10月31日(木)☆
山田風太郎「かげろう忍法帖」「戦艦陸奥」読了。10月も終わりですか。早いです。本日の購入書籍。
寺沢武一「GUN DRAGON Σ」(集英社)
倉阪鬼一郎「文字禍の館」(祥伝社文庫)
歌野晶午「館という名の楽園で」(祥伝社文庫)
武一のシグマって奥付けみたら2002年の5月発売になってます。ネットで存在を知った時は「きっと昔の作品で通常の書店には置いてないんだろうなあ」ぐらいに思ってたのですが、サイズ小のこのバージョンが出てくれて入手が楽になって良かった。
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●今週のバキ感想
「カンベンしてくれぇ! オレが悪かった!!」
謝りました。遂に謝りました。ジャックVSシコルスキー、この1戦で絶叫謝罪が出ました。誰が謝ったかと言えば、ショウちゃんです。電話してたらいきなり巨漢が二人入ってきてドンパチやり出してうっかり謝りました。まあ、あのシチュエーションなら僕も謝りそうです。
電話ボックスのガラスをパンチで突き破るってのはどうやら相当なパワーの様子。スプリンクラーを指2本でつまんでぶら下がるよりも凄いコトらしいです。突き抜け過ぎていてどっちが上なんだかマヒして分からなくなってきてます。4000倍カレーと6000倍カレーを味わい分ける舌を僕は持ってません。
新生ジャックには噛み付き能力がもうないんでしょうか。現段階で見せてる新しい闘い方は、ただぶん殴るという勇次郎に近いものになっています。
ジャックが綺麗なままで生き残ってますね。綺麗に残ってる3名、ジャック、オリバ、バキで闘いを考えると、3つ組み合わせがあるんですが、一番見たいのがこれ。
ジャックVSオリバ。
オリバが勝つのが順当なトコロですが、実際にはどちらが勝ってもストーリー的に破綻は少ない。このカードの勝者がバキと死刑囚編ファイナルバトルを飾るコトが出来る。
オリバ勝者なら、続くオリバVSバキは愛という言葉が絡んでる二人だし、死刑囚編を締めくくる対戦として相応しい。
ジャック勝者なら、それはオリバの愛の思想を打破した意味合いにもなり、オリバの「愛こそが人を強くさせる」という言葉を継いでいるバキとの対照的なバトルとして、こちらも死刑囚編ラストに相応しい(ジャックのパワーアップに愛が絡んでないコトを前提に考えてます)。もちろん勝つのは主人公のバキです。ここで負けたら最大トーナメントでの兄越えが振り出しに戻るので。
というワケでジャックVSオリバが勝者の見えないカードだと思えます。
10月30日(水)☆
本日の購入書籍。
森博嗣「女王の百年密室」(幻冬舎ノベルス)
寺沢武一「武 TAKERU」1/2巻
石川賢「柳生十兵衛死す/原作:山田風太郎」5巻
岡崎二郎「アフター0」5/6巻
木多先生の「代表人」あたりを古本屋で買って真剣にレビューしてみたい気がしてます(もちろんマイナス評価の方向で)。今日行った古本屋には売ってなかったので見送りですが、いずれやるやも知れぬ。
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●石川賢「柳生十兵衛死す/原作:山田風太郎」5巻
後半半分は描き下ろしでしょうか。たしか連載時には天草四郎などが出てきた次の号でスッパアーンと終了だった記憶があるので。連載は物凄いブツ切れであからさまに打ち切りだったので、この描き下ろしは嬉しい。嬉しいんですが、
描き下ろしても終わってねえ。
続きが気になって原作を探す人がいるかも知れませんが、今じゃ原作もすでに入手困難な感じに思えますし、もし入手して読んだトコロで全然別のストーリーです。
んで、この5巻。二人の家康の謎はストレートに双子でした。途中でドンパチやって、援軍に来た由比正雪/天草四郎/宝蔵院胤舜/荒木又衛門らの隠れ家へ。秘密兵器バラモン砲なんてのが出てきました。甲賀軍艦を撃ち落しつつもすぐひしゃげたバラモン砲。巨神兵を髣髴させます。
