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■0366:今週のバキ/漫画/連載
ジャック、横たわるアライジュニアを覗き込み、動かないのを確認してその場を去ろうとしますが、ジュニア復活。範馬は死んだフリに弱いのか。ジュニアもそのまま死んだフリしておけば中国4000年クラスだったのに。今回の1ページ目のジュニア、心臓ぐらい止めてたでしょ。
舌を出してジャックを挑発するジュニア。直後ジャックの豪快なパンチを食らってますが、舌は出した状態のまま。恐! 舌噛み切りそうで恐! この辺の雰囲気には幼年期刃牙VS花山を彷彿させるものがありました。口の中にガラスを入れていた刃牙のようなコトをジュニアもしてるかも。電球を飲み込んでたり。腹にいいの一発食らったら気持ちいいかなー。ド級のマゾ。
それにしてもジャックの前ではジュニアも奥の手がないような感じでストーリーの先が心配です。来週は休載とのコトで、どうにか打開策を考えるんでしょうか。板垣漫画は意外と旧来の手を焼きなおすコトも多いので作者、「グラップラー刃牙」を読み返してマホメドジュニア勝利の突破口を見出すのかな。巨漢には末端狙い、ですよ。今回既にジャックの顎に打ち込んでグラグラさせてたけど。
(20050526)
■0365:今週の餓狼伝/漫画/連載
打撃予報を始める余裕の鞍馬ですが、下半身狙いをジャンプで回避されてそのまま顔面に蹴りを喰らいました。最後のページはまるで安原勝利で終わったかのような錯覚を覚える絵です。勝負ありコールを探しました。無いです。無いからまだ続きます。2回戦では意外と長い勝負になってます。鞍馬が安原を瞬殺するかとも思ってたのでホント意外。
下半身狙いは股間でも狙ってたんでしょうか。空振りに終わりつつも蹴り上げてます。これ当たってたら見るに耐えない絵になってたハズ。まあ、その後の顔面蹴りで鞍馬は鼻フックを食らってるかのような顔になってるので、モテキャラとしては負けるよりも深刻なダメージを受けたかも知れません。次回安原、彼女に向かって「見た!? アイツの今の顔見た!?ブタ鼻になってたでしょ!? カッコ悪いでしょ!? オレのほうがイイ男でしょ!?」とか言い出します。
(20050526)
■0364:WJ25号/漫画/連載
●タカヤ
コミカルでテンポが良かったです。「あててんのよっ」ってのは読み切りで人気のあった台詞らしいんですが、白川渚は読み切り時と同じ性格なんでしょうか。この台詞がイマイチかみ合わない感じだったんですが。北大路さつきあたりが言う台詞です。
●NARUTO
影分身万能じゃん。漫画的に。
台詞スカウターから察するに、ナルトは最低でもあと3倍強くなればイタチと渡り合えるのかな。
●ONE PIECE
「長いぞそれ」ってのは、絶叫する際言葉が多いという意味ですか。「にひゃくじゅうろくぼんど」。言うのはゾロだからいいでしょ。しかも口に刀くわえていいますし。ちゃんと発声してるんだろうか。「ひひゃふひゅうふぃひ」。うわ、エロい。女の子に言わせたい。そのまま頭なでたい。最低の文章だ。
そげキングは普通に誰だか分からないでサンジとフランキーが有難がる展開にならないかなあ。そのままそげキングとしてずっと仲間に。ナミも気付かない。グランドライン終盤で正体が判明。カクでしたー。
●いちご注意報!!
