日々雑記へ トップへ


1月31日(木)☆

今週のバキ感想

 全編バキの部屋に終始していた今号。感想も何もありません。部屋に入ってきた梢江は全部バキの妄想/イメージで、香水つけた柳に登場して欲しかったトコロです。扉アオリに「闘いのマニュアルは通用しない!」なんてあったのが笑えます。どんな展開でもそういった感じのハイテンションなアオリ文を考えなきゃならない編集サイドの苦悩が伝わります。

 ラストの梢江の表情はどうなんでしょうか。勇次郎の存在を知ってそうな顔に見えます(ストーリー、行き当たりばったりなので次週で表情変わってるかも知れないのでどうとも言えないですけど)。パパに膜破られ済みでしょうか。

************************

板垣恵介「グラップラー刃牙」20巻 

 ディクソンが刃牙に語る言葉、

「勝ち取ってきた家もッ財産もッ女もッ 強くなる為に犠牲にしてきた全てもッ」

「敗北の前には何の意味も持たないンだッ」

「強くなるってことの意味がッ わかってるのか小僧ッ」

というワケで、もし梢江が勇次郎にどうこうされていたとしたら、この辺りの「強さへの渇望」がバキの中で再燃するのではないでしょうか。


1月30日(水)☆

 昼休みに古本屋を2店巡りました。以前は昼のお決まりコースだったのですが、最近は普通に弁当買って休憩室に飛び込んでいたので。そんなワケで本日の購入書籍。

今邑彩「ブラディ・ローズ(創元推理文庫)」
永井豪&ダイナミックプロ「キューティーハニー(全2巻/扶桑社文庫)」

 「キューティーハニー」を買ったんですが、92年に連載されていたニューバージョンの様子。ニューバージョンがあるなんて知りませんでした。

************************

奥瀬サキ「低俗霊狩り(上/小学館文庫)」

 この上巻では「月刊コミコミ」にて86年〜88年(コミコミ休刊)まで連載された「低俗霊狩り」作品を収録。下巻分は4年後に「ヤングアニマル」で再開された分が収録。

低俗霊狩り

 扉に「描き下ろし」や「驚異の新人奥瀬サキデビュー!!」なんてあるのはどうにかならなかったのでしょうか。原稿紛失したんでしょうかね。

 というワケで低級霊ハンター/流香魔魅を主役に据えた読み切り。人気があったので連載になったんでしょうね。この頃「孔雀王」等でこういうオカルトホラーが流行っていた時期だったからでしょうか。ライトタッチなコミカルノリの「孔雀王」って印象です。

 んで、これはスカートめくりを繰り返す霊を退治するエピソードです。「低俗霊狩り」となってるだけあって随分とチープな霊です。

乳鬼

 流香魔魅がエロビデオのレビューのバイトをしているのが判明。今回は霊能者として同業である水前寺龍揮の登場。貧乳絡みのエピソードです。例によってハタから見たら安っぽい霊なんですが、本人的には死活問題なのか。

神勾し

 読み切りで出てきた教師が再登場。この教師、水前寺とキャラ被ってるので(というか連載にあたってこの教師を水前寺に作り替えたと思われる)、再び登場するとは予想不可でした。

幽霊階段

 今回は痴漢の霊です。ラストの猫使ってるトコロ、何してるのかよく分からないんですが。どういうコト?

降霊

 魔魅の弟/弥里が登場。このエピソードは人間心理の不可解さが出ていてイイ感じです。

時の狭間

 2時14分ジャスト、その『時の狭間』に命を落とした者は死の直前の意志を持ち、その意志に従いこの世を彷徨い続ける。魔魅への恨みを抱きながら『時の狭間』に堕ちた者との戦い。かなりの強敵なのにラストは呆気無い。

残像 

 カットバックの扱い等、ストーリーの見え難さ(←イイ意味です)が出てきて、この奥瀬サキという漫画家の一つの転換期を担う作品になってると思われます。ハズしがちなギャグ挿入は相変わらずですが、テーマがシビアになってきていたりと、話の練りがレベルアップしているんじゃないでしょうか。