幕府の地下に網のような地下通路を張り巡らせている武士勢。ここで十兵衛が出会うのが国千代。ここでは家光の双子の兄弟という設定です。竹千代(家光)と国千代って対比は「甲賀忍法帖」を思い起こさせます。最後は「忍びの時代はこの十兵衛が」「十兵衛が斬る!!」で終了。もう中途半端全開です。
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●結城昌治「犯罪者たちの夜」(角川文庫)
ストイックな正義観と独自の行動哲学をもつ孤独のヒーロー、紺野。
七人の弁護士仲間でビルの一室を借り、1DKの安アパート暮し、オンボロの車を駆って、舞いこんでくる事件を追って今日も巷を奔走する。
夜に追われて/危険な女/殺意の絆/きたない仕事/不透明三角関係/猫の身代金/行きずりの女/因果の車/密告者 以上9編収録
「死者たちの夜」に続く紺野弁護士を主役に据えた連作集。ここで言うコトではないんですが、連作集とは同一の主人公が登場する(もしくは同一の世界観を共にする)短編集を指します。最後にシリーズ全体を包めるラスト、というものがない、どの短編から読んでも構わないものです。この作品にしても発表順に並べられているワケではありません。
結城昌治作品に関してはもう書くコトなくて困ってます。主人公/紺野の造型がイイんですが、結城昌治作品の主人公は社会的にアウトロー、でも自分なりの信念を以て行動している、というキャラ造型が多い印象。前回感想の「始末屋卯三郎暗闇草紙」の筧卯三郎なんかもそんな感じです。
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●結城昌治「風変りな夜」(中公文庫)
短編6編が収録されていて、非常にレパートリーに富んだ内容になっています。幾つか読んだ覚えのある作品もありましたが、通読しました。
○瀬峰二郎の犯罪
最初は割とオーソドックスなミステリで。オーソドックスと行っても犯人落としの倒叙スタイルですが。
○喘息療法
夫を殺害しようと企む妻。みみっちい駆け引きがコミカルな雰囲気を醸し出していて、結城昌治のブラックユーモア嗜好の色合いが出てる作品です。ラストはそれなりに「読める」んですが、短編だし構わない。
○暗い家
ブラックだけど、ブラックユーモアとはいえないシビアっぷり。「喘息療法」「暗い家」「孤独なカラス」という並びはどんどん救えなくなる内容になっていてこれ狙ったのか?と考えちゃいます。
○孤独なカラス
これは何でしょうか。オチも何もない感じです。今日日で言うトコロの快楽殺人ものみたいな印象です。結城昌治作品としては珍しい何もないっぷりです。登場人物のカラスはその思考の不明瞭さが不気味さを醸し出しているのですが、この作品自体が何を書きたいのか分からずそのまま不気味です。
○昇天綺譚
ババアの一人称によるミステリという感じでしょうか。宮部みゆき辺りならもっとあざとく泣かせる方向に持っていきそうですが、そこは結城昌治。むしろ皮肉的に料理しています。全体に漂うすっとぼけた感じがイイ。老人の見えの張り合いなんかの細かな描写が楽しい。
○惨事
救えない話です。暴行を受けた女性が心の傷を癒せるコトなく人生を踏み外していく話。過去を捨てる/怨みや憎しみに囚われてはいけない、なんていう道徳めいた一言では済まされない気持ちというのはある。そっちに行っちゃダメだと分かっていながらもそっちに向かう気持ちが非常に分かるという。当事者じゃなきゃ理解できない痛みがビシビシ伝わる作品。
10月29日(火)☆
●スティーヴン・ハンター「魔弾」(新潮文庫)
ユダヤ人シュムエルが移送された先は、ドイツ南西部にある収容所だった。ある夜のこと、作業中の囚人たちが漆黒の闇のなかで次々と倒れていった。ただ一人逃げ延びた彼は、仲間が絶対不可能なはずの標的にさらされたことを知る。一方、米国陸軍大尉リーツは、銃器の発注書からドイツ軍が要人暗殺を極秘裏に計画中だと気づくが......。
原題は「THE MASTER SNIPER」。なのでこの「魔弾」というのは意訳でしょうか。カッコイイので全然オッケー。どうせなら「おい、このドイツ製のかっこいい銃を見てみろよ」という台詞なんかも「おい、このドイツ製の銃を狭い世界でキミしかいない他の名前が出てこない」ぐらいに意訳して欲しかったです。ウソです。T.M.Revolution知らないとワケ分からないコト書きました。
