映画版/リング0〜バースディ〜


 「リング」「らせん」「ループ」の三部作には、各作品の番外編を3つ収めた「バースディ」という短編集があるのですが、この映画は、その短編集に収録されてる3作の内リングの番外編/貞子の過去を扱ったものです。「リング」以前。ゆえにタイトルにゼロが付いています。ストゼロみたいなもんか。

 テレビでやってたので観ましたが、全体的にイマイチな映画でした。あまり感想がありません。さあ、どうやってテキスト濁そうか。

 流行りましたね、貞子。貞子というネームバリューでこの短編が映画化に選ばれたんでしょうが。貞子ブーム、全国の本名が貞子という人にはとんだ迷惑だったと思われます。

 僕としては鈴木光司の原作通りの「リング」「らせん」「ループ」という流れが好きです。「リング」は都市伝説ホラー、「らせん」はバイオホラー、そして「ループ」は疑似科学の領域で今までの世界観の説明が付けられるSFとなり、このスケールアップがかなり好みです。常に前作を飲み込んで世界観が広がっていく、何と言うかロシア人形(人形に人形を被せていくヤツ)のような展開でした。

 が、一般的にはどうもやはり貞子ばかりが流行りまくった様子で、「らせん」とは別のパラレルなリングの続編「リング2」なんてのもありました。バイオホラーにならずに、都市伝説ホラーの域に世界観を留めた内容です。このシリーズに関しては「貞子の恐怖」止まりにした方が受けが良かったみたいです。

 ああ、それにしても小説の「リング」が初めて世に発表されたのが1991年、既に10年以上経ってるんですね。1991年ったらカプコンゲームじゃ「ワンダー3」や「初代スト2」の出た頃かな。歳月の流れを感じます。


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