1月29日(火)☆

 朝起きたものの目が開かず結局バイト休みました。んなワケで本日の購入漫画。古本屋にて。

永井豪「デビルマン(全5巻/講談社漫画文庫)」
石川賢/山田風太郎「魔界転生(講談社漫画文庫)」

 ホントは「キューティーハニー」が欲しかったんですが、揃ってなかったので見送り。ハニーを我流で描いてみたい。デビルマンもだけど。

************************

板垣恵介「グラップラー刃牙」25巻

1回戦第12試合/セルジオ・シルバVSジャック・ハンマー(勝者:ジャック)

 何でもアリなら最強と言われるブラジリアン柔術のシルバを文字通り一撃で倒したジャック。

 「グラップラー刃牙」では幼年期編ラスト(20巻)にてディクソン(実在最強と呼ばれるグレイシー柔術の使い手ヒクソンがモデル)が地下闘技場にて敗北してるコトが描かれています。この漫画では「実在最強の先」の格闘を創作しているコトになるんですが、このセルジオ・シルバVSジャック・ハンマーの一戦にはその再確認も含まれてる感じでしょうか。

1回戦第13試合/天内悠VS山本稔(勝者:天内)

 異様な滞空時間を利用した空中からの攻撃、そして板垣的には美形キャラ、そんなキャラ作りから天内はスト2のバルログがモデルなんじゃないかと思ったり。外見のモチーフは宝塚の人らしいんですが。範馬勇次郎推薦だけあって取り敢えずここでは圧勝を納めてます。

1回戦第14試合/リチャード・フィルスVS愚地独歩(勝者:独歩)

 勇次郎に心臓を止められ、ドクター紅葉に蘇生させられた独歩の復活試合。フィルスの「攻撃を避けない」ってのは花山の劣化コピーじみています。試合前に酒飲んでる辺りも。

1回戦第15試合/ロジャー・ハーロンVS渋川剛気(勝者:渋川)

 試合前と後で、アナウンサーの言ってる事がまるで正反対です。この試合では全然手の内を見せてないです、達人渋川。

1回戦第16試合/鎬紅葉VS鎬昂昇

 1回戦最後の試合は兄弟対決です。トーナメント表が発表される前に控え室で「君との立ち会いは私にとっては通過点に過ぎない」と以前の勝負(3巻)について刃牙に語っていた昂昇。しかしこの試合を前に、「試合を降りたいんだ」と兄に言っています。人を倒す一点に向けられてきた己の空手を実の兄に向ける事は出来ない。そして試合が開始。

弟、思いっきり兄の顔面に飛び蹴り入れました。

しかもすっげー嬉しそうな表情。その蹴りは効いてなかったんですが、更に紐切りを喰らわせて視神経切断、兄の右目の視力を奪ったトコロでこの巻は終了。


1月28日(月)☆

 創元SF文庫にて新訳でレンズマンシリーズがスタートしているのには驚き。表紙も変わってますよね?(昔の表紙覚えてない)

************************

 今週のジャンプ感想。

ワンピース

 長きにわたって続いたアラバスタ編も今回でようやく終了です。ホント長かったですからね。この間に一体ジャンプで幾つの漫画が始まり、そして打ち切られたコトか。

 ラストは上手く伏線を絡めて綺麗に纏まっています。ビビの演説、(エ?エ?)と思って読み直しました。にしてもあのマーク、風呂に入っても消えてなかったんですね。

ナルト

 サスケようやく登場。リー使ってどうでもいいフェイク入れてたのは何だったんでしょうか。サスケの登場にもやけにページ消費してました。今回はページ稼ぎっぽいです。

 次回はいよいよサスケVSガアラ。この最終試験のトーナメント、最後までちゃんと描くのかどうか分かりませんが、とにかくこのカードは盛り上げてくれそうです。後回しにしたほどですし。

ストーンオーシャン

 神父久々に出ました。新能力は目下「時を早回しする」ような感じになっています。キングクリムゾンが分かりにくかったのでリトライでしょうか。この新能力、神父自身でもまだ制御できない様子で、爪がビシビシ伸びてます。

 後半は徐倫の脱獄がいよいよ開始。エルメェスも合流。アナスイは重傷なのでおいてけぼりですか。エンポリオ少年が初めて意志強そうな表情を見せています。それよりも徐倫にこてんぱんにやられたミューミュー、