この人が噂の能登か。はてなで「能登かわいいよ能登」でキーワード化されてる例の人か。どんだけ凄い声出すんでしょうか。言わせたい。「ひひゃふひゅうふぃひ」って言わせたい。
●BLEACH
白哉の心情が明らかに。掟破りまくりじゃないですか。姉だと伝えないという緋真との約束も今回破りました。これで「冷徹な仮面の下に隠していた激しい葛藤に切なさを感じました」とかそんなファンレターが来るんですか。
「かまぼこっ!?」ってのは小ネタなギャグでしょうか。藍染にそんな幻覚でも仕込まれてたかと悩んだ。
●アイシールド21
「あの暴れ牛をヒントにした必殺技」。割りと付け焼刃じゃん。それまでは何してたのか気になります。まあ、それまではこのアイシールド世界に存在してなかったんですが。それまでというか、先週まで。
●DEATH NOTE
「いざとなれば粧裕を…それで取引は…馬鹿な事を考えるな」
妹は殺せないという思考からライトも人の子だと感じます。
「ここで粧裕が死んだらキラは数人に絞られる…」
やっぱ鬼でした。
●ボボボーボ・ボーボボ
「大丈夫かお前達 ほら大豆だ 食え」ってのはドラゴンボールのパロディだろうか。
●テニスの王子様
海堂は隠し技を出さないで済んだ様子。第四のカウンターまで初戦で出しちゃってるのでそこはネタ温存。手塚には是非とも手を抜いてもらいたい。そのほうが屈辱じゃん。
六里ヶ丘が省略負けしてるのがひどい。割りと仰々しく登場してたのに。この作者が話を作る際そんなに先を考えてないのが見えて、安心した。
●魔人探偵脳噛ネウロ
電車の中でジャンプを読んでる人がいて、それを遠くから見た時「あー、今回のワンピース、ロビン出てるんだー」と思ったのですが、ネウロでした。「だが我が輩に考えがある」のコマでした。
●HUNTER×HUNTER
タコが再登場するとは思ってなかった。人情展開です。
「オレの名前はジェイル…じゃねェ メレオロンだ」。師団長だったキメラアントはみんな名前変えてるってコトでしょうか。何で? デスノート対策?
●いちご100%
「春になったら離ればなれになっちゃうんだから…」。西野死ぬってコトですね。監督と黒川先生がくっつくのかどうかが気になる。
●ピューと吹く!ジャガー
200回記念カラーをこんなネタ設定で消化してるのに一番ウケた。
(20050524)
■0363:せがわまさき「Y十M」第4話/漫画/連載
沢庵と十兵衛を含めて改めて会津七本槍と堀の女の紹介。やっぱお圭がいいのう。更に会津勢の上層である加藤秋成、その参謀格にして七本槍を束ねる芦名銅伯の紹介。秋成はビジュアル面では初登場かな。好色キャラなので今後の横暴に期待。
今回は十兵衛のダメ出しまで。堀の女達に幾ら修業を付けても七本槍に匹敵する力を与えるコトは出来ない。全くだ。それでもどうにか止めを刺しまくるんですがね。あの七本槍が小娘どもに!という違和感を極力埋める意味でも七本槍は小物デザインなのかな。小説の時点で小物なんですが、きちんと絵に反映させてるのが良いです。
血を以って血を償わせる千姫イズムはイイですなー。奇麗事など言わない、心の憂さを晴らすには殺し返す。感動です。
(20050524)
■0362:今週のバキ/漫画/連載
ジャックハンマーが圧倒的に押しまくってます。いいのか? これでいいのかよ。明日など見ない、そんなジャックイズムが作者に乗り移ってその場のノリで描いてるんじゃないのか心配になってきます。凄い勢いで攻めてます。ジュニアもナントナントと讃えまくり。ピクと口元が動いたジュニアに更に打ち込むジャック。電気流したカエルの死体にすら反応しそうな徹底ぶり。
