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11月30日(金)☆

 フレーム版を改めて作成しました。主に、作家本人/公式サイトや団体などへのリンクを張っています。フレーム部分は広告のない別サーバーなので、読み込みにさほど時間かかりませんので是非御利用下さいませ。

 それから、リンク集・ジャンプ感想・バキ感想・観賞型書籍のコンテンツを設置。今後、日々雑記を引っ込める際にコピペでこの辺のファイルをボリボリ増やしていく予定。

 昨日は2回更新したのですが、リードミーの更新報告は12時間経過してないと出来ないコトを知りました。何てこった。頑張って美少女のお肉を慈しむ文章ひねり出したのに。


11月29日(木)☆☆

●今週のバキ感想●

 今週は何とあのウザい谷村新司が1コマも出てきません。快挙です。そして冒頭からいきなり現れたのはこの男。

鎬昂昇。

かませ犬登場です。場所は神心会館道場。持ち前の貫手でバスケットボールを破裂させてます。そして、鎬昂昇を神心会に招いた男、愚地克巳登場。徳川邸では加藤を師と仰いで外人を火だるまにし、遊園地では重傷を負った末堂の脇で義父独歩と軽いコントを交わし、バキがロシア人を高層ビルの窓から叩き落とすのをポカンと見ていた男です。空手界の最終兵器と謳われたコトもあった愚地克巳です。

 烈の次は鎬昂昇をコーチに。新生神心会空手、パクるのは中国拳法だけではない様子です。地下闘技場大会決勝での範馬兄弟のパクリ合戦によっぽど感動したのでしょうか。烈を招いた時もそうでしたが、今回の昂昇に対してももの凄い持ち上げっぷりです。おだて過ぎです、リーサルウェポン。

 そして昂昇、今回の死刑囚と地下闘技場戦士のバトル、徳川光成に選出されなかった自分の至らなさを語ります。昂昇、最大トーナメントでは2回戦で達人に破れています。「大会では不覚をとった」。かなり控えめになっています。そんな昂昇の口から次に出たセリフ。

「だが今の私は烈海王にも勝てる」

 言い過ぎ。しかも引き合いに出すのが烈海王。大会優勝者のバキでも、自分を破った渋川剛気でもなく烈海王。「範馬勇次郎にも勝てる」とまで言ったら何の説得力もないので烈海王あたりにしてみたのでしょうか。それとも烈に一撃で破れた克巳への嫌味でしょうか。

 場面一転、ホテルの一室でストレッチを行うドイル。肘カッターも健在です。そしてホテルの前に克巳と昂昇到着。昂昇VSドイル。切れ技抜群の二人による対決。果たして昂昇は何週もつのでしょうか。

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 小池栄子小池栄子言ってる僕ではありますが、特に巨乳好きというワケではありません。まあ、好きですがその「好き」はかなり分かりやすい、欲望の入った「好き」です。

 愛に能う想いを抱いているのは那由多遥です。那由多遥の写真集は取り敢えず、2冊手元にあります。この2冊以外には遥ちゃんオンリーではない写真集があった気もします。それも欲しいんですが、どこにも見当たらないです。

「Nayu〜Dear KIKY」那由多遥ファースト写真集(彩文館出版)

 もうピュア全開です。写真集帯の『大注目の18歳美少女』、まさにまさに、です。スレンダーバディに太めの眉毛と、自分の好みと一見かけ離れているのに、完璧にハマりました。「趣味:ウインドウショッピング」ってのがもう等身大全開です。上半身すっぽんぽんだったりと(でももちろんポイントは隠してます)、ファースト写真集から飛ばしてくれてます。

 お気に入りのフォトは、「赤いビキニで、自分の下をめくって確認してる」ショット。左手がビキニのラインに掛かり、非常にエロティックな一枚になってます。 

「Open.」ノーブラ大全(株式会社ソフトガレージ)

 そしてセカンド写真集。サブタイトルのノーブラ大全が全てを物語ってます。ノーブラです。ポイントは見せない。でもノーブラです。ノーブラでポイントを際どく隠して、ありとあらゆるアングルから可愛らしい球体を激写です。ファーストでピュアピュアにデビューした那由多遥ちゃんが早くもここまでやってます。

ノーブラの上にエプロンや、ノーブラで肩からバナナや手袋をぶら下げたり、縦に切れ目の沢山入ったビキニだったり、ノーブラで写真をペタペタ張り付けたり、ポイント以外スケスケの水着だったり、ノーブラで万歳した状態でマジックハンドでポイントを隠してたりと。

全て見せるよりもいやらしいフォト満載です。

 何かのインタビューでこの写真集について「どんどん凄い水着や格好をさせられて『もう友達に見せれない』と思った」と語っていましたが、まさしくその通りです。

どんどん凄い格好を要求され、素直にそれに従う未成年の那由多遥ちゃんがもうツボ。

 とにかくポイントを隠してさえいれば何でもアリ的状態になっていて、ポイント以外なら完全に柔らかなの形状を把握可能です。横乳、下乳連発です。写真集という紙を突き抜けてその素晴らしいまでの弾力が伝わります。

 更に、ノーブラがゆえに胸にばかり気を取られがちですが、下も凄いです。片足を蹴り挙げてるフォトや黄色い水着のショットなど、具の形がばっちり見て取れます。この写真集を手にした者なら誰でも見れるという事実。すなわち。