顔がひど過ぎ。

誰だかわかんないです。ここだけつのだじろうが描いたみたいです。

ハンター×ハンター

 1週間ほどの修業がまずは終了。この漫画、強いヤツはホント強いのでどれだけ主人公が強くなってもスカっとした気持ちにならないんですけど。とか書いても、強いヤツにゴリ押しで勝利するんじゃなくて創意工夫で乗り切るってのが好きなトコロなんですけどね。

************************

板垣恵介「グラップラー刃牙」8巻

 地下闘技場/範馬刃牙VS鎬紅葉を収録。

 医者ゆえ人体を知り尽くしている紅葉のとっておきの技が打震人体を血袋と見なし、振動によってダメージを伝播させる技です。

 刃牙も今回は遂にとっておきの技を披露します。剛体術。インパクトの瞬間、全関節を固定させる。そうするコトで、拳のみを叩き込むのではなく、全体重に値する重量を相手に打ち込むコトになる。

まあ、結構怪しい解説ですけど。

この勝負、結構紅葉イイ線いってますね。紅葉、かなり強い部類に入るんじゃないでしょうか。最大トーナメントでは1回戦で負けてるけどある意味試合放棄だったし。

************************

司城志朗「存在の果てしなき幻(カッパノベルス)」

九つの娘が事故に遭った。知らせを聞いて、病院へ。だが娘は入院していない。家に帰ってみると、妻がいない。犬もいない。冷蔵庫にはトランクスと靴下が冷えていて、預金通帳も判子も権利証もない。ふらふら会社に戻ると、オフィスは空っぽで、事務員もいない。すべてがまたたくうちに消え去って、そして妻殺しの容疑がふりかかってきた----麻宮達彦、四十二。果てしない幻のような人生に翻弄された男の静かなる死闘。

 この作家の作品を読むのは初です。帯に「これは、まさに安全網無しの空中ブランコのようなものだ---矢作俊彦」とあります。矢作俊彦が誰なのか分かりませんでしたが、巻末の著作リストを見ると、初期はこの矢作俊彦との合作を行なっていたようです。

 そんなワケで、以前合作していた相手が帯推薦してる辺り、身内同士の馴れ合いに見えて(=他に推薦する人がいない)、この小説あんまり面白くないんじゃないかと考えちゃったりしそうですが、読了感想としては、幾つものアイデアがぶち込まれた上質の作品という印象を受けました。

 冒頭で主人公が世の中全てがおかしくなっているのに気付き、これはどういうコトかとあれこれ調べ始めます。この段階でオチが見えます。(これでラストまで引っ張るのかよちょっとキツいよ)などと感じたのですが、その謎についてはかなり初期に解決されます。そして、そこから更に謎が積み重ねられていきます。

 もう「?」の連発で、一つ謎が解決されても更に謎が出てくる。ラストはフーダニットとして着地しますが、正直ここはどうでもイイ。途中の更に更にな展開がまさに「空中ブランコ」でした。

 何を追ってるのか読者にもちゃんとわかるデクスター(モース警部モノ)という表現が自分的にしっくりきます(モース警部モノ、分けわかんないです)。色んなコトがどんどん出てくるので大技一発ラストに決めるタイプの作品ではないんですが、この謎の積み重ねに味を感じました。


1月27日(日)☆

《更新履歴》...活字中毒記に「綾辻行人ファイル」追加。

 綾辻ファイル作ってたらもうこんな時間ですよ。ああ。というワケで本日の購入本を書き記してここは終わらせる。

山田風太郎/高木彬光「悪霊の群(出版芸術社)」

 まだ読んでませんでした。ええ。書店の棚からなくなったら恐いので買っておきました。


1月26日(土)☆

 キリ番ユルめてますので取ったら報告して下さい。

 「童話物語(下)」を読書中。ちょっとちょっと〜、コレって感動モノかも〜。口絵でキましたからね。

************************

「乙葉本 オトハゴコロ(アスペクト)」

 はじめてのフォト&エッセイ集/乙葉のホンネ。と帯に記載。

 フォト部分、前半の室内で水着姿(もちろんビキニ)ってのがグー。海にビキニは当然です。ビキニ姿が最も際立つのは、ビキニであるまじきシチュエーションです。そういう意味で、後半のその辺にいる普通の女の子感を出した写真よりも、やはりこの前半部分が非常にそそる内容となっています。