ここからのジュニアの反撃に期待したいトコロですが、来週いきなりマホメドジュニアの入院シーンから始まったりしないか不安もあります。昔もこんな不安抱きましたが。範馬の血恐るべし。マホメドジュニアも範馬一族にならなきゃ勝てないんじゃないだろうか。勇次郎に実は範馬一恵という姉がいて、その人がマホメドジュニアの母ってコトで。あれだけ父親似で勇次郎の子という展開も出来ないですし。
或いはマホメドジュニアはこれから始まる新展開「大範馬賽」の前フリの当て馬でしかないのかも。世界中にばら撒かれた勇次郎の種が一同に会してストレス大解放。2年に一度のワンデイトーナメント。二年に一度って、頻繁だな。
(20050521)
■0361:WJ24号/漫画/連載
●カイン
磁力を操る能力というのは何気に地味だなあ。飛呂彦あたりなら徹底的にいじりまわすけどこの作者はどうなんだろうか。地味だけど応用多そうなネタですが、地味なままこじんまり進みそうなんですけど。決め技、磁力関係ないし。
●ONE PIECE
ハトの奴だ!!と言ってるときの後ろのルッチ、ハトにもシリアスな影が付いてるのが面白いです。
Tボーン大佐、歯が一部ありません。『ニコ!!』ってのが無ければ笑ってると分かりません。「顔がめっちゃ恐い…」とかこういうネタはワンピース的に意外だった。美人秘書ココロあたりから作者やりたい放題になってきてるんだろうか。尾田は結婚して変わったよ。
●BLEACH
メノスグランデが天を引き裂き藍染、市丸、東仙を回収しました。盛り上がったトコロで場面転換の多い作品ですが、今回はこんな形で水入りとなりました。藍染は眼鏡を砕き髪型を変えてラスボスの風格をゲット。伊達眼鏡だったというコトか。あるいは、もう攻撃されないからかっこつけてみただけで、実は視界がぼやけた中で「私が天に立つ」とか言ってるのかも。
ソウルソサエティ編は言ってみれば死神隊長副隊長の長い顔見せ紹介エピソードでした。チャドや井上さんとか来なくても良かったんじゃないのか。シャック(本名失念)とロボット隊長との確執は終わってない状態なので、VS藍染に向けてすんなり和解して共闘になるのもどうかなあ。マユリは遁走して別勢力にならないのかな。
●NARUTO
幻術の恐ろしさがイマイチ分かりません。藍染の催眠術も同様に、万能で美味しいネタなんですが、そのネタをまだ捏ね繰り回してない感じ。イタチの幻術は現段階では明らかに幻術って感じなんですが、読者も今起こってる事は作中現実なのか幻術なのか分からないような描写が今度出てくるんだろうか。既に起こってるのかも知れませんが。第二部とか全部ウソで、イタチとのファーストコンタクトの段階が続行中なのかも。画太郎ならやるね。
●DEATH NOTE
伊出のチョビヒゲとか不自然じゃん。変装だってばれるじゃん。作画が終わったあたりで「あ!伊出も変装してるんだっけ? どうしよ。んー、チョビヒゲ描き足せばいっか」とかやったんだろうか。
二アが第二のL(ライト)への電話時に変貌を。本格的にLの後継者としてキャラが決定したんだろうか。Lの焼き直しになるのはちょっと悲しいですがその分メロの邪悪っぷりに期待します。2部はそこだけが楽しみ。
●銀魂
脇薫という名前がとんでもない。腋薫じゃなかっただけマシか。
「アンタさァ学校で一部の男子に人気あったけど なんかみんなキモかったわよね 眼鏡萌えとか」。ひどい。大亜門先生のギャグみたいだ。
●アイシールド21
天然お笑いキャラぐらいに思ってた鉄馬が感情ゼロの仕事人的なキャラに。今回はとりわけ俺の背後に立つな臭が漂っていました。鉄馬を止めるすべはあるのか。実際なら「鉄馬との対決を避ける」なんて選択が出てきそうですが、王道熱血少年漫画的には真っ向から崩す方法を出さないと不完全燃焼になります。
●テニスの王子様
前衛の菊丸はスタミナ切れで間に合わなかったけど後衛の菊丸はまだ体力が残っていて追いついた、という感じでしょうか。分身の術の定義が分からない。しかも勝ったし。この勝利は意外でしたよ。あとはもう消化試合じゃん。