不特定多数の男に具の形を把握されてる美少女。このシチュエーションがもう燃え過ぎ。

 

 何だか欲望全開に語ってしまい、愛に能う想いと言うのがウソっぽくなってしまったのが、自分でも予想外です。


11月28日(水)☆

 毎年秋恒例となっている創元推理文庫復刊フェアですが、今年はこんな感じになっています。

「オブザーバーの鏡」エドガー・パングボーン
「悪魔の星」ジェイムズ・ブリッシュ
「放浪惑星」フリッツ・ライバー
「スター・キング」エドモンド・ハミルトン
「スター・キングへの帰還」エドモンド・ハミルトン
「奇商クラブ」G・K・チェスタトン
「探偵小説の世紀(上・下)」G・K・チェスタトン選
「殺人者の烙印」パトリシア・ハイスミス
「怪奇クラブ」アーサー・マッケン
「勇将ジェラールの回想」コナン・ドイル
「勇将ジェラールの冒険」コナン・ドイル

 何かこのラインアップ、渋いですね。未読がもう少し片付くまで、しばらく本を買わないコトに決めた身ではありますが、こうやって並べただけでどれもこれも欲しくなります。正直、よく分からない作家が大半なんですが、並べただけで欲しくなります。並べなきゃよかった。

 SFが5点ですか。創元推理文庫で復刊して欲しい作品と言ったらもうデュマレストサーガをおいて他にないんですが、これはこのフェアの中で復刊して欲しくはないなあ。

いや全31巻ですから無理でしょ。やるなら一気にもうドカンと。

 復刊フェア常連のカーが見あたらないんですが、流石に出尽くしたのでしょうかね。復刊フェアと言えばカーだったのに。今回の中では「奇商クラブ」に興味津々です。ブラウン神父も読んでないくせに、自分。


11月27日(火)☆

 カブト虫ッ!(←プッチ的挨拶)

 森博嗣「魔剣天翔」(講談社ノベルス)読了。感想は別に読了直後ではなく、ゆっくり書くコトにします。

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海野十三「赤外線男」(春陽文庫)

盗まれた脳髄/電気看板の神経/幸運の黒子/夜泣き鉄骨/三角形の恐怖/西湖の屍人/赤外線男(以上7編収録) 

 これは、やはり執筆された時代の雰囲気に浸るのが僕的にベストの読み方という感じです。このアナクロ感覚がイイ感じですね。何か紙芝居の語り的な物語運びなんてのもイイし、科学的な裏付けに関しても、どことなくハッタリかましてそうな内容です。

 タイトルも、十数年前ならベタな印象を持ったであろう気がしますが、時代が二周りも三周りも巡った今では、このセンスが逆にとても好ましいです。

 ここでいきなりですが、以下青部分、タイトーのゲームミュージックチームZUNTATAのアルバム「nouvelle vague」から引用。

 クラシカルなものとして定着してる多くの芸術は、その誕生時には、いびつな捉え方をされていた。「バロック」や「歌舞伎」という聞き慣れた言葉ですら、その意味は“異端”を示すものだった。
 だからといって(ある意味で異端の)、VGMもいずれはポピュラーな音楽として認知されるということを期待しているわけではない。いや、むしろそうはなりたくない。60年代、トリュフォーやゴダールといった作家の映像を初めて見た時の戸惑いや驚きを、SFXや様々な映像テクニックに慣れ親しでる現代人にそのまま求めるのは無理だし、ジュール・ベルヌの「月世界旅行」や「海底2万里」を今の子供達に読ませても、当時程のときめきを感じさせることは不可能だろう。
 その意味では“ヌーベルヴァーグ”とは賞味期限付きの禁断のお菓子なのだ。それを、時代を超えて食したいと思うのならば、『定型』という保存料を加えなければならない。そして、その瞬間に「ヌーベルヴァーグ」という呼称は次なるものへと逃げてゆくのである。
時代は変わっても人間の本質は変わらない、なんて誰が言ったのだろう? 誰とも違わない本質なんてつまらない。定型化して解釈付きの芸術となるよりも、二流のヌーベルヴァーグを選択したいのだ。

「泣きたい者は泣き、笑いたい者は笑え。」(ジャック・ドゥミ)

 これは僕としても、とても理解出来る感じですね。だから、乱歩にしろ海野にしろ、きっとリアルタイムで触れるコトのできた人達程ドキドキワクワクしながら楽しめてるとは言い難いと思います。古典的な作品を今日でも手にするコトができるのは、嬉しいと同時に(当時の読者が)羨ましい。そんな気持ちになります。


11月26日(月)☆

 「週刊ヤングマガジン」の表紙、黒羽夏奈子ですか。思いっきりツボに入るだったので買いました。白いし、丸いし。グラビア14ページ、ってコトなんですが、この表紙がとてもイイ。凄い形イイです。ビキニが薄桃色なので、遠目でぼやけた焦点で眺めていると乳丸出しに見えなくもないです。頑張れば、そう見える。

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 今週のジャンプ感想。ヤンマガ買ってもこっちは立ち読みだったり。

●ナルト●

 分家の悲劇を語るハク。確かにこりゃあ歪むわって過去でした。

「あまつさえ己の身を護る為の影武者として使用される屈辱---ッッ」

その父の無念!!!」

「誰が知る!!」

「誰が知る!!!」

(以上意訳)