 エッセイ部分については、これは読まなきゃ良かったと思わせるものでした。それは文章が幼稚などと言った理由ではありません。じゃあどういった理由か。えー、ちょっと引用すると、

>ある日ポニーテールにして学校に行くと、他に同じ髪型の女の子はいっぱいいるのに、私だけが女子の先輩に呼びつけられて「やめろ」って言われるんですよ。そんな感じで“他の子はいいけど、私は駄目なんだ”と思い知らされることが多くて......。
 高校になると今度は、クラスでカッコいいと思われている男の子や人気がある男の子と喋っているだけで女の子たちから目の敵にされちゃう。

何と言いましょうか、私は同性からひがまれる可愛いモテモテ女ですオーラがこの文章から漂ってきます。このエッセイ、乙葉が書いたんじゃありませんように。

 ただ、ファースト写真集の撮影の時、水着があまりにもちっちゃすぎて恥ずかしくて夜部屋に戻った時泣いたっていう部分は燃えました。乙葉本人が書いた文でありますように。

「Love Story OTOHA(ワニブックス)」

 野村誠一撮影の写真集は燃えません。ひょっとしたら、芸術性を求めての撮影なのかも。そういう意味では撮影される側(乙葉)としては嬉しいのかも知れませんが、購買層のニーズはそんなトコロにありません。巨乳アイドルの写真集を買う者の心理など一つ。

乳ぶん回せ。

というワケで、この写真集よりも「乙葉本 オトハゴコロ」の方が悦びに浸るコトが出来ます。もっと、みっちりと吸い付くような乳の感覚を写真に収めて欲しい。取り分け乙葉はハラの脂肪も僕的にビンゴなので、その辺も頼む。 


1月25日(金)☆

《更新履歴》...活字中毒記に「島田荘司ファイル」追加。

板垣恵介「グラップラー刃牙」7巻

 地下闘技場/範馬勇次郎VS愚地独歩を収録。

 ウドンデ、前羽の構え、散眼、といった技の応酬がイイ感じです。何といってもこの巻、恐ろしいコトにあの勇次郎相手に愚地独歩が善戦しています。ここまでイイ勝負をしたのは、独歩が強いという理由以上に、この段階で勇次郎のキャラ設定が固まってなかったというのが実情でしょうが。『勇次郎は戦闘に於いて常に成長期』という設定もあるのでこの闘い以降強くなったとも考えたいんですが、ベトナム時代の方が遥かに強そうだし。

 そして闘い終盤にて、遂に勇次郎が「鬼(オーガ)」と呼ばれる由縁が明らかに。背中に浮かび上がる筋肉で出来た鬼の面、それがオーガの正体。それにしても勇次郎よく喋ってます。こんな勇次郎はもう見れないでしょう。きっと板垣本人も後悔してます。

 試合はただ思いっきりブン殴るという技で独歩を殺して勇次郎勝利。 


1月24日(木)☆

 森博嗣「今夜はパラシュート博物館へ」、向山貴彦/宮山香里「童話物語(上)」、乙葉「乙葉本 オトハゴコロ」読了。んで、古本屋にて以下2冊購入。

有栖川有栖「幻想運河(講談社文庫)」
安野光雅「起笑転結(文春文庫)」

「1冊買うには10冊未読を減らしてから」という自分ルールを守っていません。このルール設けてから20冊も読了してないです。

************************

今週のバキ感想

 最近の梢江の活躍ぶりはここに喧嘩を売ってるのかも知れません。

 今号ではドイルイズムが語られていました。とにかく闘いに於いて何をしてもいい。挙げ句、最強であるかどうかは自分だけが知ってればいいとまで言ってます。

 何ですか、例えば相手を液体窒素で一瞬で氷らせてそれを砕くようなシチュエーションでもドイル的にはオッケーなんでしょう。相手が誰に何をされたか分からないままこの世から消滅するような場合でも、ドイル的には自分だけが勝利を分かってるからそれでイイ。

これはかなりタチが悪い。

その後の、ストライダムに「しかし敗北を知りたがっている」と問われての答えがイマイチ噛み合ってない感じがします。勝利を求めてる格闘漫画で『敗北を知りたい』というキーワードは扱いが難解です。