ハンター作品ではさほどの評価を受けていない気もします。他の作品が抜きん出てるのかなあ。これしか読んでないのでその辺比較できないんですが。
視点が様々に切り替わる感じで、主人公もこれといって限定できないストーリーですが、登場人物紹介で一番最初に書かれているレップあたりがメインの一人。このレップがマスタースナイパーの異名を持つ腕利きの狙撃手。話が進むに連れ、どんどん人間味が薄れて使命遂行マシンのようになるのが意表を衝かれました。メインだけどまるで感情移入出来ません。桐山和雄みたいな感じ。
リーツ大尉らアメリカ側が、僅かな情報からレップの存在とその目的を突き止めていく過程がイイ。この視点で読めば、スピリットはハードボイルド。
そしてレップが狙う標的も意外。史実上の有名人が標的、という歴史的な事実に依存したオチではなく、作中で完結してる辺りに、作者の独創に満ちた小説という印象を持ちます。
10月28日(月)☆
最近のジャンプで宣伝されている荒木飛呂彦が表紙/挿絵を描いた「ストームブレイカー」を先日書店で見かけました。ハリポタと並んでいて、『ああ、これはそういう感じの本だったのか』と理解。判型もそんな感じでしたし。
じゃあWJ48号感想。
●テニスの王子様
日吉若(ひよしわかし)という座りの悪い名前のキャラにムカついた前号ですが、今週号ではよろしくやうんうんに写植を使ってるトコロで頭にきました。
最後のページで気付いたんですが、リョーマってまぶたがあつぼったいんですね。今までもそんな顔が何度かあってちょっと気になりつつも、印刷の都合でゴミでも入ったのかそれとも消しゴム掛け忘れぐらいに思っていました。
●ワンピース
扉連載、少女が手にしてるおもちゃがやっぱ一番欲しいですね。
前回で「今まで苦戦していたサトリにいきなり勝利」という、謎の展開を見せた本編。もたついてるとアイシールドにジャンプの看板取られちゃうぞとでも思ったのでしょうか(邪推)。今回はどさくさに便乗してシャンディアがアッパーヤードに突入しました。
一方主人公パーティのルフィ/サンジ/ウソップ組は、船に乗り込む為のウソップの奇策で神官以上のダメージを。
ゾロ/ナミ/ロビン組はここアッパーヤードが浮上したジャヤだったコトを突き止めます。今号の段階ではまだ『だから何だ』レベルですが、次回以降でどうなるのか楽しみです。
●アイシールド21
そういうデビルバッツの戦略なんでしょうが、ちょっとつなぎ合わせな内容。スピードに乗りながら読んでて、突然ガクンと止まるような。アメフトのパワフルなぶつかり合い/スピーディな駆け抜け、以外の一面が見えました。
次回ではいよいよ進の参戦というコトもあり盛り上がりそうです。桜庭のフォローもロクにされていませんが、とにかく進です。最後のコマの超アップだけでも力の入れようがヒシヒシ伝わってくるというもの。
●いちご100%
さつきの教室での振る舞いはヤバいです。ストーカーになる可能性を秘めている女性です。
それよりも大草が真中に語るトコロでのイメージ映像、このさつきの『ねーみた?今週のジャンプ〜〜』が表紙から46号と分かります。原稿アップから本になるまでの間隔がちょっと予測できる瞬間。
●MR.FULLSWING
ゾンビネタがしつこすぎて面白かった。
●ナルト
ナルトの成長スピードに対するサスケの焦りが良かったです。もともと強めのキャラのサスケですが、向上心を持っているのが素敵。まあガアラ戦、ダメでしたからね。
●プリティフェイス
この漫画はもうドタバタコメディでいくらでも描けそうな感じですね。とは言っても基本的に読み切りスタイルなので大変な部分も多そうです(今回は前回の続きでしたが)。
今週の扉ヤバいでしょ。
『見えそで 見えない!?』って...男でしょ。どんな層に受けてるんでしょうか。ギルティギアXXでブリジット使う層でしょうか。僕じゃん。ウソです(もちろんイノ使用)。
●ソードブレイカー