 やけに「運命」という言葉が付きまとうネジ。こいつのキャラ作りのキーワードですね。ジャンプ漫画の原則:「負けて改心。主人公サイドに」がこの漫画でも行われる場合、その時も運命運命言ってるのかどうか、興味があります。

●ワンピース●

 ようやく決まりそうです。ミスターワンに勝利した時のゾロもそうなんですが、もう何だか勢いだけでクロコダイルをぶっ飛ばしてます。まさに少年漫画。こんなに長引くのならもう「七武海」しばらく出なくていいです。

●ストーンオーシャン●

 FF今度こそ消滅。フュージョンするかと期待したんですが。そういえばジョジョワールドでは死ぬと天に召される描写アリでしたね。3部ラストのジョセフはそこまで描かれて復活したのが凄いです。4部のボケ老人ぶりを見た感じでは、死んでおいた方が良かったかも知れませんが。

 神父の唱えた呪文のようなものが寺山修司的。もしくは少女革命的。「カブト虫」って何ですか。

 というワケで「徐倫VSプッチ神父」、取り敢えず勝負は水入り。神父どうなったのかかなり気になりますが。FF消滅の際に徐倫が見せた表情が良かったです。

●ハンター×ハンター●

 随分後ろの方で安定してます。「G.I.編」、ルール等が錯綜気味で、読むのが億劫になった読者が増えたのでしょうか。

 今回久々に旅団登場。まだ合流してなく、2グループに分かれてる様子。旅団の能力がゲーム内でどう機能するのか少々判明。そしてゲームは仮想世界ではなく、現実世界に存在してるどこからしいコトが明らかに。大きな島を丸ごと使用。

電波少年みたいです。


11月25日(日)☆

 NHKでやっていた「山田風太郎からくり事件帖〜警視庁草紙より」が先日終了。ドラマ的アレンジが加わった中、おおむね楽しく見れた作品だと思います。見逃した回もあるしまだビデオに撮っただけで再生していない回もあるんですが。

 ラストの川路がもう憎らしくて素敵です。憎すぎです。エンディング曲があまりにも異様な感じだったのですが、最後には慣れました。

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 今から10冊未読を消費するまで小説を買わないコトにしました(雑誌除く)。古本屋でも。幾らなんでもマズいくらい溜まってます。

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「「Y」の悲劇」(講談社文庫)

 アンソロジーです。クイーンの「Yの悲劇」でのダイイングメッセージY。原体験としてこの「Y」に強烈な楔を打ち込まれたミステリファンも多そうです。そして当アンソロジー、各作家なりの新たなダイイングメッセージYが構築されています。実はコレ、夏に北海道に帰省した時に読んだので、もうほとんど記憶にありません。かなりいい加減なレビューになりそうです。毎度のコトですが。

○有栖川有栖「あるYの悲劇」

 ワンアイデアを短編に。二階堂黎人作品の蘭子の主張、「例え現実にあり得ない毒薬でも小説内で扱っても構わない」ってのを思い出した一編です。デビュー作の段階でもう「Y」へのオマージュ的な作品だけあってかなりのクイーンファンです、有栖川。

○篠田真由美「ダイイングメッセージ《Y》」

 何か篠田っぽいですね。どこかって言えば、まあ雰囲気が。次の二階堂作品よりも先にきてて良かった感じの内容。ていうかそれぐらい編集の段階で考えてるか。

○二階堂黎人「「Y」の悲劇-「Y」がふえる」

 かなりらしくない作品です。二階堂黎人がここまではしゃいだ作品書いてたのには超ビビりました。このアンソロジーで一番「楽しい」上に、物凄い無茶なオチです。下手すりゃ流水です。紙一重。

○法月倫太郎「イコールYの悲劇」

 トリは法月。法月作品かなり好きですね。「おやおや、お父さん、それを突き止めるのがあなたの仕事じゃありませんか?(P326より)」という、動機の説明を放棄してるのが非常にイイです。この辺グダグダしてないのがクイーン的。僕、法月作品を読み進めていく時の楽しさって連城三紀彦作品と似ています。うなれどんでん返し。


11月24日(土)☆

 古本屋にてA・ビアス「悪魔の辞典(角川文庫)」、菅浩江「夜陰譚(光文社)」を購入していたんですが、いつ買ったんだか覚えてない。2日くらい前だったかな。今日も池袋サンシャインアルパの古本市で数冊買いそうになってしまった。

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 「ハリー・ポッターと賢者の石」映画版のレビューなどを見るになかなか好評の様子です。何だかこの作品、魔女裁判にもかけられてるみたいですが。色々なメディアで紹介されてる映像・画像を見た感じでも、とてもファンタジックに仕上げられてるようです。

 日本でも12月1日劇場公開、というワケでもうすぐ。案外名前は聴いたコトあるけど実際に読んではいない、という方も多いのではないでしょうか。そこで、劇場に足を運ぶ前に、これぐらいは軽く知っておいて損はないと思われる部分を以下に紹介してみます。

 