●HUNTER×HUNTER
「ハギャ…いやレオル様には」、ハギャは多重人格を期待していいのかな。ここ最近の敵キャラの能力、仙水編を思わせるものがあるし。7人格で7種類の念能力。
キルアが倒れる瞬間の絵、あれはもう吸盤ダツになってるんですよね? 読者を欺く為だけの描写に見えますが、遠くとはいってもどこで兄妹が見ているか分からないので、すかさず付け替えたってコトなのかな。兄妹を倒す時、ダツつけて凄みのある表情をしてるのがシュールです。
●こち亀
安全通行料を払わなくなったり海賊が海賊稼業を放棄したり、人は勝手です。身につまされる話でした。
●ピューと吹く!ジャガー
昔自分が作ったものって恥ずかしいです。過去のログとか読みたくないし。身につまされる話でした。
(20050519)
■0360:今週の餓狼伝/漫画/連載
何があったんだこの二人ー!!というワケで激しい睨みあいに実況も熱が入ってます。試合開始。肉体そのものが違う鞍馬が安原を圧倒。形振り構わない、というかフォームなど全くないぶん殴りで安原を思いっきりふっ飛ばしてます。そうだった。鞍馬はこうだった。初登場時に感じたオリバ臭を今更ながら思い出した。
鞍馬勝利はほぼ確定として、安原は負けて逆に彼女との仲が深まるというオチなんじゃないだろうか。「負けるんだね。人間なんだね。安心した」とかそういうベタな感じで。鞍馬もそこで「あ〜あ、これでそのコあんたの彼女になったみたい」等と引き際のいいこと言って少しは人の良さ見せそう。まあ、普通に駄々捏ねて欲しいんですが。
今回はまだ勝負あり的コールがかかってないのでまだ試合は続行なんだろうか。焦点の定まらない眼でフラフラ立ち上がって、でもキスマーク付けてる安原なんだろうか。
ちなみにこの感想は先週発売分の感想のはず。今回もまたイブニング探しに苦戦。
(20050517)
■0359:今週のバキ/漫画/連載
マホメドアライ父へのインタビュー敢行中。アライ父が涎垂らして廃人チックなのは、公式試合の中で数多のパンチを浴び続けてきた故ではなく、息子によって壊されたとのコト。アライジュニアはバキが為し得てない父親越えを既に終えているというコトですか。どんな風に壊されたのかが回想によって明かされるのでしょうが、非常に楽しみ。
板垣氏自身尊敬しているモハメドアリをモチーフにして、格闘家として更なる理想/ドリームを顕現したキャラクター、それがマホメドアライジュニアです。現実世界では強いけど面白味に欠けるグレイシー柔術の敗北を前提に存在している地下闘技場が表しているように、現実を越えた格闘技を、血沸き肉踊る観戦者としてのドリームを描いているのがバキシリーズの理念の一つです。ましてや現実でも伝説となっているアリを一層理想化してるジュニアですので期待出来ないワケがない。
そのジュニアは目下ジャックとのバトル中。ジャックの強さを実感しながら、でもそんなジャックに勝利したバキの強さを思うジュニア。バキ一筋です。勇次郎に勝利しようとかは別に考えてなさそうなジュニア。取ってつけたようなアライの梢江へのラブも、バキと戦わせるという流れを作中で無理なく織り込む為と考えれば腑に落ちますが、バキと戦いたい為にジュニアがウソついてんじゃないのかって思えるぐらいバキのコトしか考えてません。
(20050513)
■0358:せがわまさき「Y十M」第3話/漫画/連載
千姫登場で七本槍の暴挙もここまで。銀四郎がかなり暴発しかけてます。一番狂犬です。若さ故でしょうか。あまりに沸騰してるので顔の縦傷がパックリいくんじゃないかと思えたほどです。んで、中からメカが出てくる。石川賢ならやりそうです。ていうか早くも七本槍の小物臭が漂っていて面白い。
尼殺しは生き残り7名。7名って。考えてみれば相当殺されてます。そんだけしか残ってないのか。僕的にはお圭がイイかな。未亡人ですけど。ビジュアル的にイイ。他はみんな丸顔ですね。
