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4月20日(土)☆

 都筑道夫「七十五羽の烏」読了。中途半端に時間をかけてしまいました。ブツ切れで読むようなミステリじゃないっすね。

 目下、4/26発売の那由多遥写真集「露」のみを楽しみに毎日を生き抜いています。店頭売りは早いトコロでは25日(木)か? 休日ですよラッキー。

 それにしてもホント読書しない管理人が運営してる読書サイトですね、ここって。

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荒木飛呂彦「ストーンオーシャン」5巻

 表紙が今までにないカラーリングで素敵です。徐倫がおへそ近辺をグっと出していますが、今日日の荒木絵はそそりません。

 マリリン・マンソン戦決着。何だか言葉をどう解釈するか次第でルールの有効無効が決する感じのバトルに思えましたが、終盤何度もひっくり返るのが楽しい。

 そういやこのマリリン・マンソンはともかく、この6部ではこれまでの海外音楽関係のネタが尽きたのか、ブランド関連のネーミングが色々ありますね。エルメェスやらケンゾーやら。

 「サヴェジ・ガーデン作戦」にていよいよウェザー・リポートが活躍。関連する敵ラング・ラングラー(スタンド:ジャンピン・ジャック・フラッシュ)も強力。相手を無重力下に置き、さらにその相手が触れたものも無重力状態にする。

はっきり言って強すぎです。

過去に身体を磁石にする敵もいましたが、その比ではないスタンド能力。身の回りにある空気すら無重力にしてしまいます。ウェザー・リポートも(漫画上)初の闘いなのにいきなり死にかけるほどの相当濃いバトルになっています。

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荒木飛呂彦「ストーンオーシャン」6巻

 「サヴェジ・ガーデン作戦」終了まで、そしてエルメェスに関するサブストーリーの導入までを収録。

 ラング・ラングラーを倒したのも束の間、これでもかこれでもかとばかりに試練連発の徐倫。息つく間もない程の展開を見せた「サヴェジ・ガーデン作戦」は歴代ジョジョでもかなり緊迫感の持続してるパートです。

 ここでは神父の癖(キャラ作り)、『心を平静にする為に素数を数えるが登場。「素数は1と自分の数でしか割ることのできない孤独な数字」ってのは森博嗣「すべてがFになる」の真賀田四季を髣髴させます。

 神父が承太郎の『記憶』にこだわる理由も判明。ディオが書き記した『天国へ行く方法』を承太郎が読んでいたから。見切り発車の感もあった6部ですが、どうにかこれでストーリーも確定されてきました。

 エルメェスの復讐劇「愛と復讐のキッス」では、スポーツ・マックス(スタンド:リンプ・ビズキット)との闘い。エルメェス、イイ感じで先制を取ったものの、死骸を見えないエネルギーの固まり状態にして攻撃してくるマックスに苦戦。


4月19日(金)☆

目黒三吉「低俗霊DAYDREAM/原作:奥瀬サキ」1巻

 霊感のある女性が主人公、サポート役にメガネの男、という具合に奥瀬サキの「低俗霊狩り」のシチュエーションとほぼ同じ。ただ、メガネの男が「低俗霊狩り」では水前寺龍輝という同業者だったんですが、今回の惣一郎は仕事を持ちかける東京都庁生活対策課役員で、霊に対する耐性弱し。そして「口寄せ屋」が前回はAVレビュアーだったのに対して今作ではSMクラブの女王様/深小姫(ミサキ)。しかも足の付け根がツルツルだったりストーカー持ちだったりと、ああ、濃い。

首吊りマンション

 話の基本構成は「低俗霊狩り」と同様ですが、時代を反映してかネットなアイテムがちょこちょこ出てきますね。この辺は常識になってきてるのでしょうか。ボンデージバリバリでサービスカット多め。どうしてこういう感想しか出てこないのか自分。

くまのポー

 深小姫の武器(生物?)が縄状の鬼縫(キヌイ)という辺りがとても女王様らしい。普段は身体に巻き付いてるみたいです。そう言えばこの1巻の表紙が全裸にコートとブーツのみの深小姫が鬼縫を巻き付けて乳を軽くさらして歩道に突っ立ってるという何ともいやらしいものです。これ見て購入決意したんだったなあ。

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目黒三吉「低俗霊DAYDREAM/原作:奥瀬サキ」2巻

オルガスム

 短編。冒頭カラー部分がサービス放題ですね。「ヨーカン夫妻」はすでに腐ってる時事ネタですが。深小姫が語る、客とのSMプレイの濃厚な描写が見どころ。見どころなのか?

