には、お互いのみ(あるいは実力者のみ)にだけ分かる何かしらの意味があった様子。一撃必殺の攻撃を寸止めしていた、と考えるのが妥当でしょうか。

 更に飛び込んだ神山を再び打つチャック。しかし今回は描写でもはっきりと寸止めしてたのが分かります。そして神山が咆哮。チャック、ビビりまくりです。この咆哮を、もう寸止め止めます当てていきます当てるぞいいのか当てるぞ!という気迫と感じて、チャックが次回冒頭でびびって「ギバプ」言うかも知れません。

(20051014)


■0438:せがわまさき「Y十M」第13話/漫画/連載

 今回も、鉄斎絡みのエピローグという感じでしょうか。女を売る悪党への念押し。原作ではもっとコミカルだったのを結構シリアスに脅し仕かけてます。原作でもこんなノリだったんだろうか。ちょっと覚えてなかったり。漫画化記念で読み返したハズなのにな。

 鉄斎の死骸を加藤に送りつけるのはえげつなくてイイですね。少年誌中心で漫画を読んでる自分は死体描写も最近見てなかったので、あの死体はえぐい。でもこれでやっと七本槍、一人死亡なのか。忠実に描いてくれるのは凄く有難いのですが、最後まで描き切ってくれるのか心配にもなってしまう作品です。

(20051014)


■0437:WJ45号/漫画/連載

大泥棒ポルタ
 全体的に一話目の構成としては普通に纏まっていましたが、僕の好みではないですね。ポルタは色々と面白属性が付けられてますが、見た目がカッコ悪いです。あの、何よりも頭が特に。パートナーは最初女だと思ってました。そんなに目新しい組み合わせでないので元ネタは特にないんだろうけど、飛影と鞍馬がベースに思えてならない。壁の模様ってのもきっと使い古されてるネタなんでしょうね。僕はルパン三世を思い出したけど。今のジャンプの読者層ってのは、40代後半から50代前半の独身男性が多いので、この漫画はイマイチ受けないんじゃないだろうか。

ワンピース
 ドアドアがかなり応用効いて来ています。他人に押してもらわないとならないぐらいのダメ能力だったと思ってたのに。最近悪魔の実を食べたばかりだったのかも知れません。実は僅かな期間でここまで応用させてたとか。
 回転ドアはかなりエグい。尾田絵だからどうにかなってますけど、これが許斐絵だったら。もっと笑えるのに。

ナルト
 チヨバアを誰も止めないのがひどいよ。

ブリーチ
 目玉を潰して次のページのデブ&その口元アップはギャグだろうか。最初、現世でそんなデブに会ってたのかと思った。どんな昔から放送するのかと思った。

 かませっぽいグリムジョーの登場。次回、現世の死神の誰かと対決でしょうか。今は結構余裕ぶってますが、すぐテンパります。「オンサイドキックだ!!」とか言い出します。ていうか、ウルキオラはマジでヌルいですよ。手に負えなくなるぐらい成長したら確かにヤバイじゃないですか。絶対成長するし。殺さなかったのは、孫悟空が地球を襲撃されつつ相手を逃した時同様「もったいねえ」という思いがあったのでしょうか。お前がそう思われて欲しい。

 ヤミー、ゲタと黒女にやられたと言ってますが、ちゃんと腕やられてるじゃん。

太臓もて王サーガ
 木嶋ゾーンに笑った。初登場時から似た雰囲気は感じてたけど、このネタの衝撃の為に「似てるのは偶然かも」ぐらいのデザインにしてたんだろうか。

リボーン
 帽子被ってるヤツが写真の六道っぽいですね。六道ってのは継承性なんでしょうか。あの「六」の眼が本体ですかね。

 女対決の決着が触れたもんをポイズンクッキングにする「千紫毒万紅」なるファンタジーな技だったのが驚愕。鼻の穴にウジ入ってるのも凄い。

アイシールド21
 アメフト界にも妙な意識があるみたいです。キックチームが攻撃チームや守備チームよりも下、という意識。本格ミステリ読者がサスペンス等他のジャンルを見下して悦に浸るような意識なんでしょうか。

 赤羽は本物のアイシールドなのかどうかも見どころの試合なんですが、中途半端にフィフティフィフティで疑惑を引き摺っている時点で、本物だった時のカタルシスがない状況。
 キックも見せ場になっているのでムサシがガッツリ掘り込まれるのかな? 復帰して最初の試合が負けゲームだったので面目躍如が楽しみですよ。