そして10日後、寺に現れる二人の男。沢庵と十兵衛です。沢庵は今後シリアス顔をする時が楽しみな好々爺デザインです。ていうかエロそうです。十兵衛の顔は見開きでの登場。意外と丸顔じゃなく僕のイメージに近い造型だったのに驚き。嬉しい。見開きの際、フルネームの柳生十兵衛三厳もドンと登場。
そういやタイトルの意味は確か『Yagyuu 十bei Mitsuyoshi』から来てるんですが、他にも意味はあるのかな。意味付けが色々できそうなシンプルな表記です。
4年後ぐらいに「魔界転生」を漫画化する時のタイトルはY十M2になるんだろうか。
M十S[Makai 十(ten) Syou]とか無茶しないんだろうか。石川賢ならやりそうです。いややらんか。
(20050510)
■0357:WJ23号/漫画/連載
何かイマイチでした。50ページもある読み切りを読んでないからだろうか。
●NARUTO
ガイVS鬼鮫。マジバトルなんですが、ガイの『八門遁甲!第六景門…開!!!』の絵とか面白過ぎです。『朝孔雀!!』って孔雀のような絵なんですが、角度によっては技の名が意味不明なものになりそうです。吹っ飛ばして、「こ…こいつは」なんて言ってますが、鬼鮫はどうなったのか。「こいつは…昔イタチと一緒にいた男!」とかようやく気付くオチなのかな?
●DEATH NOTE
「この子の誘拐おまえか俺が公表して 『ノートと交換』って犯人が言ってるって言ったらこの子死ぬはずなんだよね…」。ライトも動揺を見せています。もし公表して死ななかったら、肉親であると絞り込まれるのを恐れての動揺でしょうか。ライトが誘拐されたら良かったのに。ていうかもし死ななかったらそれ故に「粧裕がキラ」なんてメロが考えたりしないんだろうか。
二アは、眼の描き方もそうですが、写真の持ち方や口調がますますL化してきてます。初期の美形は無かったものとして闇に葬られるんでしょうか。
●ONE PIECE
ファンクフリードって、象のコトでしょうか。ゾウゾウの実を食べた美少女という展開に期待。人間化したらすごいいやらしいコスチュームになりそうです。
ロケットマンはココロが操縦するのか。鮫顔の暴走蒸気機関車にココロの組み合わせは見ため的に最強です。
●BLEACH
「莫迦な…! 此奴等まで手懐けておったというのか…!」。夜一の台詞だと思うんですが、話の流れとはいえそんな雑魚にビビッてるのがおかしいよ。こんなどうでもいい奴等まで手懐けていたコトへの驚きでしょうか。しかもその門番共、ジダンボウにやられてるし。ジダンボウって。何でジダンボウが活躍するのさ。
●アイシールド21
ショットガンショットガン言いつつもどんなものかよく分かっていませんでした僕。今回で散弾銃に例えられる構造とその強さがやっと分かった。散弾銃の弾に模した選手全てを防ぎ切るのかなコレは。ピンポイントで押さえ込む攻略法はあるのか。
「今日は何百点取ってくれんだー!?」は、最近SBRのコミックスを読んでたのでブンブーン一家の「ハラワタ新記録出来るかなーーー」ってのを思い出してしまった。
●ボボボーボ・ボーボボ
発毛獅志5区総隊長ゆうこに萌えた。ワキエロい。トーンの張り方とかエロい。次回作はラブコメ描いて欲しい。マジで。
●テニスの王子様
一人でダブルスという、大石いらないじゃん状態。大石とのダブルスを切望してたかのような前回までの感動的な流れはなんなのか。これでもやっぱ負けて大石がいないとダメだったよー的友情に落ち着くのならアリですが。あと巻末コメントが私信にもほどがある。
●魔人探偵脳噛ネウロ
『好きな色は“肌色”!松井優征先生の作品が読めるのは〜』ってハシラ、『肌色』に笑った。作者、肌色嫌いそうじゃん。いや何となくだけど。黄色好きそうじゃん。何となくだけど。