デイドリーム

 このエピソードは惣一郎の豪快な壊れっぷりが楽しいです。あの、笑えるんだけど、カッコ悪過ぎる。「くまのポー」ではかなりのアクションを決めていたのに。水前寺龍輝にはなれそうもありません。

ダムゴースト

 深小姫のストーカーことミツルの正体が少し分かってくるエピソードです。取り敢えずこの「DAYDREAM」では僕、ミツルが一番気に入ってるキャラです。アイコラ作ってるのが凄い。いや僕は作ってませんよ。

 「くまのポー」ラストで、ヌイグルミのポーを海に向かって投げ捨てるシーンと共に、姉とその娘の呪縛にも似た追憶から解放されたかに見えたアイが、PTSD(心的外傷後ストレス障害)として再登場するのが意外。あれでスッキリと終了させずに、こうした形で再び出てくるとは。


4月18日(木)☆

今週のバキ感想

 克巳の「靴を脱がんかあ〜〜!!」がヒット。この豹変ぶりはガイアの「気を付けええい!!」にも匹敵。何だかドリアンの時よりもキレやすくなってます、克巳。

 今週号は、重傷のドイルが神心会で目覚め、烈の手作り料理をウマいと言い、神心会をこっそりと後にし、そして夜、稽古をしている克巳達の前に登場まで。

 とにかくドイル、何考えてるのかまるで分かりません。無言のコマや表情、話の流れから心理面が推測できないのが「バキ」。スクリーントーンすら誤導の手段です。ほのぼのした表情で穏やかそうなイメージを与えるトーンを張っていても内心何考えてるのか不明。改心してるのかドイル。


4月17日(水)☆

 今月も既に折り返しているんですね。4月は残業&追加出勤強化月間に自己指定してるので、既読の本、漫画ネタを中心に更新しています。しかし、ネタ出しで読み返してるうちに気付いたらハマっているのが問題です。

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荒木飛呂彦「ストーンオーシャン」4巻

 スタンド使いというよりも新生物と呼んだ方がいい、知性を持ったプランクトン「フー・ファイターズ」とのバトル。徐倫とエルメェスを除く4人のうち誰が敵スタンド使いか?から始まり50m超過すると爆発する手錠などといったサスペンスフルな内容。

 戦闘終了後はフー・ファイターズも仲間に加わり(乗っ取った女囚エートロの『子供の頃、誘拐されたがってたという設定が面白い)、そしてホワイトスネイクの本体が神父であるコトが読者に明かされます。

 後半はキャッチボールがどこまで続くかという賭け勝負。この辺のゲーム感覚は荒木飛呂彦の得意技ですね。隕石のくだりで「岸辺露伴は動かない〜エピソード16:懺悔室〜/『死刑執行中脱獄進行中』収録」を思い出しました。取り立て人マリリン・マンソンはぶっちゃけ小林玉美のリメイクに思えますが。


4月16日(火)☆

 5000アクセスありがとうございます。

 キリ番報告が出ないあたり、リピーターがほとんどいなそうなんですが。最後に報告があったのが1900番です。

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板垣恵介「グラップラー刃牙」19巻

 ウォーミングアップの不良5人掛け、第2部「バキ」でも似たようなシチュエーションがありましたが、液体(濃硫酸)をかわすなんてトンデモぶりで、幼年期に軍配が上がる感じ。

 そして再起不能だったハズのユリーと花山を相手取ったウォーミングアップを刃牙が続けてる中、勇次郎はホテルの一室にて、飾ってある植物を睨み続けています。その殺気を感じ取ってか、花は少しづつ散っていきます。

これってアリなの? 