世界の恒久平和は、人類共通の願いである。しかし、近年、核軍拡競争は、激化し、世界平和に深刻な脅威をもたらしている。  

われわれは、世界最初の被爆国民として、平和憲法の精神に沿つて、核兵器の全面禁止と軍縮の推進について積極的な役割を果たすべきである。  

わが練馬区および練馬区民は、日本国憲法に掲げられた恒久平和の理念を生かし、また、日本の国是である非核三原則(造らず、持たず、持ち込ませず)が完全に実施されることを願い、わが練馬区の区域内に、いかなる国のいかなる核兵器も、製造、配備、貯蔵することはもとより、飛来、通過することをも拒否する。  

練馬区および練馬区民は、さらに他の自治体とも協力し、核兵器の廃絶と軍縮にむけて努力することを宣言する。

 以上が「非核都市練馬区宣言」で、別に「ハリー・ポッター」のあらすじではありません(僕読んでません)。もし、その区の映画館で観賞しようと考えてる方がいらっしゃった場合、『ここはそういう区なんだ』と心に留めておくのがいいかと思います。

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 ファンタジー作品の映画化といえば、「指輪物語」もそうですね。映画公式サイトはこちらです。何が納得いかないかと言えば、邦題が「ロード・オブ・ザ・リング」。確かに「スパイ大作戦」や「宇宙大作戦」はひどいと思いますが、この作品に関しては「指輪物語」であるべきでしょう。

 「指輪物語」、ゲームブックなどが過去異様に流行った時、「総てのファンタジー作品の原点」という感じで色々引き合いに出されていて、痛く興味を持った覚えが有ります。

 この作品、とても硬質な印象を持ってます。ちょっと今日日の読者には厳しいかも知れない文体です。結構固い文章だと思います。

そう書いただけでは分からないと思うので↓

 

 