魔人探偵脳噛ネウロ
 今回の犯人は、外人です。そう考えた理由は、外人がパースグリグリさせながら動機を語り出すシーンが面白そうだからです。

タカヤ
 指を捻じ曲げた次のコマの花房が、まるで照れまくってるように見えた。そして後半取ってつけたかのようなラブコメモード。見ててむず痒くなってきます。

デスノート
 キラを殺し自分も死ぬという言葉から二代目Lにしてキラを夜神月だと絞り込んだ二ア。コマ割りが上手くなって注目どころが分かりやすくなったのですが、その分淡々と推理して辿り着いたというさり気ない感が失われています。でも分かりやすいほうがいいです。

テニスの王子様
 樺地の復活には普通に燃えました。これはラーニング出来ないのか、と思ってた矢先にこの復活見開きは燃えます。次のページも1ページを越える大ゴマで樺地。最後の「ひと雨来るぞ…」でようやく笑えた。

ハンター×ハンター
 パームが別人です。手段のためには何だってするというのはシビアな冨樫世界を生き抜くには必要ですが、もっとキチガイなまでにピュアな感じだったのに。何普通に世界の心配してるのこの女。ゴンに「はあ!?」とか言ってた頃が懐かしい。

(20051010)


■0436:ダン・シモンズ「ダーウィンの剃刀」(ハヤカワ文庫)/小説

ダーウィン・マイナーの職業は事故復元調査員。その仕事はまるでパズルのような事故の原因や事故の裏に潜む意外な真実を、あらゆる角度から科学的に明らかにすることだ。ある事故調査からの帰途、突如サブマシンガンで銃撃された彼は、愛車NSXを穴だらけにされながら、咄嗟の回避行動で九死に一生を得た。襲撃者は、なんとロシア・マフィアが送り込んだ殺し屋だった……

 シモンズの長編を読むのも久しぶり。最初何故かこれをSFだと思って読んでいたのですが、ジャンルとしては冒険アクション、でしょうかね。何でSFだと思ったんだろう。背表紙水色じゃないのに。

 感想としては、シモンズの割りにはライトな感じでした。梗概引用から分かる通り、ロシアマフィアとの戦いというストーリーの本流/背骨はありますが、それとは別に、時折挿話されるダーウィンの事故復元調査員としてのコミカル多めのエピソードが何故か読後印象に残っています。何と言ってもチキンアタックな。あと妙に実名で映画など色んな作品がサクサクと語られるのも印象に残っています。こんな風に書かれちゃ、ゴッドファーザーが観たくなるでしょ(観てないのか自分)。
 終盤で描かれる銃器に関する執拗なまでの描写はこの作者っぽくて楽しめました。でもまあ全体的には、それほどでもなかったかなあ。あくまでもダン・シモンズの作品としては、という意味で。
 で、一応これも「サマー・オブ・ナイト」を起点とする『緩やかな連作』の一つなのかな? 解説では連作から外されていたけど、ラリーって「サマー〜」に出てたんですよね?

(20051007)


■0435:今週のバキ/漫画/連載

 勇次郎登場で観客の台詞に「ブチ壊す気だ!」なんてのがあったのがウケた。シロナガスクジラ乱入にすら対処できるぐらいのセキュリティは、今回は用意してなかったのでしょうか。みっちゃんの表情から察するに。そんな乱入も、事なきを経て一安心。

 久々に登場したバキは、外見的には特に何ら変化は見られず。マホメドジュニアが主役のような最近の状況でしたので、やけに白く見えたぐらいです。立ち読み後しばらくそれを反芻してた時、「あれ? 今回のバキに夜叉猿に受けた傷あったっけ? やけに白かった印象はそれじゃないのか?」等と思って改めて立ち読みしたら傷はちゃんとありました。

 勇次郎が開戦の太鼓を叩いていますが、「はじめ!」のシャウトも勇次郎なんだろうか。ぽいけど。勇次郎も…ホント丸くなりましたよ。

(20051007)


■0434:WJ44号/漫画/連載

べしゃり暮らし
 新連載です。森田先生がまさか本誌でまた連載するとは想像できませんでした。

 お笑いテーマでは何度か読み切りを描いていますが、今回の主人公は傲慢さが全くないので少年層にも好感は持たれそうな作りになっています。天然という属性が上手いですね。自分を天才と語っても嫌味がないです。でもまあ今回一番面白かったのは、34ページのタマキの眼もとのアップですけど。劇画で顔を赤らめてるのはこんなに面白いのか。

ブリーチ
 乱菊の着こなしは着エロのそれです。作者的にはハゲのほうが弄りやすいんでしょうか。実際には数えてないので体感的な印象で語りますが、ハゲのコマ占有率が高い気がします。