そういや中平版ストリートファイターの漫画で、豪鬼が「殺意の波動」を帯びた途端に周りの草木が自殺しはじめたシーンもあったなあ。

 巻の中盤でいよいよ勇次郎との闘いスタート。戦闘序盤で(俺の2倍...)(いや......ッ)(俺の4倍は強エエ)という写植があります。これは花山の顔のコマに被ってるので花山の心理に見えますが、どうなんでしょうか。僕的には(地上最強って......)(ハンパじゃない!)から繋がってる刃牙の心理描写なんじゃないかなと思ってるんですが。花山は考えてるコトを文字(写植)で表現されないキャラだと思うので。

 ラストは刃牙の十八番、「相手の攻撃が接触してからの回避兼カウンター攻撃」を勇次郎が更にカウンターで返して次巻へ。

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板垣恵介「グラップラー刃牙」20巻

 幼年期編ラストの巻。板垣宇宙での最強の存在「母」が炸裂。

 勇次郎の愛を勝ち得る為、自分が生んだ子供(刃牙)さえも、男(勇次郎)を喜ばす為の道具として利用してた母(江珠)。勇次郎が何よりも喜ぶのが闘い。だから刃牙を強い格闘士として育て上げた。しかし、勇次郎にトドメを刺されかけてる刃牙の顔を見た瞬間、江珠の中で何かが弾け飛び、勇次郎に立ち向かう。

「おまえが女を棄て 母を獲るとはな」

そして勇次郎に残殺。この瞬間、「子は父を越えねばならない」という作品テーマへのストーリー面での肉付けが完成。しかし殺すか。

 その後、海外へと武者修業に渡る刃牙。アメリカ、ブラジルを経て再び日本へ。闘いの聖地/東京ドーム地下闘技場の存在。徳川邸に殴り込み同然の方法で戦士登録の許可を貰いました。加納に「虎王」喰らわしてますが、「餓狼伝」に比べると、絵がちゃちいのなんの。

 と、この「幼年期編」、時間軸は「地下闘技場編」より過去ながら、連載はそれよりも後だったので、板垣自身の漫画の表現手法/描写技術があれこれとパワーアップしています。その為、何故か「地下闘技場編」よりもバトルに迫力があったりします。 


4月15日(月)☆

 WJ20号感想。

ワンピース

 ショウジョウ、オカマ以来の壊れキャラかも。あまりエスカレートさせるとボボボーボ化するので際どい辺りです。ソナー、馬鹿馬鹿し過ぎて好きです。

 構図がルフィ対ベラミーだけでなく、猿も加わって先が読めません。何だか新キャラばんばん出てますね。長くなりそうで不安です。

ナルト

 遠大な人生計画を思い描いているシカマル。(美人でもブスでもなく)って、こんなコト考えてるシカマルに将来選ばれる嫁さんは微妙な立場。

 穢土転生版の初代&二代目の技が楽しみです。

遊戯王

 過去を捨てると言い放つ海馬。木馬の「昔の本当の笑顔も」なんてのがなければこの海馬イズム、別におかしいコトは言ってない感じですが(過去をウジウジ引きずる自分としてはむしろ憧れ)、それを真っ向から否定する遊戯は鬼。

ストーンオーシャン

 テキトーなコトを言い聞かせながらディスクを差し込んでるのかと思いましたが、生来のスタンド使いです、「DIOの息子」2番手。

 謎の生物に触れられてまぶたが下りて絶体絶命の徐倫&エンポリオ。てことはエルメェスがメインになるのかな、この闘い。

 この生物を操るのが敵のスタンド能力らしいんですが、この2番手、今まで自分のまぶたが時たま下がってきてたのは、生まれて今日まで謎の生物にびっしり張り付かれていたのでしょうか。


4月14日(日)☆

 本日の購入書籍。

都筑道夫「吸血鬼飼育法(角川文庫)」
都筑道夫「危険冒険大犯罪(角川文庫)」
都筑道夫「妖精悪女解剖図(角川文庫)」

 都筑漬くしでまた未読に追加。読め、自分。減らせ、自分。

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寺沢武一「COBRA(集英社文庫)」4巻

 表紙のドミニクがムチムチしてて素晴らしい。口絵CGのシエラのエロエロボンデージも最高。

ラグ・ボール<後編>

 3巻収録分の前編でラグ・ボールの試合に関しては終了していて、これは麻薬ルートが摘発され捨て鉢になったラグ・ボールオーナーの放った怪物マーメイドとの戦いが描かれます。エネルギーをひたすら吸収する強敵マーメイドですが、割とあっさり始末。