第一章 天皇 第一条 大日本帝国ハ万世一系ノ天皇之ヲ統治ス 第二条 皇位ハ皇室典範ノ定ムル所ニ依リ皇男子孫之ヲ継承ス 第三条 天皇ハ神聖ニシテ侵スヘカラス 第四条 天皇ハ国ノ元首ニシテ統治権ヲ総攬シ此ノ憲法ノ条規ニ依リ之ヲ行フ 第五条 天皇ハ帝国議会ノ協賛ヲ以テ立法権ヲ行フ 第六条 天皇ハ法律ヲ裁可シ其ノ公布及執行ヲ命ス 第七条 天皇ハ帝国議会ヲ召集シ其ノ開会閉会停会及衆議院ノ解散ヲ命ス 第八条 天皇ハ公共ノ安全ヲ保持シ又ハ其ノ災厄ヲ避クル為緊急ノ必要ニ由リ帝国議会閉会ノ場合ニ於テ法律ニ代ルヘキ勅令ヲ発ス  此ノ勅令ハ次ノ会期ニ於テ帝国議会ニ提出スヘシ若議会ニ於テ承諾セサルトキハ政府ハ将来ニ向テ其ノ効力ヲ失フコトヲ公布スヘシ 第九条 天皇ハ法律ヲ執行スル為ニ又ハ公共ノ安寧秩序ヲ保持シ及臣民ノ幸福ヲ増進スル為ニ必要ナル命令ヲ発シ又ハ発セシム但シ命令ヲ以テ法律ヲ変更スルコトヲ得ス 第十条 天皇ハ行政各部ノ官制及文武官ノ俸給ヲ定メ及文武官ヲ任免ス但シ此ノ憲法又ハ他ノ法律ニ特例ヲ掲ケタルモノハ各々其ノ条項ニ依ル 第十一条 天皇ハ陸海軍ヲ統帥ス 第十二条 天皇ハ陸海軍ノ編制及常備兵額ヲ定ム 第十三条 天皇ハ戦ヲ宣シ和ヲ講シ及諸般ノ条約ヲ締結ス 第十四条 天皇ハ戒厳ヲ宣告ス  戒厳ノ要件及効力ハ法律ヲ以テ之ヲ定ム 第十五条 天皇ハ爵位勲章及其ノ他ノ栄典ヲ授与ス 第十六条 天皇ハ大赦特赦減刑及復権ヲ命ス 第十七条 摂政ヲ置クハ皇室典範ノ定ムル所ニ依ル  摂政ハ天皇ノ名ニ於テ大権ヲ行フ   第二章 臣民権利義務 第十八条 日本臣民タルノ要件ハ法律ノ定ムル所ニ依ル 第十九条 日本臣民ハ法律命令ノ定ムル所ノ資格ニ応シ均ク文武官ニ任セラレ及其ノ他ノ公務ニ就クコトヲ得 第二十条 日本臣民ハ法律ノ定ムル所ニ従ヒ兵役ノ義務ヲ有ス 第二十一条 日本臣民ハ法律ノ定ムル所ニ従ヒ納税ノ義務ヲ有ス 第二十二条 日本臣民ハ法律ノ範囲内ニ於テ居住及移転ノ自由ヲ有ス 第二十三条 日本臣民ハ法律ニ依ルニ非スシテ逮捕監禁審問処罰ヲ受クルコトナシ 第二十四条 日本臣民ハ法律ニ定メタル裁判官ノ裁判ヲ受クルノ権ヲ奪ハルヽコトナシ 第二十五条 日本臣民ハ法律ニ定メタル場合ヲ除ク外其ノ許諾ナクシテ住所ニ侵入セラレ及捜索セラルヽコトナシ 第二十六条 日本臣民ハ法律ニ定メタル場合ヲ除ク外信書ノ秘密ヲ侵サルヽコトナシ 第二十七条 日本臣民ハ其ノ所有権ヲ侵サルヽコトナシ  公益ノ為必要ナル処分ハ法律ノ定ムル所ニ依ル 第二十八条 日本臣民ハ安寧秩序ヲ妨ケス及臣民タルノ義務ニ背カサル限ニ於テ信教ノ自由ヲ有ス 第二十九条 日本臣民ハ法律ノ範囲内ニ於テ言論著作印行集会及結社ノ自由ヲ有ス 第三十条 日本臣民ハ相当ノ敬礼ヲ守リ別ニ定ムル所ノ規程ニ従ヒ請願ヲ為スコトヲ得 第三十一条 本章ニ掲ケタル条規ハ戦時又ハ国家事変ノ場合ニ於テ天皇大権ノ施行ヲ妨クルコトナシ 第三十二条 本章ニ掲ケタル条規ハ陸海軍ノ法令又ハ紀律ニ牴触セサルモノニ限リ軍人ニ準行ス   第三章 帝国議会 第三十三条 帝国議会ハ貴族院衆議院ノ両院ヲ以テ成立ス 第三十四条 貴族院ハ貴族院令ノ定ムル所ニ依リ皇族華族及勅任セラレタル議員ヲ以テ組織ス 第三十五条 衆議院ハ選挙法ノ定ムル所ニ依リ公選セラレタル議員ヲ以テ組織ス 第三十六条 何人モ同時ニ両議院ノ議員タルコトヲ得ス 第三十七条 凡テ法律ハ帝国議会ノ協賛ヲ経ルヲ要ス 第三十八条 両議院ハ政府ノ提出スル法律案ヲ議決シ及各々法律案ヲ提出スルコトヲ得 第三十九条 両議院ノ一ニ於テ否決シタル法律案ハ同会期中ニ於テ再ヒ提出スルコトヲ得ス 第四十条 両議院ハ法律又ハ其ノ他ノ事件ニ付各々其ノ意見ヲ政府ニ建議スルコトヲ得但シ其ノ採納ヲ得サルモノハ同会期中ニ於テ再ヒ建議スルコトヲ得ス 第四十一条 帝国議会ハ毎年之ヲ召集ス 第四十二条 帝国議会ハ三箇月ヲ以テ会期トス必要アル場合ニ於テハ勅命ヲ以テ之ヲ延長スルコトアルヘシ 第四十三条 臨時緊急ノ必要アル場合ニ於テ常会ノ外臨時会ヲ召集スヘシ  臨時会ノ会期ヲ定ムルハ勅命ニ依ル 第四十四条 帝国議会ノ開会閉会会期ノ延長及停会ハ両院同時ニ之ヲ行フヘシ  衆議院解散ヲ命セラレタルトキハ貴族院ハ同時ニ停会セラルヘシ 第四十五条 衆議院解散ヲ命セラレタルトキハ勅命ヲ以テ新ニ議員ヲ選挙セシメ解散ノ日ヨリ五箇月以内ニ之ヲ召集スヘシ 第四十六条 両議院ハ各々其ノ総議員三分ノ一以上出席スルニ非サレハ議事ヲ開キ議決ヲ為スコトヲ得ス 