地球自然ハンドブック(日本ヴォーグ社)
●マーク・カーワディーン「完璧版 クジラとイルカの図鑑」
クジラとイルカに関するありとあらゆるコトがこの1冊に凝縮。無駄なまでに凝縮。これで僕も海洋学者こと空条承太郎気取りです。
ページ大半が様々なクジラ(とイルカ)の写実イラストから構成されていて、これを眺めてるだけで時間を忘れる程に楽しい。クジラですよ、クジラ。すげーマニアックなクジラもあって、こんなのフツーに生きてたら名前を目にするコトすらなく一生を終えます。
海の覇者。こんな超巨大生物が同じ惑星に存在してるって考えると地球も捨てたものじゃないです。
自分的には抹香鯨よりも白長須鯨のデザインが好きですね。でもイッカクが最高。一般にツノと認識されているアレが、実は上アゴの歯の変型したもので、それが上唇を貫通したものなんていうのもこの本に出会わなければ知るコトもなかったでしょう。ていうか知るな。
その他、ブリーチング/エコロケーション/潮吹きなどといったクジラの行動の解説(画像付き)や、ホエールウォッチングの仕方など、ホントにどうでもいいコトが事細かく掲載。そのどうでもいいコトを楽しむのが贅沢。
●デビッド・オルダートン「完璧版 犬の写真図鑑」
んで、こちらは犬バージョン。構成は上の「完璧版 クジラとイルカの図鑑」と同じと言っていいです。クジラと異なり犬という身近な存在だけあって、掲載されているのは写実イラストではなく写真を使用。イヌ科のイヌ属、カニス・ファミリアリスから300種をオーバーするイエイヌを紹介(もちろん全てを紹介ってワケではないです)。
イヌで括られていても、かなりパッと見に違いがあります。ダックスフンド、こうして改めて見るとバランスが恐いです。
トドメはコレ、ベドリントン・テリア、イヌやめて欲しい外見です。
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