名探偵ポワロ


●「メソポタミア殺人事件」/TVドラマ版

 テレビ東京でやっていた「徳光VSえなり新春ゴルフ対決」とどちらを観ようか迷ったんですが、こちらポワロを観ました。

 原作アリのドラマは出来れば先に原作を読んでおきたいってのが僕的心情。「原作/映像化」どちらも「読む/観る」ものとしたら、読む方を先にしたい。理由は、読む方が労力がいるから。読んだものを観る気にはなっても、観たものを読む気になかなかならないんですよ。ただ、クリスティ作品は大量にあるので全てを読もうという気にならない為、この「メソポタミア殺人事件」も原作読んでなくても映像化したものを躊躇なく観ちゃいました。

 そんなワケで感想。

ポワロ、コミカルです。

紳士的に振る舞えば振る舞う程に滑稽さが滲み出ますね。序盤、ロクでもない部屋に寝泊まりしなきゃならなくなって「蚊屋はないのかね?」なんて言うシーンが弱そうで良かったです。これでエルキュール(ヘラクレス)ってんだから、クリスティのキャラ作りに唸ります。刃牙で言うなら、この顔で薫かよ的面白みを感じました。

 ラストの謎解きも鮮やかでした。鏤められていたパーツがビシビシと繋がり、密室が解体される快感。他には特に、「ある日を境に亡夫からの脅迫状がばったりと止んだ理由」の解明にはゾクゾクきました。この作品ってどれぐらいの評価を受けてるのか知らないんですが、映像化されてるってコトは原作もそれなりの評価を受けてるかな。


●「白昼の悪魔」/TVドラマ版

 これは原作を読んだコトがありました。メイントリックの部分は覚えていて、細かなトコロを思い出しながら観ました。答えが分かっていて観てるコトになっていたので、伏線がどう張られているのかを確認しながら楽しみました。いやあ、これヒントのパーツを組み合わせて犯人がちゃんと浮かび上がるようにはなってるんですけど、なかなか想像付かないっすね。

 ポワロの肥満にまつわる、本筋とは離れた部分が面白かったです。箱型サウナに入って頭だけ出してる絵なんて、映画館ならドッと客が沸くシーンでしょうね。ほら、映画館って必要以上に笑いが起こるし。


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