第四十七条 両議院ノ議事ハ過半数ヲ以テ決ス可否同数ナルトキハ議長ノ決スル所ニ依ル 第四十八条 両議院ノ会議ハ公開ス但シ政府ノ要求又ハ其ノ院ノ決議ニ依リ秘密会ト為スコトヲ得 第四十九条 両議院ハ各々天皇ニ上奏スルコトヲ得 第五十条 両議院ハ臣民ヨリ呈出スル請願書ヲ受クルコトヲ得 第五十一条 両議院ハ此ノ憲法及議院法ニ掲クルモノヽ外内部ノ整理ニ必要ナル諸規則ヲ定ムルコトヲ得 第五十二条 両議院ノ議員ハ議院ニ於テ発言シタル意見及表決ニ付院外ニ於テ責ヲ負フコトナシ但シ議員自ラ其ノ言論ヲ演説刊行筆記又ハ其ノ他ノ方法ヲ以テ公布シタルトキハ一般ノ法律ニ依リ処分セラルヘシ 第五十三条 両議院ノ議員ハ現行犯罪又ハ内乱外患ニ関ル罪ヲ除ク外会期中其ノ院ノ許諾ナクシテ逮捕セラルヽコトナシ 第五十四条 国務大臣及政府委員ハ何時タリトモ各議院ニ出席シ及発言スルコトヲ得   第四章 国務大臣及枢密顧問 第五十五条 国務各大臣ハ天皇ヲ輔弼シ其ノ責ニ任ス  凡テ法律勅令其ノ他国務ニ関ル詔勅ハ国務大臣ノ副署ヲ要ス 第五十六条 枢密顧問ハ枢密院官制ノ定ムル所ニ依リ天皇ノ諮詢ニ応ヘ重要ノ国務ヲ審議ス   第五章 司法 第五十七条 司法権ハ天皇ノ名ニ於テ法律ニ依リ裁判所之ヲ行フ  裁判所ノ構成ハ法律ヲ以テ之ヲ定ム 第五十八条 裁判官ハ法律ニ定メタル資格ヲ具フル者ヲ以テ之ニ任ス  裁判官ハ刑法ノ宣告又ハ懲戒ノ処分ニ由ルノ外其ノ職ヲ免セラルヽコトナシ  懲戒ノ条規ハ法律ヲ以テ之ヲ定ム 第五十九条 裁判ノ対審判決ハ之ヲ公開ス但シ安寧秩序又ハ風俗ヲ害スルノ虞アルトキハ法律ニ依リ又ハ裁判所ノ決議ヲ以テ対審ノ公開ヲ停ムルコトヲ得 第六十条 特別裁判所ノ管轄ニ属スヘキモノハ別ニ法律ヲ以テ之ヲ定ム 第六十一条 行政官庁ノ違法処分ニ由リ権利ヲ傷害セラレタリトスルノ訴訟ニシテ別ニ法律ヲ以テ定メタル行政裁判所ノ裁判ニ属スヘキモノハ司法裁判所ニ於テ受理スルノ限ニ在ラス   第六章 会計 第六十二条 新ニ租税ヲ課シ及税率ヲ変更スルハ法律ヲ以テ之ヲ定ムヘシ  但シ報償ニ属スル行政上ノ手数料及其ノ他ノ収納金ハ前項ノ限ニ在ラス  国債ヲ起シ及予算ニ定メタルモノヲ除ク外国庫ノ負担トナルヘキ契約ヲ為スハ帝国議会ノ協賛ヲ経ヘシ 第六十三条 現行ノ租税ハ更ニ法律ヲ以テ之ヲ改メサル限ハ旧ニ依リ之ヲ徴収ス 第六十四条 国家ノ歳出歳入ハ毎年予算ヲ以テ帝国議会ノ協賛ヲ経ヘシ  予算ノ款項ニ超過シ又ハ予算ノ外ニ生シタル支出アルトキハ後日帝国議会ノ承諾ヲ求ムルヲ要ス 第六十五条 予算ハ前ニ衆議院ニ提出スヘシ 第六十六条 皇室経費ハ現在ノ定額ニ依リ毎年国庫ヨリ之ヲ支出シ将来増額ヲ要スル場合ヲ除ク外帝国議会ノ協賛ヲ要セス 第六十七条 憲法上ノ大権ニ基ツケル既定ノ歳出及法律ノ結果ニ由リ又ハ法律上政府ノ義務ニ属スル歳出ハ政府ノ同意ナクシテ帝国議会之ヲ廃除シ又ハ削減スルコトヲ得ス 第六十八条 特別ノ須要ニ因リ政府ハ予メ年限ヲ定メ継続費トシテ帝国議会ノ協賛ヲ求ムルコトヲ得 第六十九条 避クヘカラサル予算ノ不足ヲ補フ為ニ又ハ予算ノ外ニ生シタル必要ノ経費ニ充ツル為ニ予備費ヲ設クヘシ 第七十条 公共ノ安全ヲ保持スル為緊急ノ需用アル場合ニ於テ内外ノ情形ニ因リ政府ハ帝国議会ヲ召集スルコト能ハサルトキハ勅令ニ依リ財政上必要ノ処分ヲ為スコトヲ得  前項ノ場合ニ於テハ次ノ会期ニ於テ帝国議会ニ提出シ其ノ承諾ヲ求ムルヲ要ス 第七十一条 帝国議会ニ於テ予算ヲ議定セス又ハ予算成立ニ至ラサルトキハ政府ハ前年度ノ予算ヲ施行スヘシ 第七十二条 国家ノ歳出歳入ノ決算ハ会計検査院之ヲ検査確定シ政府ハ其ノ検査報告ト倶ニ之ヲ帝国議会ニ提出スヘシ  会計検査院ノ組織及職権ハ法律ヲ以テ之ヲ定ム   第七章 補則 第七十三条 将来此ノ憲法ノ条項ヲ改正スルノ必要アルトキハ勅命ヲ以テ議案ヲ帝国議会ノ議ニ付スヘシ  此ノ場合ニ於テ両議院ハ各々其ノ総員三分ノ二以上出席スルニ非サレハ議事ヲ開クコトヲ得ス出席議員三分ノ二以上ノ多数ヲ得ルニ非サレハ改正ノ議決ヲ為スコトヲ得ス 第七十四条 皇室典範ノ改正ハ帝国議会ノ議ヲ経ルヲ要セス  皇室典範ヲ以テ此ノ憲法ノ条規ヲ変更スルコトヲ得ス 第七十五条 憲法及皇室典範ハ摂政ヲ置クノ間之ヲ変更スルコトヲ得ス 第七十六条 法律規則命令又ハ何等ノ名称ヲ用ヰタルニ拘ラス此ノ憲法ニ矛盾セサル現行ノ法令ハ総テ遵由ノ効力ヲ有ス  歳出上政府ノ義務ニ係ル現在ノ契約又ハ命令ハ総テ第六十七条ノ例ニ依ル