 大虚(メノス)のランクが明らかになりました。
 まずは雑兵レベルの『ギリアン』。全て同じ姿をしている、とのコトで相当雑魚扱い。隊長クラスなら倒すのに問題はないと語っていますが、ソウルソサエティに藍染を回収する為にこいつらが登場した時は、隊長たちは結構焦っていたような。
 中堅所が『アジューカス』。グランドフィッシャーあたりもここに入るんでしょうか。ヤミーは…違いますよね? いやグランドフィッシャーも別にあれメノスではないのかな。ただのホロウでしょうか。
 そしてメノスで最上級とされているのが『ヴァストローデ』。虚圏全域に数体しかいない、なんていわれてますが、ラストで藍染の元には20体集まっている様子です。

 20体もいるなんていきなり情報が出てきてもピンときません。その20体はちゃんと戦うのでしょうか。誰かが一気にパワーアップして16体ぐらい見開きで殲滅しそうですが。誰かってのは、まあ主人公の一護あたりですね。

ワンピース
 そげキング、巨人二人を仲間に。ドリーとブロギーの話がここで出てくるとは。ウソップが二人に会ったのを証明する為に笑い方や武器など色々と言ってますが、読者の自分はまったく覚えてないのが恐ろしい。僕がウソップの立場だったら、全然分からずに巨人に嘘つき呼ばわりされて殺されてたでしょう。

 「公正なる11人の陪審員」なんてキャラも出てきました。この期に及んで増やしますか。しかも今回はまだシルエットに包まれていてえらいもったいぶっているし。

アイシールド21
 人気投票でヒル魔、セナに続いて筧が三位ってのに驚きます。進よりも上なのかよ。

 盤戸のユニフォームはスパイダーマンみたいです。これはこれでカッコイイです。

ナルト
 1コマ目が酷い。デイダラ、何の捻りもなく自爆しちゃったんでしょうか。カカシが爆発毎別の空間にデイダラを飛ばしたそうですが、これもまた無念過ぎる。デイダラには是非とも瞬間移動あたりを身につけて再登場して欲しいトコロ。

 チヨバアの転生術でガアラは生き返る様子。サソリ戦にてチヨバアをじっくりと描いていたのであまり唐突感はないです。

ムヒョとロージーの魔法律相談事務所
 1ページ目を見た瞬間、『え!? スティールボールランが本誌に帰ってきたの!?』と思った自分。

デスノート
 相沢が二アの元に。何かこう展開が地味で感想が書き難いですね。2部。小説でこういうのは凄い好みなんですが、2部はいつも「今はタメの段階」みたいに思えてきます。

太臓もて王サーガ
 抱き締めて骨をバキバキさせるのは、グラップラー刃牙幼年期編で勇次郎が朱美を抱き締めて殺すシーンのパロディです(ウソ)。

 修正海苔は…ネット経由の言葉でしょうか。特に海苔って部分が。

 「大体ショッキングピンクの頭巾ってどこ仕様の忍装束だ!」。台詞で色を説明するのはこの作者にしては上手くないかも。
 ラストはあと3分早ければ、あいすがお洋服を着ているシーンにかち合えたんですよ。そういうのを想像させる手法はこの作者らしくて上手いです。

テニスの王子様
 この回想は千歳と手塚を絡ませる次の試合への仕込みだった様子。樺地の立場は何なのか。ていうか千歳って姓なのか名前なのか分からない。多分姓だろうけど。

タカヤ
 バキを分かりやすく子供向けに、という感じの漫画に思えてきました。試合の後の友情とか、見ててちょっと恥ずかしい。

 「準決勝では君と当たることになるだろう」との透間ヴォイドの発言で、透間がクロウに負けると思ってしまった自分はバキ中毒です。
 「オレ様の髪には蟲の体液から作られた秘薬が染み込んでいる どこまでも伸び決して切れない」。そんな風太郎忍法帖ばりのクロウが、ボクサーのジャブなんていう現実の延長のネタで倒されちゃいました。つーかヴォイドのパンツがずり下がっているように見えて気になって仕方ない。

魔人探偵脳噛ネウロ
 次なる事件への導入の回です。列車から立ち上る悪意描写が相変わらずで安心します。列車の中に次の犯人(悪意)がいたというコトなんでしょうが、目立つトコロでは外人、その外人をカモにしてる人物数名、そして謎の研究者。いや外人はネウロの言葉の前フリのみの為に出てきただけで研究者がメインなのかな。