二人の軍曹

 6人の中で誰がスパイなのか?という「そして誰もいなくなった」的なノリのエピソード。シエラのコスチュームデザインがいやらし過ぎ。出るコマ、たいていケツが描かれてます。ケツしかないコマもあります。ていうかケツしかないコマの方が多いんじゃないのかってぐらい。

 アヒルみたいな「ダッグ」というキャラが「刺青の女」の時と同様に出ていますが、同名同デザインの別キャラ。お遊び的な部分でしょうか。

ロボットはいかが?

 解決方法が意表を衝いています。ネタとしては古典的ながらも、連載作品でひょっこりこんなコトをされると感動。

死の商人

 クリスタルボーイ再登場。都市を舞台にしたアクション型のエピソードです。

海底の墓標

 海、そして海底を舞台に海賊ギルドの首領の一人/アイアンヘッドとの闘いからなるエピソード。海なら水着、なのですがこの「コブラ」という作品はそもそも女性キャラの露出が高めなので別に関係ない。ていうか海に水着は当然のシチュエーションです。異常なシチュエーションの方が燃える自分ですから、嬉しくない。

シドの女神<前編>

 海賊ギルド宇宙軍元帥/一万隻以上のギルド艦隊総司令サラマンダーとの決戦。連作ものの様相を成す「コブラ」の中で、ストーリー的にもかなりの盛り上がりを見せるエピソードです。ドミニクの死、アーマロイド・レディをも破壊されたコブラの戦い。

 この前編には右手に連射ブラスターを仕込んだドーベルという男が登場。左手にサイコ・ガンのコブラと対をなすキャラ造型なんですが、あっさりとやられてます。

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寺沢武一「COBRA(集英社文庫)」5巻

シドの女神<後編>

 この5巻は一冊丸まる「シドの女神<後編>」です。

 サラマンダーへと立ち向かうために、過去(整形前)の戦友の力を借りる為の仲間集めの小エピソードが連続して入ります。早撃ちと変身能力を持つドグ、怪力男パンプキン、聴覚、嗅覚、視覚の優れたバッド。刑務所の惑星にいるパンプキンを救出するトコロでまた「ダッグ」がいますね。手錠をかけられしょんぼりしてる絵、ここは流石に笑っちゃいます。

 ギルドのカジノステーションにてサラマンダーの暗殺作戦。真っ向勝負ではなく暗殺を計画するコトで、サスペンス感を上手く演出しています。

 そして最後はバレンタイ星域/エラルド教国でのサラマンダーとの決着。首長ミラールが全身レオタードのデザインでこれがもう尻丸出しの絵に見えて大満足。レーザー光線を備えた死の衛星/シドの女神の発動、これを如何にして食い止めるかが見物です。最後に明かされるサラマンダーの正体もイイ。


4月13日(土)☆

 やばい。日付け回ってますよ。でも13日ってコトで。明日から少しは楽になるかなあ。ならないよなあ(笑)。

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板垣恵介「グラップラー刃牙」18巻

 ガイア戦を終え、勇次郎との決戦を控えた刃牙が技術の「詰め」に入ってる巻。居合/ボクシング/フェンシングなどを相手取りっての看板破り。接触してからのカウンターがどうやら得意技の様子。これは「バキ」5巻でも柳の風神鎌を同様のやり方で封じています。

 対する勇次郎も闘いの予行として、総理大臣官邸を襲撃する、鋼/チタン合金から構成される巨大な弓矢の頭を押さえるなど桁違いのパフォーマンスを見せています。

 そして決戦の場は米軍横田基地。徹夜で花山と酒を酌み交わすなどという、コンディションに悪影響しそうなマネをしてます。更に12時間前からウォーミングアップを開始する刃牙。こんなコトしてたら負けます。