  どうでしょうか。とても固い感じがしませんか? ただ、これは「大日本帝国憲法」で、「指輪」とは関係ないので安心して下さい。「指輪」は流石にここまで固い文章ではないです。僕、一回挫折してますが、再チャレンジしたい作品ですね。

 「指輪」のファンサイトでは「馳夫&チェリー ファンタジーネット」 「Minas Tirith」が凄め。もうリンク集もバッチリで、ココ押さえておけばほぼ全ての指輪ネタ把握出来ます。


11月23日(金)☆

 「小池栄子2001 IBIZA TOKYO(扶桑社)」「週刊ヤングサンデー」購入。コンビニで。店員が可愛い女の子だったら店変えて買ってたでしょうけど。

 「ヤングサンデー」は一冊しか残ってなく(ちゃんとしゃがみ込んで並びの奥の方まで掘り起こすように探したので一冊しか無かったのは確かです)、幾度か立ち読みされ少々ヨレてましたが購入。

 「小池栄子2001 IBIZA TOKYO」はムックです。以前の告知では11月16日発売となっていましたが、実際はどうだったのでしょうか。とにかく入手できたので何も問題なしです。

 このムックはイビサ島と東京の二ケ所での撮影。写真集ほど上質な紙ではないんですが、内容はそれ(写真集)同然で価格は¥762という、自分的にはとても嬉しい設定。イビサ島の脂肪がめり込んだ黒ビキニや、黄金水着で浅瀬を這い回ってるショットが過呼吸を誘発させます。

 そして東京編が全く僕のツボ。

 白ビキニで公園のブランコにしゃがみ込んで乗ってます歯医者の診察台の上でビキニで寝転がってます橋の上で股かっぴらいてストレッチしてますよ。上がシルバーの軽量甲冑的衣装で下が白ビキニの出で立ちで銀座の交差点のド真ん中で撮影してます。

人が沢山いる街中に肉体をほとんど露出した状態(水着)で放り出されてる鬼畜感漂うシチュエーションがもうツボ。

 いいっすね。いいっすねいいっすね。ピンクの水着に身を包み、プールではしゃぐ栄子ちゃんもイイですね。桃色の球体。ポイントがくっきりしてますね。そういう水着なのか、それとも水が冷たかったのでしょうかね。

 白い太股の根元あたりに肌の色が違う部分も確認出来ますが、これは影でしょうかね。影だろうがだろうが問題なしです。僕が勝手に色々と思い込めばいいだけですから。これは暫く飽きそうにないですね。堪能し切るのにかなり時間をかけるコトが出来そうです。

栄子ちゃんにありがとうの言葉を。

ブラボー。

そして、ブラボー。

貴女のお肉はガード不可能。

貴女の桃色にノックダウン。

栄子栄子栄子栄子栄子栄子栄子栄子栄子栄子栄子栄子栄子栄子栄子栄子栄子栄子栄子栄子栄子栄子栄子栄子栄子栄子栄子栄子栄子栄子栄子栄子栄子栄子栄子栄子。

素敵なお肉に、心から乾杯。

 

 

 

 

 

 

 

読書感想リングに本登録されますかね、このサイト。


11月22日(木)☆

●今週のバキ感想●

 今号を要約すると、柔道マッチで次々とオリンピック選手クラスの警察官を圧倒するオリバ。そしてそれを見兼ねたのか、いよいよ渋川剛気が相手に。隙を突いて渋川の胴着を掴み床に叩き付けようとするも、渋川回転着地成功。しかもその一瞬の攻防でオリバの右手首関節を外してるという早業も決めていました。オリバ、「ブラックベルトは諦める」と。しかし渋川、黒帯を投げ渡して今回は終了。

 バキ感想をこちらに移したものの、特に書くコトがないのが辛いトコロです。オリバよりも渋川の方が上手、という感じになってますが。一週休んだのに進展も別段ありません。厳しい辺りです。

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 「光の帝国」がNHK総合にて12月4日(火)からドラマスタートです(全4回)。TVぴあの紹介文から察するに、結構アレンジが加わってそうです。恩田陸作品では最近「ネバーランド」のドラマ化がありましたが、小説の方を読んでいなかったので観てませんでした。

 記実子役に前田愛。何かピンと来ません。記実子は、常に毅然とした態度をとる、並み大抵のコトには動じないキャラって印象があるので。これは観ようかと思ってます。理由は、愛ちゃん可愛いからでちゅよ。その意気や良し。

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 山風がらみのホームページを探すと、データベースとして整ってるのが「山田風太郎先生愛のお部屋」山田風太郎事典」などが見つかります。こういう凄いコトをやってるトコロを見つけるとやる気が失せます。

 更に、こちらの「密室系」では山風未刊行作品カウントダウンという、閲覧者には便利で管理人地獄な企画もあります。

 個人的に好きなコトをやってる感じがするのが「オレの家・屍山血河」、ココ、風太郎忍法帖作品のCG画を少しずつ描いています。


11月21日(水)☆

●今週の「餓狼伝」感想●

 実は前号を読み逃してました。どこにもアッパーズがありませんでした。前々号でのラストは、文七のダウンと同時に獣が解き放たれるイメージが重なって終了。そして今号です。

 文七、立ってます。レフリーの指が2本で停止してます。客が「あの倒れ方から2秒で立つか!?」と驚いています。

どうやら一話で2秒しか経ってなかったようです。

 文七、もの凄い獣性丸出しの顔してます。唇めくれ上がってます。堤、超ダッシュで攻撃を仕掛けますが、ここで文七の虎王炸裂。ヤバい程の描写で堤の顔面に膝がヒット。ホントにヤバい感じで今号は終了。