Dグレイマン
 リナリー、あの制服は全裸の上に直接着てるのか。痛くないんだろうか(何が?)。

こち亀
 セクシャルなシモネタはないけどこういうシモネタはアリか。

ミスターフルスイング
 華武をも凌駕する豊臣高校。華武は悲惨ですよ。県対抗で主人公に協力する存在になる為にこんなに一気に落とされちゃって。主人公が全力で立ち向かって打ち負かしていないのに都合で一気に弱体化されています。

ピューと吹く!ジャガー
 何故か一発目のぶどう狩りが一番ツボでした。

(20051004)


■0433:荒木飛呂彦「スティール・ボール・ラン」5巻/漫画/コミックス

 ゾンビ馬というものの正体がまず明らかになります。ヒモでした。ヒモを壁画で馬の絵として描いて、ゾンビ馬。こんな展開は予想不可能です。そのヒモで足を縫っています。それで治療が出来るらしいんですが、スタンド能力ではないとのコト。鉄球もまたスタンド能力ではない。ネアポリス王国には異様な技術が蔓延っているみたいです。ホントに治癒能力とかあるのか疑問にすら思えてきます。ホッチキスで傷をとめてるのと同様レベルなんじゃないのかコレ。

 F・V・シュトロハイムの追撃。オエコモバ同様、ジャイロを狙う刺客です。えらいあっさりと倒されましたが、ファンサービスとして出したようなもんなんだろうか。シュトロハイム撃破の際に見せた鉄球技術が、第一話のあのシーンがどうやって出来たかを描いてるのかな。

 合衆国大統領が登場。そしてスティール・ボール・ランの真の目的が明かされます。点在する死体を回収する為にその地点を通過するレースを開催した。凄い勢いで後付けなんでしょうが、こういう陰謀渦巻く展開は好み。

 そのミイラの左腕をジョニィが知らず知らずのうちに入手していた様子。ミイラからは妙な妖精が出現。荒木氏のコトですし、キモ可愛いとかそういうの狙ったんじゃなくて、天然でデザインしたんだろうな。
 ミイラを巡って大統領の刺客、ポーク・パイ・ハット小僧が登場。スタンドは『ワイアード』、釣りがベースになっている能力ですが、小僧の馬鹿っぽさの割りに複雑な能力です。ジャイロが小僧にいきなり先手を打たれた為、この小僧に立ち向かうのはジョニィ。自分のスタンドを『タスク』と名付けてます。スタンド名は今後付けられるみたいですね。オエコモバのスタンド名は以後闇の中に。

 ポーク・パイ・ハット小僧を逆転に次ぐ逆転で倒してこの巻は終了。現状としては、ミイラをジャイロが持っている、と大統領は想定しているけど実際に持っているのはジョニィという状況になっています。

(20051002)


■0432:9月まとめ/雑文

▼9月購入書籍▼
山内雪奈生「バキ外伝 疵面」1巻
板垣恵介「バキ」28巻
ピーター・トレメイン「アイルランド幻想」(光文社文庫)

▼9月読了活字本▼
ダン・シモンズ「ダーウィンの剃刀」(ハヤカワ文庫)
グレッグ・イーガン「しあわせの理由」(ハヤカワ文庫)


 活字読了は二冊。それで充分満足しちゃってる自分がいます。しかもまだ感想書いてないし。先月読了小説もロクに感想書いてないし。

 「アイルランド幻想」は久々のタイトル買い。装丁買いの側面もありますが。ホラーなので感受性が豊かでない自分には向いてないのかも知れないけど、でもタイトル買い。

(20051002)


■0431:今週のバキ/漫画/連載

 今話は、マホメドジュニアが地下闘技場への招待を受け向かい、控え室を通して、そして闘技場に降り立つまでを、ただひたすらにじっくりと描いた一話でした。

 今までは地下闘技場の戦いはあっても、そこに至るまでの選手の緊張感/精神状態/気持ちの流れをじっくりと描写したコトはなかったので、こういう視点での切り口を改めて執拗な感じで描くのは新鮮だったのではないでしょうか。
 一読者の自分としては『何を今更こんなことでページ稼いでいるんだ』、みたいな気持ちも抱きましたが。

 というワケで、次回いよいよバキの登場です。暫く姿を見せてないバキですが、そこに何か意味はあるのでしょうか。毛むくじゃらになってたり、ゴキブリ相手にテンパってたり、あるいはまた毒が裏返ってたりしないのか心配です。まあ、普通に何の変哲もなく登場するんでしょうけど。その登場もまた、ジュニアの視点/モノローグで色々と賞賛めいたものを含めて語られる感じで。

(20050929)


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