「お好きな場所をクリックすると私の体が飛び散るよ」。そんなホームページ作ったら削除され兼ねません。普通に18禁じゃん。
●Mr.FULLSWING
三島平八はネーミングからモデルは江田島平八というのをちょっと遠回しに言ってるトコロが面白かった。
●いちご100%
美鈴が可愛い。机の下での足の組み方とか何気に強烈。ポスト黒川先生です。こんな妹いたら風呂とか盗撮しますよ。外村がカメラとか常時手にしてるのは、気持ちが分かりますよ。
●Waqwaq
終わりました。正直そんなに真剣に読んでなかった。作画は丁寧なんですが構図なんか分かりずらいんで。デフォルメも極端でコマの連続性が意味を成さないようにも思えたし。
(20050509)
■0356:花井美里「サブラ別冊 ミリ・グラマー」(小学館)/写真集
空手を終わらせたのが愚地克巳だとすれば、花井美里を終わらせたのがこのミリグラマーです。是非はともかく、一つの到着点です。花井美里という鉱脈はこれにて掘りつくされました。
このムックの目玉は付けポッチによるいわば「オフィシャルなアイコラ」という部分でしょうか。上半身完全オープンです。直接的なものを求めなくなってきていた自分には、このやり方の是非に関しては否に寄っています。が、この企画を飲む花井美里の根性には頭が下がります。アイコラですよ。イヤがらないのかよ。まあ、実際のポイント様はもっとヤバいんだろうなあ。巨乳だし、必然的に。本当の自分よりも美麗な姿になれるアイコラ、ってコトで飲んだのかもしれない。
個人的には付けポッチよりも蝶のシールで三点ガードのショットのほうがエロさを感じました。
(20050508)
■0355:花井美里「ON a PET」(ascom)/写真集
ムックで1800円と高めでしかも紙質は何だかよくないです。その分ページ数はあります。これって感想書いてたっけ? もうすでに忘れてます。確信犯的なタイトル、花井美里のアイドル消耗品自覚が感じられ好感度はあります。
表紙の水着上半脱ぎで乳変形というのが一番エロいかなあ。SMで縛り上げて乳をハムのように変形させてる行為に通じて。本編中でも毛糸ビキニで毛糸が絡まって身動き取れない状態のショットがあってそれもSMチックで良い。毛糸がほどけて露出も高まる、という変態シチュエーションをも思わせますし。
全体的にあるべきポイント様の場所にポイント様がない、というショットが多く、これはやっぱCG処理を施してるのかなあ、と思います。レオタードでシャワーを浴びて張り付いてレオタードの下の皮膚の肌色がくっきり、という中でもポイント様は浮かび上がってこない。不自然なんですが、致し方ないコトでもあります。モロ出しよりも見せないほうがエロいんですが、この手法はちょっとなあ。むしろちゃんと手で隠していいよ。そのほうがアクシデントを求めるコトが出来る。
赤レザーなコスチュームで自分の乳にキスマークを刻んでるカットが気に入りました。僕はやはりボンデージ系が好みだなあ。ボンデージ系と言えば、コルセットでギュウギュウなのもありましたが、こっちはイマイチそそらない。ケバい化粧をしてるから。
(20050508)
■0354:藤川京子「全開伝説」(バウハウス)/写真集
『あの着エロ問題作「全開」シリーズには、まだまだ誰にも見せたことのないモノがありました。OL、スッチー、居酒屋娘、スパイダー女…etc』、というワケで、これはお蔵入りになっていたショットで一冊作りましたという内容でしょうか。落穂拾い故かちょっぴりパンチの足りないものだったりしますが、過去に撮影済みのショットなので、微妙に若い。
着エロと異常シチュエーションの相乗効果で何点か気に入ったものがあります。まず、OL。オフィスで半脱ぎというのは異常。しかもストッキングがピンクで、下着がリボン付きの横紐。OLの知性を剥離した先に出現するロリっぽさは相当の破壊力を感じます。これ考えたヤツはド変態。絶対僕と気が合います。