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 サイトが死んでいた時に読了していた本のレビューを少しずつ書いていきたいです。この期間に数冊しか読み終えていませんが。

恩田陸「光の帝国-常野物語-」(集英社文庫)

裏表紙口蓋

膨大な書物を暗記するちから、遠くの出来事を知るちから、近い将来を見通すちから---「常野」から来たといわれる彼らには、みなそれぞれ不思議な能力があった。穏やかで知的で、権力への志向を持たず、ふつうの人々の中に埋もれてひっそりと暮らす人々。彼らは何のために存在し、どこへ帰っていこうとしているのか? 不思議な優しさと淡い哀しみに満ちた、常野一族をめぐる連作短編集。

「大きな引き出し」「二つの茶碗」「達磨山への道」「オセロ・ゲーム」「手紙」「光の帝国」「歴史の時間」「草取り」「黒い塔」「国道を降りて...」以上10編収録

 この作品以前に読んだコトのある恩田陸作品は「不安な童話」「六番目の小夜子」「球形の季節」の3作でした。かなり記憶がぼんやりとしてきてるのですが、これらの作品に感じたのは「フォウフ」の効果を上手くミステリに取り込んでるなというものでした。

 具体的に説明するとネタバレになるのですが、「フォウフ」とは、「Friend of a friend」の頭文字から採られた民俗学用語で、都市伝説を作り上げる最大の要因「あの〜コレ知ってる? 友達の友達の話なんだけど〜」という噂の伝播を指すそうです。ルーツが不明瞭な話にはどんどん尾ひれが付いて大きくなっていく例のアレです。

 んで、以上の前フリは殆ど活きないんですが、今回の「光の帝国-常野物語-」、ミステリではありません。今まで読んだ作品とはアプローチが正反対とも思えました。日常に異能力というファンタジックな雰囲気を忍ばせつつ、優しさも醜さも認めた生き方。そんな常野一族のそれぞれの瞬間が描かれてます。

 作者があとがきで「手持ちのカードを使いまくる総力戦になってしまった」と語るのもうなずける密度。各短編で、単純に一人一能力と考えても、短編で消化するにはほんの断片しか見せられません。だからこれはもうエッセンスそのものに近い。もっと薄めて伸ばせば長編に出来るものもちらほらある感じで、何だかもったいないなとも思いました。

 連作短編集なんですが、表題にもなってる「光の帝国」、これの収まってる位置がナイスです。ラストでもトップでもなく、そしてこの10本の連作が、芯で一本の流れを持ってるのをそっと主張する絶妙な位置です。

そしてこの作品で最も心に残った文章が以下。

「音楽にすれば総てが美しいって。憎しみも嫉妬も軽蔑も、どんなに醜いおぞましい感情でも、それを音楽で表現すればそれは芸術だって。だから音楽はどんな時でも味方なんだって。武器なんだって。(国道を降りて.../P263より)」

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 この「光の帝国」、読了したのが割と最近なんですが、昨日古本屋にて結城昌治「葬式紳士」「影の殺意」「犯行以後」「犯罪者たちの夜」「死者たちの夜」(以上、角川文庫)を購入。

 更に山田風太郎「天狗岬殺人事件」「忍法創世記」(以上、出版芸術社)購入。

1冊読んで7冊買ってりゃ未読減らないですね。

 山田の2冊はハードカバーで1冊1700円と高い。結城昌治、今確認したトコロ、「死者たちの夜」すでに持ってました。バカです。もうホントバカ。 


11月20日(火)☆

 えー暫く死んでいた当ホームページ「狂詩曲魔剣終星」も今日から頑張って更新を進めたいと思います。死んでたの2度あったので今回も非常に怪しいトコロですが。

色々と改良を加えます。まず、

1 フレームをとっぱらった。

 広告の関係か、異様に重いのでとっぱらいます。それに、僕あんまりフレーム好きじゃなかったかも。更新作業が楽になると思っていたんですが、そうでもなかったです。レイアウト的に別サイトとほぼ同じになります。これがやりやすいと思うので。

2 漫画解禁。

 これを今までやりたくなかったのは、漫画の方が自分的に気軽に触れやすい強いメディアなので、解禁にするとこのコトばかり書くようになりそうだから。加えて、そうするともう一つのサイトの日記で何も書くコトがなくなりそうだったからです。自分の生活に書籍の占める割合が結構高めなのに気付きました。

 書籍をとっぱらったもう一つのサイトの日記では、デジタルな趣味(音楽&ゲーム)と職場ネタ中心で頑張っていきたいです。ジャンプ感想とバキ感想は今後こちらに持ってきます。

3 中国人を犯人にしない。

 中国人は、空手の歴史の結晶とも言えるマッハ突きを真っ向から切って落としたり、あばらが浮き上がる程の肺活量で吸い込んだ空気を吹き矢の様に飛ばして攻撃してきたり、素手で巨岩を球体に削ったりするので、そんなの犯人にすると読者が納得しません。準決勝あたりで退場させます。

 

 主に以上3点でしょうか。読書感想というものが、ネタバレを回避する為にビシっと書けなかったりとどうにも難しい面があり、手法を結構模索していました。毎日小説など活字のみに限定してのネタ出しはどうやら自分のキャパを超える行為だったと判明。漫画もアリで。


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