十二国記 風の海 迷宮の岸


第十五話 風の海 迷宮の岸・一章

 祟る男/高里要氏の登場。現実世界では、杉本様が「月の影 影の海」とのブリッジキャラクターとして登場。

 要が麒麟であるコトはすぐ明らかになるのですが、一度本来の居場所である異世界に戻っていながら、何故再び日本に帰ってきてるのかが謎として提供されています。

 この「風の海 迷宮の岸」は、十二国記シリーズと銘打たれてない作品とも密接に関わっているのですが、アニメ版ではそのへん容赦なくその外伝エピソードを語っています。外伝はラストで非現実(ミステリではなく、ホラー/ファンタジー)に着地するのが一つの味だと思ってるので、これはどうなのかなーとちょっと思いますが、その外伝自体本屋で「十二国記」シリーズだよ!なノリで並べられているからもうどうでもイイのかな?

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第十六話 風の海 迷宮の岸・二章

 ほのぼのした麒麟ライフを送るタイキ。ほのぼのシーンはホラーにおける破滅の前振りなので、見ててこれから起こるコトをあれこれ想像して嫌な気持ちにさせます。最後はどこぞのオッサンに捕らえられて終了。全体的にショタ受け漂う30分でした。

 頭(ツノ)を撫でられるのを麒麟は嫌がる、というのが特性の伏線として描かれていたのがイイ感じです。日本にて祖母に嫌われる原因の一つでもあったのですが。

 自分が麒麟だと言われて、アフリカにいるキリン?と問うタイキが萌えポイントでしょうか。頭を引っ張って首を伸ばそうとしてるのも萌えポイントでしょうか。黒麒麟、というコトなので、獣バージョンのビジュアルがどうなるのか楽しみです。

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第十七話 風の海 迷宮の岸・三章

 設定型の作品に思えてくるぐらい情報がガンガン入ってきますな。この「風の海 迷宮の岸」は麒麟がクローズアップされているんですが、その麒麟でも黒麒麟という変格なものを通して様々なものが比喩的に描かれています。

 前回のラストでオッサンに捕らわれた泰麒。誘拐劇が展開されるかと思ったらものの数分で解決。早いな。このエピソードを枕に麒麟が王をどうやって選ぶのかが説明。

 そんなコトはさておき、今回の面白ポイントは景麒と泰麒のサシ対談。お見合いかと思わせる無駄な緊迫感。このシリーズは泰麒にショタ萌えするような作りになっていますが、今回に関しては何よりも景麒の天然ぶりに燃えます。おいしいなあ。

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第十八話 風の海 迷宮の岸・四章

 王に選ばれるかどうかドキドキしながら沢山の人たちが昇山してきます。色んな人に「終日まで御無事で(訳:あんたは王じゃない)」と言わなければならないので泰麒も大変です。天啓という名の麒麟センサーが発動しないので王を選べない。

 昇山した中では女将軍と色黒の男性が注目人物だったようですが、両名とも王気なし。色黒の男性には泰麒が普通とは違うリアクションを見せていますが、これは王気を感じたからではなく、瞳が血色ゆえに麒麟の生理本能が揺さぶられちゃってるのかな。そう思わせて、王なのかも知れませんが。

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第十九話 風の海 迷宮の岸・五章

 今回はシレイを持たない泰麒がようやく最初のシレイを得ます。犬狼真君ですらどの麒麟もシレイにさせるのは不可能と言い切ったトウテツという大物です。このシーンはかなりカッコイイ。トウテツは洞窟の奥底にガッツリ潜んでいて、RPGのボス的な演出。無駄にカッコイイ。

 今回はそれだけじゃなく、泰麒が遂にテンペン。これもカッコイイ。ブレーキをかける時、クリスタルな感じの飛沫が弾けて絵的にカッコイイ。更に天啓もないのに色黒を王と決定します。ヤバいです。盛り上がってきました。

 作品の構成上、最後には泰麒が再び日本に戻るのが視聴者には分かってるのですが、そこに至るこの過程が面白いです。ていうか次の20話が終章なのか。ちとびっくりしたが、「月の影 影の海」よりも確かに原作短かったかなー。

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第二十話 風の海 迷宮の岸・終章

 第二十話は見逃しました。

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第二十一話 風の海 迷宮の岸・転章

 よりによって終章を見逃してしまいました。そんなワケで「風の海 迷宮の岸」総集編。

 取り敢えず、色黒が王で正解だったようです。違う人を王にしちゃったよヤッベどうしよとビビりにビビってた泰麒でしたが、良かった良かった。王気を恐怖と取り違えていた様子。麒麟は自分の王にしか頭を下げるコトが出来ない。故に、泰麒が色黒に頭を下がるコトが出来た以上、王に他ならない。何気にロジカルでした。

 この「風の海 迷宮の岸」は、麒麟の中でもイレギュラーな存在の泰麒を描くコトで、十二国記世界の麒麟というものを説明していたようにも思えます。

 今回の総集編のナビゲーターは同じ麒麟という立ち場の六太。総集編ながらも物語は完結していませんでした。色黒と泰麒が国から消えてしまったみたいです。泰麒(高里要)は日本に戻っているのですが、何故戻ったのか謎のままでした。独立エピソードながらも次のシリーズ以降に続くみたいですな。


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