グルトニー、更に羽や手足を収納変型して実にシンプルに。負けてはいられないとソードブレイカーも変型してヨロイに。もうどうでもいいです。
●ストーンオーシャン
遂にウェザーが死亡。ついでにヴェルサスも死にました。フーファイターズの時といい、プッチのギリギリ逆転が凄い。最後のコマのエルメェスは余計だったかも。
6部って主人公の仲間が死ぬ近辺の逆転に次ぐ逆転が燃える感じになってます。ラストバトルにもかなり期待したいトコロ。
●ハンター×ハンター
ゴンとキルアは現段階でどうやらツェズゲラを上回る念能力の域に達していたようです。「まぁオレの全力には少し及ばないが」と苦笑い負け惜しみを言うツェズゲラに親しみ度アップ。そして「一坪の海岸線」入手の為に一時的にゴン達と手を組むコトが決定。
カード入手の為にはスポーツ勝ち抜き勝負が行なわれるコトを聞き、確認された8種目を見てツェズゲラの台詞。
「なるほど...オレはビーチバレーにしておくか」
ガラじゃねえ。
真っ先に決めてそれかよ。あまりのガラじゃないっぷりに好感度アップ。しかもこのビーチバレー、ゴンと組むコトになったし、「一坪の海岸線」入手の際のボスキャラの種目もそれっぽいです。
10月27日(日)☆
●田中麗奈「rena@19」(ワニブックス)
僕がアイドルにハマる場合、那由多遥もそうなんですが、時折突発的に非巨乳系にハマるコトがあります。この田中麗奈もまたそんな感じでハマったアイドル(女優か?)で、僕の嗜好から見れば、あからさまに変格です。どうして突発的に変格にハマるのか疑問に思われる方もいるかも知れませんが、そんなの僕が知りたいわ。
この写真集は田中麗奈ファースト写真集で、タイトルが示す通り、19歳の田中麗奈のピュアピュアな姿を収めています。全編ピュア。ピュア全開です。透き通るような白い肌がもう少女の美しさを完璧なまでに引き出しています。
短パン姿で線路でしゃがみ込んでいるのがお宝扱いになっていますが、真意としてはまったく無邪気なショット。確かにこの股間は凄いですけど。
とにかくこんな高純度なピュアを誇る田中麗奈です。とてもエロチックに裸になる姿なんて想像出来ない程の存在でした。それゆえに、そんなピュア全開の田中麗奈のアイコラを作ってネットに公開する人の存在を知った時には信じられませんでしたし、まさかそのアイコラを自分が喜んで集めるようになるとはホント思ってもいませんでした。
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●田中麗奈「La Strada 〜ラ・ストラーダ〜」(集英社)
『元気がないあなただったら元気がでますように☆』という直筆メッセージが帯に記されている、スイス〜イタリアを舞台に撮影された写真集。
これは田中麗奈、20歳の写真集です。1stの時よりも遥かに大人びた顔立ちになっています。ていうかそれでも少女の領域に踏み止まっています。ああ、田中麗奈が小池栄子よりも年上だなんて信じられない。
この頃の髪型が僕的に一番好きかも。今さらですがネコ顔ですね。特に寝顔がネコです。まんまネコ。
「無い」ながらもよく見るときわどい胸元ショットがあちこちにあります。ホント「無い」けど。僕より無いかも知れません。いや今のは流石に言い過ぎですが。
ちょっと松嶋菜々子っぽい表情に見える時があります。笑顔が特に。歳取ったらあんな感じになるのかな。
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●田中麗奈「はつ恋 MEMORIAL PHOTO BOOK」(角川書店)
田中麗奈主演映画「はつ恋」の写真集。
この辺はちょっとコレクターズアイテムの域なのかも。この紙質で1500円ってのは高いでしょ。
田中麗奈の写真集、として見ると物足りない一冊です。これは内容/構成としては映画のパンフレットに近いものに思えます。「はつ恋」という映画単体のみでは語られなかった部分、その辺が補完されていますね。例えば『なぜ会田聡夏(田中麗奈)は藤木真一路(真田広之)を母に会わせようとしたのか』なんてのもこれを読んでようやく理解出来ました。