 ドイルにはこの路線で行ってもらうとして、もう肉体能力のみでの強さに期待できるのは残された死刑囚/柳龍光しかいないんですが、コイツの酸素含有率6%もメカニズムを説明してても修業で身に付けれるようなものじゃない、ある意味風太郎忍法帖な技になってます。無理矢理シコルス復活させるとか。


1月23日(水)☆

 池袋サンシャインアルパでやってる古本市は、毎回並べられてる本が同じような気がします。エルロイの「ビッグ・ノーウェア」買おうかどうか迷って結局やめました。次に開催されててもきっと売ってるでしょう。

************************

板垣恵介「グラップラー刃牙」23巻

番外戦/夜叉猿Jr.VS愚地克巳

 トドメを刺そうとした克己を止めに入る刃牙。この一瞬の攻防で克己の力を見せつけているんですが、これもまた後々凄いミスディレクションになるコトに。

「坊ちゃんカラテに見せてやるぜ 雑種のしたたかさってやつをな」と粋がっていた加藤が「この人はオレと違ってちゃんと上まで登ってくる人だ」と語ってるのが何だかもの悲しいです。

 んで、加藤とラベルト・ゲラン双方負傷欠場となり、リザーバーの斗場が2回戦で烈の相手に。ていうか加藤全然無事だと思うんですがもう面倒なので解説に回したんでしょうか。

1回戦第7試合/花山薫VS稲城文之信(勝者:花山)

 4年前に勇次郎に一蹴され第一線には戻れないと自ら語った花山の復活。キャラ立ってるし作者としても勿体なかったんでしょうかね。ていうか4年前にすでに復帰しててユリーと一緒に刃牙のスパーリング相手やってたか。

 んでこの第7試合、攻防は一瞬ながらもかなりイイ勝負だと思います。短い中で数回ひっくり返っているし。

1回戦第8試合/ローランド・イスタスVS愚地克巳(勝者:克巳)

 サブミッションのエキスパート/イスタス。ライオンへの関節技を決めるというとんでもないコトをした男。「KOF2001」のゼロのペットのライオンにも嫌われています(ていうかKOFの設定マニアック過ぎです)

 何気に克巳、イスタスの右目潰してるんですけど。酷くないですかコレ。勇次郎に右目を飛ばされた養父への花向け、なんでしょうか。

板垣恵介「グラップラー刃牙」24巻

1回戦第9試合/李猛虎VSアイアン・マイケル(勝者:マイケル)

 ここで勇次郎が天内悠を引き連れて地下闘技場控え室に登場する為、やや喰われてしまった感のある試合。ボクシングとテコンドー、どちらもメジャーな格闘技ですが、ここで残ったのはボクサー。ボクシングよりテコンドーの方がむしろネタありそうなんですが。

1回戦第10試合/柴千春VS畑中公平(勝者:柴千春)

 暴走族として参加してる柴千春。世界中から強いヤツを集めてくるよう言われた光成配下、こいつを連れてきたヤツは一体何考えてたんでしょうか。柴のキャラ作りは石頭と根性。しかもそれで勝ったし。

1回戦第11試合/三崎健吾VSマイク・クイン(勝者:三崎)

 三崎健吾、烈とちょっとキャラ被ってます。かなり一方的に勝利してます。

インターバル

 次の試合を前に勇次郎が「優勝者は決まってるぜ 100パーセントな」と語っています。勇次郎が予想したのは42巻のセリフ「刃牙め 俺の予想を覆しやがった」からジャック・ハンマーであったと思われます。

 ただ、勇次郎がジャックに反応したのは彼の試合を見てからです。ぼそっと耳もとで何か囁かれ「そいつァ権利が 大ありだぜ」と勇次郎が答えています。ここで囁かれたのは自分がジェーンの子供だという内容だと思われます(39巻:THE FACT of BROTHERSより)。

 この囁かれた段階でなら勇次郎が「100%優勝はジャック」と考えても自然ですが、それよりも前の「第213話 不思議な男」で「優勝者は決まってるぜ 100パーセントな」とすでに出てるのは不自然。

 これは恐らく、213話の時点で作者はジャックを刃牙の兄と確定し(刃牙のジャックに対する謎のリアクションからそう読めます) 、勇次郎も控え室に入ったりした時などにジェーンの子供だと見抜いていたと設定。この段階ではそう設定。その後やはり伏線が足りないと感じて、215話でぼそっと囁くエピソードを加えた、のではないでしょうか。