上半身だけ見たらまとも、でも下はガーター&Tバックという頭のおかしい居酒屋娘もかなり変態丸出しでイイんですが、個人的に類型として内田さやかのラーメン屋パンツずり下ろしがあり、そちらの戦闘力が53万とフリーザばりだったのでどうにもインパクトに欠けます。刺身というアイテムがあるのに、何故そこでもう一歩踏み出せなかったのか、悔やまれます。テーブルに寝転がるトコロまで行ってて、何故そこでもう一歩がないのか。惜しいです。
ラストの手首を鎖で束縛されたメイドというのも惜しい。ゴシックに固めつつ下着がアメリカ国旗デザインという目立たせ方など僕の脳髄にギシギシ来るんですが、衣装のガードが高い。もっとはだけて欲しかった。ご主人様にお仕置きされてる感を出して欲しかった。倫理的な問題があったのでしょうか。メイドが縛られてるというシチュエーションなので今更倫理もクソもないです。やって欲しかった。やって頂きたかった。この写真集とは全然関係ないんですが、以前メイド喫茶のHP見てたら、『旦那さま…お帰りなさい』なんて感じのコピーが付いてたんですが、旦那さまなの? 僕としてはご主人様のほうがナチュラルで、旦那様には妙な違和感を覚えたんですが。旦那さまなの?
何だかんだで結構堪能できた写真集です。もう一つ何かが足りない、と感じるのは僕自身がおかしくなってきてるのもあるかも知れません。
(20050507)
■0353:藤川京子「マッパGO!GO!GO!」(ぶんか社)/写真集
タイトル通り、全裸もあります。もちろん隠すところは隠していますが。とは言っても全裸にエロを感じなくなってる自分としてはそこはどうでもいい。着エロとしてのいやらしさに期待していました。しかしイマイチ。僕が藤川京子に注目し出してからもう2・3年経過してるかと思いますが、やはり老化というのはわけ隔てなく人に襲い掛かるものです。ケバさが目立ち、それ故どうにもそそりません。着エロ写真集を出すにはもうアウトの域に入り込んでいると感じてしまいました。群雄割拠盛者必滅の着エロ界にて3年も持ったというコトで充分なんじゃないでしょうか。
この写真集では、ビキニじゃない黒水着がさりげにイイ。露出面では藤川京子としてはかなり低いんですが、僕の中でもう着エロがマヒしてそれが一周してしまったのかも知れません。何というか、20歳ぐらいの女性が無理矢理スクール水着を着させられてるような羞恥を醸し出しています。藤川京子は20歳どころじゃないですけど。
青いレオタードみたいなのも結構イイ。ヘソ辺りが開いてるヤツ。後ろも開いてて、半ケツになってるヤツ。全裸よりも半ケツです。こんな衣装で!こんな格好をさせられてる!という羞恥こそが大事です。大事なんです。
そんなワケで全体的にイマイチな一冊でした。藤川京子に限らず、着エロはもう中々強烈なのを演出できなくなってきている感じ。すでにあれこれ出尽くした印象です。
(20050507)
■0352:恩田陸「蛇行する川のほとり」(1・2・3/中央公論新社)/活字/小説
2002年末から2003年夏にかけて連続刊行された作品。僕は一気に読めましたが、これリアルタイムで一作一作読んでたらヤキモキしてたんじゃないだろうか。1巻2巻のヒキ方とかいやらし過ぎる。いいトコロで以下次巻という、連続モノのいやらしさをきっちり踏んでますから。
この「蛇行する川のほとり」を読んで、恩田作品の味わいがちょっと理解出来てきたかも。ただひたすらにストーリーのみを追うのを目的にしてた過去には分からなかったんですが、森博嗣のようなストレートにつき付ける感じはないにしろ、アフォリズムの宝庫に感じました。こっそりと、シャープです。