田中麗奈の出た映画作品では「がんばっていきまっしょい」が非常に評判のイイものですが、実は未見です。観たい気満々なんですけどね。んで、僕的に一番好きな田中麗奈は「第一でナイト」です。僕の魂です。
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そういえば別サイトにて書いた「入神」の感想文をこっちに持ってきていなかったのでこれも移動させます。
天才少年・牧場智久の本領たる「碁」の世界を扱った漫画です。牧場智久とは、竹本健治の著作ミステリ、「囲碁殺人事件」「将棋殺人事件」「トランプ殺人事件」の「須堂信一郎&牧場智久」シリーズ及び、「凶区の爪」「妖霧の舌」「緑衣の牙」の「牧場智久&武藤類子」シリーズに出演しているIQ208の天才少年。(少々脱線しますが、この二つのシリーズでは「須藤&智久」モノが好みです。天才智久がワトソン役に回ってるってのがちょっと憎い)
んで、この漫画「入神」はミステリではなく、あくまでも勝負、そして天才に対しての竹本健治観が描かれています。「囲碁」という媒介を用いて、「その道」の天才とはどういったものかが描かれています。
そして竹本健治がこの作品で天才の位置に据えているのが、智久ではなく、桃井くんという男。桃井くんとはどんな人物かと言えば、コミケ用にやおい同人誌の原稿を描き、アイドルコンサートに通い、対局室に犬を持ち込む男。でも碁が強い。
囲碁に関して全く努力をしていない。ただ強い。強く生まれたから強い。
強さの理由、特になし。
あえて言うなら、
碁の神に愛されている。
そうとしか説明できない理不尽な強さ。神様から握力をプレゼントされたと表現される花山のように、桃井くんには碁の才能がプレゼントされた。このキャラ造型、憎いです。毎日毎日ひたすらIQ208の頭脳をフル回転させながら碁のコトばかり考えている牧場智久が、それでも未だ届かない場所にいる存在。「入神」は、このまるで正反対の二人の勝負を熱く描いた作品です。「天才」に対する竹本健治の一つの答が「碁の闘い」を通して描かれています。
10月26日(土)☆
《更新履歴》...「イラスト」に「ディオ」「桐山和雄」追加。掲示板また新調。
またBBSを変えました。面倒ですみません。スレが上がるし、入力した名前やURLが残るので再カキコの時何度も入力する手間も無く、色々と良さげなのでこっちにします。旧掲示板は10月中に撤去しますので、以後の書き込みは新しいBBSへお願いします。
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●内藤泰弘「トライガン・マキシマム」5巻
龍津城砦近辺を舞台にした闘いが一区切りするまでを収録。
ホッパードとミッドバレイ以外にもレガート、更に「GUNG-HO-GUNS」ロストナンバー13のエレンディラ・ザ・クリムゾンネイルが登場。
ホッパードがジュライに関係していたキャラクターで、回想シーンなどを通してジュライの事件が描かれます。ホッパードの「失われた半身」ってのは盲目の女性のコトなんですな。ジュライ事件以前から下半身の千切れたキャラでした。
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●内藤泰弘「トライガン・マキシマム」6巻
龍津城砦での長期戦が続いた次のエピソードではヴァッシュの銃の腕前なんかを扱った短編。
2人「ミカエルの眼」から「GUNG-HO-GUNS」要員として殺し屋が登場。登場時に軽いミスディレクションあり。
後半ではプラントがエネルギーを生産すればするほど「黒髪化」が進行する(力は無尽蔵ではない/全ての髪が黒髪化すると寿命が尽きる)、などと言った事実が判明します。
10月25日(金)☆
●有栖川有栖「幻想運河」(講談社文庫)
シナリオライターの卵、恭司がアムステルダムで遭遇したバラバラ殺人事件。在外日本人社会の濃密で澱んだ空気が生んだ犯罪が、不思議な糸で大阪の殺人事件につながっていく......。ふたつの水の都をいろどる、奇怪な薔薇のイメージはなにを意味するのか?
