10月20日(日)☆
あまのじゃく的に脊髄反射で違う違うと反対のコトを言って、その挙げ句自己矛盾に陥り、それに気付いてないバカってイラつくコトこの上ないですな。プライドばかり肥大した無能ってキツいわ。ヒスってからヒスじゃないと自己弁護するよりも、最初からヒスるなよ。自分の言動に無自覚な人間って恐いわ。
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●リチャード・バック「かもめのジョナサン」(新潮文庫)
これは滅茶苦茶有名ですね。
一切の肉を省いた作品で、その時その時の精神状態やら環境次第で、非常に恣意的な捉え方の出来る作品です。色々な物事の比喩として捉えるコトが可能な、森羅万象の最大公約数的なエッセンスのみで構成されています。
世界的にベストセラーになった作品ですが、このエッセンスのみという徹底的に削がれた内容ってのが、あらゆる読み手のあらゆる読み方を許容できていると思います。
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●リチャード・バック「イリュージョン」(集英社文庫)
初読時にはジョナサンに一つの側面から肉付けしてみた内容にも思えた作品です。徹底した自己肯定が描かれています。一度切りの人生、自分が楽しまなきゃ意味がない。もうフレーズとしてはよくある言葉ながらも、意外と自分の人生に組み込まれていないんじゃないでしょうか。誰がどう思おうが自分の人生、自分が納得する生き方をして、全然構わない。
リチャード・バックの小説は、物語としての面白さもありますが、読んでて元気の出る啓蒙書、と僕は位置付けています。
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●リチャード・バック「ONE」(集英社文庫)
悔いの残らない生き方をする。パラレルワールドで様々な『あの時別の選択をした』自分と出会う主人公を通して、そんなメッセージを感じる作品です。啓蒙的な内容なのは他のバック作品と同様ですが、読感がそれぞれ異なっているのは物語的なエンターテインメント部分での引き込み方が上手いからでしょうな。
んで、この作品でとても納得した部分がここ。
「だいじょうぶ。彼を信じるわ。だって、彼、自己弁護しなかったもの。本気で自分を変えたい、と思ったのよ!」(P265)
自分が悪かったと言ったり謝ったりしても、ちょっとでもそこに自己弁護が入ると本心では何も反省してないだろうな、と分かります。「申し訳なかったと思っています。そんなつもりはなかったけど」、なんてのも『そんなつもりはなかったけど』と一言自己弁護を添えただけで『そんなつもりはなかったから私は何も悪くない』と、結局台無しになってますから。
10月19日(土)☆
本日の購入漫画。
車田正美「ビート・エックス」3/4巻
オインゴボインゴも売っていたんですが、あまりの薄さに躊躇っています。あれは3部作品内で出てきたものを抜き出しただけっぽい薄さでした。「解説:岸辺露伴」ってのが気になりますが。買うとしてもコレクターズアイテムのレベルです。どうしよう。
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●車田正美「ビート・エックス」1巻
「ルーツに目覚めろ!」でおなじみ「サイレントナイト翔」をあっさりと集英社ジャンプ編集部に打ち切られた車田正美がその後、角川月刊少年エースにて連載した入魂の作品。少年エース編集部的にはどういう考えがあったのか分かりませんが、若い雑誌だったし『あの車田先生の連載を載せれる!』と喜び勇んだ車田世代の編集者もいたんじゃないかと思われます。ジャンプほどアンケートでの打ち切りに左右されるコトもなかったのかも知れません。
それゆえか、このビートエックスは車田正美がその期待を裏切るコトなく描き切った、超絶な密度/衒学に満たされた傑作に出来上がってます。最高。
そして今回この作品、漫画文庫として出版。発行はホーム社、発売は集英社です。(まあ、角川もほら、ホラー大賞で落とした「バトルロワイヤル」の映画ガイドブック出してたし。ね。ね。)
1巻は、機械皇国なる勢力の存在と、それに立ち向かう主人公/高宮鉄兵、その兄/高宮鋼太郎が登場。んで兄、即行で機械皇国にさらわれます。
1巻だけでもこの漫画用のアイデア/世界設定が色々出てきますが、ちょこっとまとめるとこんな感じ。
◆メサイヤ・フィスト...鉄兵が右手に装備している特殊グローブ。
◆ビート(B’T)...機械皇国のロボティクスの極致、思考するロボット。血液を受けるコト で目覚め、最初の血液提供者(ドナー)にのみ忠誠を誓う。
◆エックス...鉄兵の師/華蓮のビートで、機械皇国最強と謳われた存在。現在は廃棄されている。
◆ラファエロ...機械皇国が手に負えなくなってるビート。何でも食べ、メタモルフォーゼを繰り返し続けている。機械皇国はコイツをどうしたらいいのか困り、天才科学者/鋼太郎教授を拉致った。