 全体的に、幼年期編最終バトル「範馬刃牙VS範馬勇次郎」前の繋ぎ的な内容の巻ですが、妙な緊張感が終始漂っています。


4月12日(金)☆

寺沢武一「COBRA(集英社文庫)」3巻

サイコ・ガンの秘密

 サイコ・ガンの構造を盗み、大量生産したジゴバとの戦い。身体の原子構造を変化させ即座に居場所を変えるジゴバにコブラがどう立ち向かうか。このエピソードではサイコ・ガンは意志でレーザーの軌道を屈曲させるコトが可能と判明。ただ、このエピソード以降曲げてたかどうか覚えていませんが。

雷電の惑星

 ルーン美術館の竜水晶を狙うコブラとベガ。コブラの着想って「宇宙でルパン3世」なのかなあ。ベガが時折発作を見せ、その度に「急がねば」と言ってるのですが、それが何ゆえの発作なのかラストで分かります。予想していた流れを覆す発作の意味が上手い。

地底の客

 西部劇風の世界観。相変わらず何でもアリの世界観ですが、そこが素敵。全裸で四つん這いの女性がわらわら出てくる辺りも素敵。ライフル星での海賊ギルド地下麻薬工場にコブラが挑みます、いつの間にか巻き込まれて。

ラグ・ボール<前編>

 銀河パトロール隊員ドミニク再登場。海賊ギルドの麻薬売買ルートを押さえるべく、コブラがラグ・ボール選手として侵入。実際に試合の様子も描かれ、かつ如何に麻薬売買の確証情報を外部へとコブラが伝えるかが見どころ。試合自体も悪逆非道なチームが相手だけにコブラの反撃がとってもカタルシス。

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荒木飛呂彦「ストーンオーシャン」2巻

 グェス戦決着。徐倫のヒモのスタンドにも人型バージョンが確定されました。名前は「ストーン・フリー」。3部以降の主人公のスタンド、「スター・プラチナ」「クレイジー・ダイヤモンド」「ゴールド・エクスぺリエンス」と、高級な貴金属の名が入っていましたが、今回は「石」です。「フリー」、というコトでカッティングされていない、未知の可能性を感じさせる名前です。

 そして徐倫の父親こと空条承太郎登場の中盤から次の3巻前半まで、ジョジョ十数年の歴史の中でも、もっとも分かりにくさが炸裂している部分です。かつてDIOの部下だったジョンガリ・Aのジョースターの血統への憎悪。今35歳ってコトは22年前に部下だった時って13歳ですか。

 にしても承太郎は若いです。徐倫なんて大きな子供がいる外見じゃないです。3部の時から全然変わってない。

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荒木飛呂彦「ストーンオーシャン」3巻

 冒頭の回の扉でどうにか錯綜気味の現在の状況を説明。そして承太郎のスタンドと記憶がディスク化され「ホワイトスネイク」に奪われる。潜水艇には自分は乗らずに刑務所へと戻る徐倫。

 この巻の28ページでのスタンドの紹介、スタープラチナなんですが、時止めの能力のメカニズムが遂に判明。

>あまりにスゴイスピードのため、光の速度を超え、全盛期(18歳の時)最大5秒、この世の「時」を止めることができた

 自分が速いあまり、相対的に周りが止まっていた状態だったらしいです。そんな描写には見えないんですが、まあ気にしない。

 後半ではエルメェスがスタンド使いとして目覚めるエピソードが収録。自殺願望のある男囚/サンダー・マックイイーンとのバトルを通してエルメェスの能力「キッス」が紹介されます。

 途中でエンポリオの部屋に入りますが、アナスイやっぱ最初は女でした。今の凶悪さのかけらも見えないです。ああ、女のままであって欲しかった。エンポリオもスタンド能力者で「幽霊になった物を扱える」となっていますが、こんなコト忘れていました。今後の活躍に期待です。