「どんなに綺麗なアイドルでも、アイドルは、アイドルになった時点で、もう汚されている。大勢の見知らぬ男の子のために笑うことを承知するなんて、どうしてそんなことに彼女たちは耐えられるのだろう」(1巻P25)
「本当に信用していなければ、自分が信用していないことすら相手に教えないし、気付かせもしない。それが『信じていない』ということなのだ」(3巻P13)
等さり気なく箴言です。こんなのがあちこちに散りばめられています。ストーリーそのものに特に奉仕していない、そこを取り出して断片として用いても充分耐え得る箴言が沢山あります。沢山とか書きつつそんなに僕自身読んで気付いてないだろうけど。取り出してアフォリズムとしても耐えられる、以外にもストーリー内限定で誘発される微細な心理の瞬間の描写が素敵です。「恩田陸は字で読む少女漫画」みたいな言われ方をしてたのが身に染みて理解できますよ。
今まで読んだ恩田作品の中では「木曜組曲」に近い読書感覚でした。女性のモノローグで進行しているからかなあ。この「蛇行する川のほとり」は女子高生なのに対して「木曜組曲」はおばさんなんですが。語りの中の話題の装飾が学校の話か職業の話の違いがあるけど、似た感覚。
(20050507)
■0351:山田風太郎「柳生忍法帖」(上・下/講談社文庫)/活字/小説
せがわまさきの手によって「Y十M」の名で漫画化されて目下連載進行中。これを期に原作小説を再読しました。
以前読んだ時は気付かなかったのですが、コミカルさとシリアスさのバランスが絶妙ですね。シリアス一辺倒な印象があったけど何気にコミカルですよ。弱者(堀の女達)VS強者(会津七本槍衆)という構図だけだと持たないので、七本槍よりも強い柳生十兵衛を堀の女サイドに置き、でも十兵衛はサポートのみという縛りを設けての展開。十兵衛が七本槍よりも圧倒的に強いってのがポイントでしょうか。十兵衛だけなら倒せる状況であえて逃すシーンが目に付き、そこがシリアスさを緩和させどことなくコミカルさを出しています。七本槍に小物臭が漂うのもその辺が原因かな。シリアスに徹しても充分面白いんでしょうが、この縛りが物語の展開を上手くうねらせる結果に繋がっています。逆に「魔界転生」は十兵衛が一戦一戦命懸けの真剣勝負を強いられてシリアスさを堪能できる分、構造が直線的なものがあります。
今ちょっと書きましたが、話がとにかくうねりまくります。逆転に次ぐ逆転。物凄い密度を感じました。何だろこの凄さ。手塚治虫漫画で全3巻の作品を読んでも今日日の漫画で言えば10巻分ぐらいの密度を感じるのに近い感覚。講談社文庫にして上下巻のこの作品、標準的な最近の小説なら10冊分の内容が詰め込まれています。それでいて読むのが苦にならない、止まらなくなるリーダビリティの良さ。山風は恐ろしい作家です。
明朗快活な柳生十兵衛はもとより、どのキャラクターも魅力的です。山風は戦後最大の大量殺人者と称されますが、徹底的にキャラを立てて、それをあっさりと物語の為に殺す様を見るに言い得て妙ですな。勿体無い、でも殺す。凄い。山風としては勿体無いなんて感覚もなさそうだし。
下巻、舞台が会津に移ってからはコミカルさよりもシリアスさが高まり、そうしたクライマックスの持続のさせ方も上手い。そしてラストの十兵衛の台詞で今回も感動。後半に出てきて一気に真ヒロインの座を獲得したおゆらですが、山風はこの作品を書き始めた時にはそこまで想定してなかったんじゃないのかな。展開法でこの着地はまさに天才。
(20050506)
■0350:4月まとめ/雑文
▼4月購入書籍▼
板垣恵介「バキ」26巻
恩田陸「蛇行する川のほとり」(1・2・3/中央公論新社)
福井晴敏「月に繭 地には果実」(幻冬舎)
▼4月読了活字本▼
「松本清張傑作短編コレクション」(上/文春文庫)
麻耶雄嵩「螢」(幻冬舎)
読了は二冊。読書サイトで読了が月2冊ってのは、ひどい話です。それでも僕は生きていきます。
(20050503)