有栖川有栖裏ミステリ・ベスト1という表記がされてるのをよく目にする作品です(この文庫の裏表紙にも書かれています)。読んでみて納得。作中作のパートが恐らくこの作品をそう呼ばせているんでしょうな。
この幻想的な作中作のパートは京極夏彦「魍魎の匣」を読んでいた人には衝撃が薄いかも。「魍魎の匣」もマイケル・スレイドの「カットスロート」を読んでた僕には衝撃が薄かったのですが。出会う順番で印象は変わりますね。「カットスロート→魍魎の匣」って流れで読んだ人って僕ぐらいでしょうけど。
オランダやドラッグの知識がふんだんに盛り込まれた、余剰の部分でも充分に読ませるミステリです。関西人に多く見られる関西最高的描写は相変わらず鼻につきますが。そう言えばノンシリーズでしたね、この作品。
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●乙一「天帝妖狐」(集英社文庫)
○A MASKED BALL -及びトイレのタバコさんの出現と消失-
トイレの落書きコミニュケーションってのは解説で我孫子武丸が述べてるように、ネットにおける掲示板の書き込みチックな面白みを感じます。このハンドルネームで書き込んでるのは誰だ?という感じでミステリ風の味わいも出てます。
ラストでホラーに展開しますが、ホラーになろうがなるまいが、乙一の創作スタンスとしてはきっとどうでもイイんじゃないでしょうか。
○天帝妖狐
ファンタジー的な化け物を、化け物サイドの視点をふんだんに盛り込みその葛藤/悲愴を描いてる作品。怪物にもそうなったまでの歴史がある、という感じでしょうか。ゲームで瞬殺されるザコ敵に徹底的に感情移入したかのような作品です。こんなの乙一しか書きません。
読後に物語の骨組みを思い出すと、割と昔からよくあるタイプの内容に思えてくるんですが、読んでる時の印象はまるで違っていました。
10月24日(木)☆
《更新履歴》...「バキリング」に参加、本登録して頂きました。トップ絵を変更。
トップ絵に合わせてトップ背景色も赤系統に変えました。リンクの色をどうするかで手こずった。本日の購入漫画。
きくち正太「おせん」1/2巻
石川賢「虚無戦記」1巻
古本屋にてゲット。ハンターのコミックス買おうかとちと悩んだんですが、結果的にこれらを購入。
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●今週のバキ感想
ジャックとシコルス、公衆便所バトルに引き続き、電話ボックスバトルへ。最後のヒキ文字の前代未聞ってのがなかったら何の目的で電話ボックスに入ったのか分かりませんでした。普通に電話するのかと思います。オレが先にかける。
最初にボックスに入ったのがシコルスなんですが、次の「ちょっとショウちゃんどうしたの?」のコマ、ロング絵で電話ボックスに入ってるのがジャックに見えて軽く混乱しました。お互いに別々の電話ボックスに入って睨み合ってるのかと。
何かこんなトコロで闘っても一瞬で電話ボックスオシャカになっちゃいそうです。ていうか「次どうする」「電話ボックス行きましょうか」的なノリでバトルのハシゴしてるのが変過ぎ。このジャックVSシコルスは死刑囚編が終了した時どんな位置付けになるのか。
シコルスの指の力は花山の握撃という攻撃方法を、より細かい対象/部分へ向けるやり方を秘めていそうです。大きな動きの封じられた狭い電話ボックス内では、懸命にジャックをちぎったりむしったりするのでしょうか。んで、ガブ一発で逆転。
10月23日(水)☆
●内藤泰弘「トライガン・マキシマム」3巻
ウルフウッドVSグレイ、ヴァッシュVSレオノフが収録。
グレイは『ナインライブス』の異名の通り、9名の小人が中で操っていました。パペットマスターのレオノフはヴァッシュの古い知人だった様子。断片的に過去が描写されるもはっきりとしたコトは不明です。人形対策にとったヴァッシュの切り返し方法は、スプリンクラー(?)を破壊して一帯へ水を降らせる。それにより、人形とそれを操る為に張り巡らせた数十キロの糸へ水の重圧を加え、レオノフの指を締め付ける。
レオノフ戦も含めて、ヴァッシュの長命ぶりにアプローチされている巻かも。