◆機械皇帝...機械皇国のトップ。
かなり一気にストーリーの大枠『皇国中心部「エリア」へ向かい途中のポイントを一つ一つクリアしていく鉄兵』が出来上がります。各ポイントにはそこを守る将校がいる。その将校とのバトルを重ねていく形になります。基本構造は至ってシンプル。
□鉄兵VSメタルフェイス
メタルフェイスのビートはマドンナ(羽の生えたトリケラトプス)。スクラップ島でのこの闘いで、鉄兵の流した血でエックスが目覚めます。裏表紙には「よみがえらせてしまう...」と、マズいコトしちゃったような書かれ方されてます。
□鉄兵VS鳳
神父キャラ/死の伝導者にして四霊将の一角、鳳ラフィーネとそのビート:ジュテーム(鳳凰)。現段階では99.8%鳳が勝利する組み合わせ。車田節の技を幾つか公開しただけで水入り。
□鉄兵VSキャプテン・フック
エリアを目指してまず最初に鉄兵が対戦するのがフックとビート・グルピー(ミミズっぽい虫)。酸と釣り竿(電流)で攻撃してくる敵です。最終的にはボロボロになっての鉄兵勝利なのに、苦戦したような気がしないのが不思議。
10月18日(金)☆
寝てて時間を浪費してしまったので昔の(当サイトでは初出)感想を流用して終わらせます。手抜きです。これでもう控えのカードはないです。
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●春日武彦「ロマンティックな狂気は存在するか」(新潮OH!文庫)
自分は「恐怖」という観点から見れば、ホラーよりもサイコサスペンスの方に恐ろしさを感じる人間なんです。
ホラーってのは「コウモリに変身する」「月を見てオオカミになる」「月を見てヤマンバギャルになる」といった、現時点に於ける科学の範疇で、明確な解答が出ていない部分を「あり/前提」としてる内容のもの。一方サイコサスペンスは、「異常犯罪」「快楽殺人」などを扱ってるもの。
何故後者のほうに恐怖を感じるかと言えば、現実の事件としてあり得そうな内容だから。「狂気」は「心」のなせる業。心に関して言えば、様々な可能性を内包している。だから何が起こっても、
狂ってるから
の一言で片付く為、あり得そうだと思いがちなのですが、この本を読んで、それが非常に誤解である事を知りました。
済みませんでした春日先生
参りました春日先生
僕の負けです春日先生
心もまた、解明されていない。解明されていないが故に、「何でもあり」との誤解を受け易い。その辺がかなり強調された内容です。著者は精神科医ですので、精神科というものがどれだけ誤解を受けているかにも何度も言及されており、ちょっと愚痴にも聞こえがちなぐらいです。が、やはりそれぐらい強調しなきゃ世間一般の誤解したイメージは払拭されないのでしょう。
そして、それを充分に理解した上で、様々な精神症例を扱っている「第6章 文学的好奇心をそそる精神症状」、これがとりわけ興味深く読めます。多重人格、恋愛妄想(エロトマニア)、記憶喪失、憑依現象、幻影肢、既視感、替玉妄想など。フィクション構築(あくまでもフィクション)の参考になります。
10月17日(木)☆
《更新履歴》...掲示板新調。
掲示板への書き込みは自己の発言に責任を持てる方のみでお願いします。って別にたいしたコトではないんですが。感情の爆発と共にヒスった挙げ句、冷静になった時に言ってるコトが変わる方の書き込みは御遠慮願います。と、お約束を書いておきます。こういうコトを書くと何の問題もない人が慎重になって書き込まなくなる恐れがあるんすよな。
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●今週の餓狼伝感想
試合を明日に控えた長田がひたすらサンドバックを蹴り続けています。何時間続けても不安がなくならない。最初『なくならない』と念じながら蹴り続けてるこの男が長田だと分からず、『この人誰? 藤巻? なくならないって冴子への煩悩?』などと思いました。藤巻から冴子への煩悩取ったら藤巻じゃなくなりますね。
そこに登場するのが梶原。久々の登場です。最後に出たのったら鞍馬にリングに放り投げられたシーンだったでしょうか。あの時は失神してました。
サンドバックを蹴り続ける長田に向かって梶原は、明日は試合なのでもうそのぐらいにしておけと日本酒を取り出しました。酒は余計マズいんじゃないでしょうか。これで明日は米軍横田基地でユージローにボコボコです。
10月16日(水)☆
《更新履歴》...掲示板撤去。
合本版火星シリーズ、ラストの巻がもう出ていますね。表紙のためだけに1集を買ったのですが、当然のコトながらまだ読んでいません。
この表紙と挿絵を描いた武部本一郎の画集が予約限定で出るらしいのですが、えらく高い様子。しかも予約が規定人数に満たないと出ないという凄まじさ。
10月15日(火)☆