4月11日(木)☆

今週のバキ感想

<ノックスの十戒(一部略してます)>
1 探偵小説に登場する犯人は物語の冒頭のあたりから登場すること。
2 あらゆる超自然的な要因は当然のことながら物語に持ち込まれるべきではない。
3 探偵小説には二つ以上の秘密の部屋や通路が導入されてはならない。
4 現在の時点で未発見の毒物、および最終的に科学上の解説を長々と要する装置などを用いてはならない。
5 探偵小説には中国人を登場させてはならない。
6 探偵小説における探偵は偶然の力を借りてはならないし、いずれ的中する不思議な直感を持つことも許されない。
7 探偵小説においては探偵自身が犯人であってはならない。
8 探偵は、読者がその場で即座に検討できない手がかりを取り上げるべきではない。
9 探偵の間抜けの友人、すなわちワトスン役の者は、心に思い浮かぶ事は何事によらず隠し立てしてはならない。ワトスン役の知能は読者の平均知能よりもわずかに(それもほんのわずかに)低くなければならない。
10 双生児および犯人と瓜二つの人間は、一般に当然それと予測される場合以外はこれを登場させてはならない。

 

 5の『中国人を登場させてはならない』ですか、これってこの十戒が作られた当時の偏見からのものなんですが(中国人は何でも出来る『魔術師/超能力者』ぐらいの存在に思われていた)、まあ取り敢えず今号で水面を走ってました烈海王。ノックスに読ませたいです。

 重傷のドイルが自分を警護したまま意識を失い仁王立ちしてるのを、目覚めた直後目にした烈。ドイルの脈がまだあるコトから絶命には至っていないのを確認。治療するためにドイルを背負い、神心館本部への最短距離を走り抜ける。その途中の川を、水面走破。10メートルを700〜800歩、1メートルに75歩かけてますね。小刻みに上に飛び上がるようにして、さらに前進も加えるのがコツでしょうか。

 ていうかあのシチュエーション、泳いじゃダメだったのでしょうか。ドイルが水を飲むのを恐れたのかなあ。実は烈先生、金槌でしたなんて可愛いオチだったらいいなあ。

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板垣恵介「グラップラー刃牙」16巻

 北海道大雪山系における5名の防衛庁精鋭部隊を相手取った刃牙の闘い。そしてこの5名の中に、オーガこと範馬勇次郎に匹敵すると言われる超軍人ガイアがいる。

 ナイフ/酸入りカプセル/ワイヤー/関節部分に装着してる刃物といった武器の使用、背後からの不意打ちや土塊での目潰し、一対多など、フェアープレー精神をむしろ悪徳と看做す、戦場に於けるストロングスタイルの洗礼を受ける刃牙。そういやここで使われてる武器って「死刑囚編」でも大活躍ですね。「死刑囚編」はこのガイア編をエスカレートさせたような印象もあります。

 ナイフ使い/倉石/ノムラ/双子、と5名の精鋭部隊を倒した刃牙の前に現れるのが、ノムラのもう一つの人格「超軍人ガイア」。このガイア戦は僕が選ぶなら幼年期編でのベストバウトです。ていうか「グラップラー刃牙」トータルで見てもベスト3に入ってるかも。

 刃牙の攻撃が一切ヒットしないガイアの謎が描かれ、次巻へ。

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板垣恵介「グラップラー刃牙」17巻

 ガイアへの攻撃が一切当たらないその理由は、紙一重でかわしていたから。ガイアは相手の攻撃が予兆として見える(確か連載時には扉アオリでこれを『闘気読破』なんて表現していたと思う)。

 どうしてそんな能力が身に付いたかと言えば、過去に戦場で処刑されかかった時、自分に向けられた殺気(100の銃口)を感じ取って以来。普段は見逃している殺気というものを、一度強烈な濃度で叩き付けられて以来、殺気を拾う回路がガイアの中に開通したというコトでしょうか。この事件後、ガイアは相手の『意志を持った自分への攻撃』を事前に察知出来るようになった。

 何だか神憑かり的なパワーアップです。ガイア戦終盤では刃牙も幽体離脱していますが、死線を一度越えた人間には何か説明出来ない不思議な力がある、と板垣氏は考えてのコトなのかも。

 全ての攻撃を読まれる相手に刃牙が取ったのは「読まれようがとにかく連攻」。押され始めたガイアですが、ここでとんでもない必殺技「鼓膜破り」を披露。ヨガ行者が一日で消費するだけの空気を肺に取り込み、一気に大声として出す。ところで自分には効かないのかコレ。

 多重人格/アドレナリン操作/闘気読破/笹ナイフ/鼓膜破り/水弾/蔓技など盛り沢山な内容のガイア戦でした。16/17巻できっかり纏まってるのもイイ。

 

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