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●内藤泰弘「トライガン・マキシマム」4巻
ナイブズ再登場シーンがありますが、髪型変わってるのでしばらく誰だか分かりませんでした。「トライガン」3巻では長髪にて登場でしたが、過去回想でも今回の短髪バージョンが多いです。
次の闘いの舞台は龍津城砦。ここではホッパードとミッドバレイが敵として現れます。ミッドバレイは音を武器に、ホッパードはコマのような下半身を利用して闘います。ホッパード、デザインがどうなってるのかよく分からないです。
10月22日(火)☆
何かウェブリングが機能しない。他サイトも含めて。おおもと(ウェブリングジャパン)が今おかしい状態なんでしょうか。
それはさておき笹沢左保がちなれまちた。今年は鮎川哲也も亡くなられています。去年から、僕ですら知る知名度の大御所的な作家の方々がぞくぞくと他界されてるのは残念なコトです。
笹沢左保の代表作の一つ「木枯らし紋次郎」シリーズは屈指の良作。オススメです。量産家ゆえ薄味の印象を持たれてるかも知れませんが質の高い作品が多いです。
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●内藤泰弘「トライガン・マキシマム」1巻
最初のエピソードは仕切り直しでヴァッシュが再登場する話。ニセモノ登場なんかも絡めて。ヴァッシュの隠し方が面白かったです。
ワル保険屋の話をはさみ、列車強盗の話。「ヴァッシュ・ザ・スタンピードの身内の概念は阿呆ほど広いんだ」という言葉がよさげです。
巻末作者漫画によると「トライガン3巻」が出る前にこちらの「マキシマム1巻」が出てた模様。このマキシマム冒頭のフィフス・ムーン事件なんかはリアルタイムで追ってた読者には謎なものだったのかな。
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●内藤泰弘「トライガン・マキシマム」2巻
ナイブズの配下的存在/レガート及び「GUNG-HO-GUNS」が本格的に再始動を開始する巻で、この巻ではサムライ/雷泥とのバトルがあります。
ナイブズに五体不満足にされたレガートが絵的にヤバくてイイ感じです。主人公の腕がもげてたり下半身がちぎれてるヤツがいたりフリークスチックなキャラ造型が目に付きます。
ラストはヴァッシュのかつていた砂漠のシップへ。ここでは人形使いレオノフと巨漢キャラのグレイとの戦闘があり。決着は次巻にて。
10月21日(月)☆
WJ47号感想。
●ワンピース
前任の神をも倒すスカイライダー。四神官の強さを知らしめしたトコロで一方のサトリはルフィ達に倒されました。ギャグモードか否かの差で。
チョッパーが沈みました。そういえば雲の海も悪魔の実のカナズチ効果ありなんでした。(試練で攫われる直前に)船に乗り込む時雲の上歩いてたような気もしますが。
●ナルト
登場したマイト・ガイを見て鬼鮫の言うセリフ。
「何て格好だ...珍獣の間違いでは?」
変? 変ですか? 他のヤツ等と別に変わらんじゃん。ベルトですか。
●アイシールド21
1チームにつき3キャラぐらいの焦点というやり方が上手いです。チーム人数同様10人以上キャラクター作り込んだりしても、読みにくい/分かりにくい/話の流れを殺す/と無駄なコトばかりだし。
●ヒカルの碁
首を洗って待ってろジジイ
緒方、アキラ戦で感情むき出しにして以来ヤバキャラモードになってます。
●ストーンオーシャン
ウェザー敗北。神父メッチャ危なかった。4部の吉良もそうですが、倒せそうで倒せない敵の方が「もどかしい」という部分での読ませる力を感じます。2部カーズのように圧倒的な相手をどう倒すかってのも面白いんですが。
●ボボボーボ・ボーボボ
初期の異様なシュールぶりよりも適度にツッコミがある方が面白いです。ツッコミがベタ過ぎる時期もあったけど最近はちょうどイイ。
●ピューと吹く!ジャガー
血は許せるけど、鼻水は見ててイヤな気持ちになりました。ヤバいです。耳水に至っては最悪です。
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