ジャンプ感想直後は調子よくカウンタ回るのですが、この3日間は連休ってのも重なってか普段以上に回りました。もっとも、癇癪ババア何で彼氏でもない僕にヒスるんだよお前うぜえよだのクサレババアの自己矛盾しまくりのキレイゴトなんざ誰も共感しねえよだの舞台芝居やってるヤツは全員白痴だの書いてるトコの方が回ったのですが。スパイダーマンよりもヴェノムが求められる時代なのか。
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●乙一「石ノ目」(集英社)
以前この乙一というペンネームは画数最小を目指したのだろうかと疑問を持ち、それに対して掲示板にて明友さんより回答を頂いたのですが、その辺の話がこの本の冒頭に記されていますね。
○石ノ目
乙一作品読むのちょっとあいてた為、最初の内は普通にミステリと思って読んでました。ミステリ的な要素もありますが。この短編集としてはジャブ的ポジションです。
○はじめ
言い訳に用いた架空の「はじめ」なる少女が現実に目の前に現れる話。はじめとは何者か、序盤では合理的解釈を求め(読者も考えるであろうコト)、色々と推考する登場人物ですが、その不合理な謎は物語的にどうでもよくなる。この不可解さを不可解なままで受け入れるってのは乙一作品の特徴かも。
切なくてしんみりするラストです。
○BLUE
命を持った人形達の話。当短編集では一番のお気に入りです。あとがきは照れ隠しでしょうが、軽く台無しです(ウソ)。
○平面いぬ。
ジョジョっぺえ。吉良のオヤジっぺえ。乙一がジョジョ4部ノベライズってのも納得。
ちなみに最後の「。」は、アサヤンのテロップの癖で常に付いてるものがそのまま正式名称になったとのコトです。これは平面いぬではなく、モー娘の話ですが。
10月14日(月)☆
変な生活サイクルになっててちょっとモチベーション低下気味。本ももっと読まないとねえ。
ああ、このファイル開いて30分ぐらい何も文章が出てこない。よって今日はこれにて。
10月13日(日)☆
●萩尾望都「銀の三角」(白泉社文庫)
これは非常に難解でした。今後再読、三読しなきゃ分からないです。連載(2年間)でこれを描いていた萩尾望都恐るべし。
二人の登場人物、ラグトーリンとマーリーをメインに、時間/空間を股にかけた大スケールの物語です。当然のコトながら読者はページ順に読むんですが、時空を飛び越えた内容なので、突発的に謎な出来事が出てきます。この辺、再読すればきっと深く味わえそう。
この作品は事前に凄まじく緻密なプロットをたてなきゃ出来ない物語に思えます。アクロバティックな綱渡りです。どこかに綻びがありそうで、でも萩尾望都のコトだからないんだろうなあ。
10月12日(土)☆
WJ46号感想。
●ワンピース
扉連載の「ワポルの雑食バンザイ」、毎回のようにワポルの足下に小便をしていた犬が何気にバクバクファクトリーの餌食になってます。
戦闘中に突如身体が動かなくなったガン・フォール。動かなくなった理由は、恐らく疲れたんだと思います。
●A・O・N
鞭打だ! それ鞭打でしょ!
●ナルト
この漫画、最初のほうあまり真剣に読んでなかったので『カカシの写輪眼?カカシもうちは一族?』などよく分からない部分もあるのですが、今号を読んだトコロ、カカシはコピー能力を持つ忍者でした。
「奴がしゃべり終わった途端急に倒れやがって!!」。説明の為の台詞なんですが、すっげーちゃちく見える。上忍クラスの放つ台詞じゃない。
●いちご100%
サービス足んねえよ。ネエチャン等、もっと脱げよ。はだけろよ。突き上げろよ。
今回の東城、河下先生に届く感想レターにきっとこういうのが沢山あるんじゃないのかなあ、と思いながら読みました。
●ハンター×ハンター
キルアよりヒソカの方が一枚上手だったという話。それよりもあの僅かな条件からヒソカの現状と目的に辿り着くキルアにゾクゾク(尻を見ながら)。
●ソードブレイカー
ところで「ぶれいかー」を変換すると「無礼カー」になる。前作の怨念か、と思ったらブレーメンは無頼男でした。
「オレに背を向けるとはいい度胸だな!!」「ハッ! しまった---!!」。
しまっちゃってます。
トラ酷すぎ。梅澤先生が酷いのか。その直後の穴に落ちて危機脱出もどうかと思います。それ見た瞬間にグルトニー様、驚いてるし。
●ストーンオーシャン
「ウェザーが死ぬまでこの現象は絶対にやむことはない」。死んでやむのか疑問なんですけど。ウェザー、死んだコトないだろうし。プロシュート兄貴を殺せば老化がリセットされたコトもあるから漫画内ルールとしてありとしたいけど、今回の場合、個個人の思い込みで肉体が変化してるからウェザーの存在はもう関係なさそうなんだよなあ。行き過ぎたリアルシャドーです。
まあ、荒木先生がそう決めた以上そうなんです。そしてウェザーの死は避けられない状況にも思えます。
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