漫☆画太郎


「くそまん-サイテーの漫画短編集-」

Superはやっとちりくそババア/家・なき子/学校 以上3シリーズ収録

 前衛的などと言われる漫画家で、この人の作品を面白がる人も結構いますが、僕、画太郎全然分かりません。マジで分からん。あまりのわからなさに、みんなもホントは分からないのにこれを分からなきゃ先鋭的じゃないよねというノリに流されて裸の王様的に盲信してるんじゃないのかと怪しみ出したりしてるぐらいです。

 コピーを駆使した作風はこの短編集でも全開です。あまりのコピーしまくりぶりに、これは大丈夫なのか?他の漫画家と原稿料同じなんだろうか?だとしたら他の漫画家怒らないのだろうか?など不安は広がるばかりです。

 「家・なき子」の「童謡にしろ!」は笑いました。オチの予想をたまに裏切るのがポイントなのか? 「・」は「人間・失格」を意識してるのでしょうか。


「地獄甲子園」1巻

 えーと、次巻予告が面白かったです。

 画太郎は存在自体が漫画家のパロディみたいです。巻頭コメントの自画像など、ベレー帽に眼鏡、そして大きな鼻という具合に手塚治虫的な絵になってますし。なので、作品単品をこうして普通に語るのはどうにもネタにマジレスしてるような気分になります。


「地獄甲子園」2巻

地獄甲子園外伝ラーメンバカ一代/ひとりでおるすばん 併録

 どんどん些末に方向が変更していきます。画太郎の長編ではいつものコトです。ひょっとしたら木多先生の「代表人」は画太郎のそうした作風を盗んだのかも、という気がした。


「道徳戦士超獣ギーガー」

 タイトル通り、鳥獣戯画を意識しての薄墨での執筆ていうか手を抜きたいだけです。連載1回分どれぐらいの時間で描いてるのでしょうか。1時間ぐらいでしょうかね。

 ピンポンダッシュの話、5ページの内3ページが同じ原稿だったりと相変わらずやり方がエグい。しかも残る2ページ、各1コマです。

 このコミックスには「道徳白書」なる企画が入ってて、電グルが昔出した本と通じる笑いがあります。WC連載の「樹海少年ZOO1」の原作がピエール瀧ってのも何となく分かります。何となくですが。ていうか瀧何もやってなさそうです。


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