1月22日(火)☆

《更新履歴》...イラストに「気さくなお人形、19歳」「絡新婦の理」「七瀬ふたたび」追加。

 そろそろ「優香」総決算といきたいです。エッセイ本「ひるねのほんね」を読んだら優香ファイルを作る。

************************

板垣恵介「グラップラー刃牙」21巻

1回戦第1試合/範馬刃牙VSアンドレアス・リーガン(勝者:刃牙)

 そういや準決勝にて勇次郎が「範馬の血」を目覚めさせるに至らなかった刃牙の今までの対戦相手を色々と思い起こしていますが、そこに「巨漢も!」との言葉と共にマウント斗羽の絵が重ねられています。斗羽に「どきなよ チビ」と言い放ったリーガン、まるで立場ないです。

1回戦第2試合/ズールVSデントラニー・シットパイカー(勝者:ズール)

 ズールなんて変な選手どうやって連れてきたんでしょう。言葉分かるヤツいないし。

板垣恵介「グラップラー刃牙」22巻

1回戦第3試合/ロブ・ロビンソンVS猪狩完至(勝者:猪狩完至)

 改めて読むと猪狩イチイチわざとらしいですね。勝負もかなりあっさり着いてるし。

1回戦第4試合/本部以蔵VS金竜山(勝者:金竜山)

  力士って単純にデカいってだけで恐いです。本部、伝説とまで呼ばれた存在なのに、この漫画が始まって以来一度も勝ったコトないってのはどういうコトですか。

1回戦第5試合/セルゲイ・タクタロフVS烈海王(勝者:烈海王)

 転蓮華をかます時の烈の表情が信じられません。まだキャラが固まってなかったからこその顔です。烈の肉体を見て刃牙は「どう見えるかより どう造ったのかなんだけど......」と評していますが、もしかしたらこの段階では、ドーピングも烈属性のネタにしようとしていたのかも知れません。

1回戦第6試合/夜叉猿Jr.VS加藤清澄

 斗羽を除く2名のリザーバー及びラベルト・ゲランを屠っての夜叉猿Jr.乱入。この最大トーナメント、まず最初の嵐です。

 刃牙の言った「君のお父さんを殺したのは確かにオレだッ」、殺したのは勇次郎です。どういうコトでしょうか。『範馬が殺した』と広義に捕らえるべきなんでしょうか。それとも板垣氏が細かい部分忘れてたんでしょうか。ていうかこの猿たかだか4年で成長し過ぎ。


1月21日(月)☆

今週のジャンプ感想。

ストーンオーシャン

 表紙にいるのはプッチ神父ですか。そろそろ記憶から薄れつつあります。

 ミューミュー戦取り敢えずの決着、なのか。最後の足掻きがどうなるのか不明です。今回の敵スタンド、3つしか認識できないって部分から4番目が見えない、これをどう対処するかってトコロにポイントが置かれました。

 じっくり考える時間があれば、この「3つ以上覚えられない」という設定を徹底的にこね繰り回してもっと錯綜した味が出せたかとも思いますが、やっぱある意味行き当たりばったりの週刊連載ですし、それを望むのは過剰な要求ですかね。

ナルト

 シカマルを圧倒的有利に見える下でギブアップさせる辺りがこの作者らしいです。別に優勝しなくても中忍試験通るかも知れないというユルめの設定なのでまあイイって感じ。主役じゃないヤツの闘いは勝者が見えないので面白いです。

ハンター×ハンター

 切り裂き美容師をも巻き込んでの修業開始。切り裂き美容師、微妙に顔変わってます。休載し過ぎで作者自身がどんなキャラだったのか忘れたんでしょうか、って前回は別に休んでないか。

ボボボーボ・ボーボボ

 最近巻末近くが多かったので油断してたら割と前の方に載っていました。

ヒカルの碁

 そろそろ終わるんでしょうか。ジャンプらしくない漫画なので貴重だとは思うんですが、ここらで終わってこそジャンプらしくなくて良い気もします。

シャーマンキング

 長い回想に突入してるんですが、いまシャーマンファイトどうなってるんでしょうか。

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送