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■0055:雑文

▼12月下旬購入書籍▼
北山猛邦「『アリス・ミラー城』殺人事件」(講談社ノベルス)
倉知淳「壺中の天国」(角川文庫)
今野緒雪「マリア様がみてる ロサ・カニーナ」(コバルト文庫)
今野緒雪「マリア様がみてる ウァレンティーヌスの贈り物(前編)」(コバルト文庫)
今野緒雪「マリア様がみてる ウァレンティーヌスの贈り物(後編)」(コバルト文庫)

原哲夫「北斗の拳(原作:武論尊)」1〜6巻

▼12月下旬読了活字本▼
北村薫「六の宮の姫君」(創元推理文庫)
梅原克文「カムナビ(下)」(角川ホラー文庫)
今野緒雪「マリア様がみてる いばらの森」(コバルト文庫)

 今年読んだ分の感想を今年中にあげるのは無理でした。1月中頃までには感想書いて、その後下旬あたりに2003年はさみ的ベストを書く予定。今年は…本読んだと気がしない。そんな中でベストを選ぶのはどうかと思うんですが、どっかで区切りを付けておきます。年単位なら12月で区切るのがまあ順当ですし。

 つーワケでこれからもまったりと運営していきますよ。マイペースで。それじゃまた来年。


■0054:原哲夫「北斗の拳(原作/武論尊)」2巻/漫画/文庫

 「では今死ね!!」(レイ)

 ジャッカル一味とのバトル、そして牙一族との闘い前半を収録。

 ジャッカルは北斗の拳世界では(それなりに腕力はあるものの)セコイ小物です。ちょっとした策士です。南斗聖拳のシン、レッドベレーと来てここらで一発変化球を入れてきてます。球場バトルです。1巻のバットの台詞に「関東」なんてあるので舞台は日本なんでしょうが、どの球場なんだか。ケンシロウ、交換所の兄さんを脅してるのがひどい。北斗神拳の使い手が額をピンと押したらそりゃびびるでしょ。

 デビルリバースがイカしてます。五千年の歴史を持つ殺人拳法『羅漢仁王拳』という強烈な技術もかすむビジュアルのインパクト。普通にトラウマ級の見てくれです。

 牙一族戦では南斗水鳥拳のレイ、ユリアに似てる女マミヤ、そしれレイの妹アイリ登場で主要人物が一気に増えてます。南斗聖拳はシンで終わらせるのは勿体無い素材だったのかなあ。レイ登場シーンなんか相当ページ割いてます。

 牙一族は『崋山群狼拳』なる集団の拳法を操りますが、どうにも雑魚の集まりにしか思えません。実際雑魚ですし。マダラはイイ感じ。これもトラウマ級。

(20031230)


■0053:原哲夫「北斗の拳(原作/武論尊)」1巻/漫画/文庫

 「おまえはもう死んでる」(ケンシロウ)
 
 漫画文庫版にて収集中。この1巻では南斗聖拳のシン、そしてレッドベレーとの闘いが収録されています。アニメ版の印象が強い上の決め台詞ですが、当初はあまり溜めずにサラッと語ってそう。「死んでいる」じゃなく「死んでる」だし。

 ガキの頃には気付かなかったんですが今読むとひたすら展開法で世界観が広がっていくのが分かります。とりあえずはその時点で最強の敵が登場し、それを倒すと更に強いヤツが登場。後付けでグイグイ広げられていきます。伏線も精々数話後にて回収されるレベル。こうしたスタイルは今では何かと揶揄られていますが、このぐらいの分かり易さが丁度よかった時期もあったなー。

 内容もバトルに次ぐバトルでストーリー部分はどうでもいい感じです。原作者は何を原作していたのだろうかと思えてきます。拳法考えてただけだろうか。が、原哲夫は圧倒的な画力が最大の売りなので、このバトル連続という内容はベストでした。武論尊はきっと分かってそうしたんでしょう。あと荒廃した世界観設定とかも武論尊ならではの選択で、やっぱ原作してますな。

 1巻を読んで気付いたのは、ケンシロウ、「ハゲ」だの「ブタ」だのけっこうひどい言葉使ってたコトです。子供じゃん! 子供の悪口じゃん! ハゲって!

(20031229)


■0052:バジリスク第23回/漫画/連載

 今回は小四郎と豹馬の闘いがメイン。原作から結構アレンジされています。

 何と言っても豹馬が瞬殺されなかったのが一番の変更点。雑魚が大物を打ち破る大金星、しかも瞬殺、というのがこのシーンの醍醐味だったので、この変更はちょっと残念かなー。残念だけど、小四郎が視力を失っているというのは甲賀勢の中で語られていて然るべき情報なので豹馬が初弾を避けるのも当然といえば当然なんですよね。むしろ原作のほうがうっかり豹馬です。

 視力なき相手に対してその後の豹馬の対応は非常に慎重。一気に間合いを詰めるものの小四郎の飛び道具がブーメランだった為一瞬の隙が出て豹馬敗北。豹馬惜しい。承太郎なら帽子を飛ばされつつも間に合ったかも知れないのに。

 その攻撃を食らいつつ絶命した豹馬ですが、倒れない。仁王立ちのまま絶命です。ここに入る豹馬とその弟子弦之助の過去シーンもせがわ流オリジナルです。倒れる音が聞こえないのでまだその辺に潜んでるんじゃないかとビビり出す小四郎が面白い。動揺しまくり。

【第23回終了時:残り7人】
◆甲賀十人衆:甲賀弾上 甲賀弦之介 地虫十兵衛 風待将監 霞刑部 鵜殿丈助 如月左衛門 室賀豹馬 陽炎 お胡亥(残り3人)
◆伊賀十人衆:お幻 朧 夜叉丸 小豆蝋斎 薬師寺天膳 雨夜陣五郎 筑摩小四郎 蓑念鬼 蛍火 朱絹(残り4人)

(20031229)


■0051:恩田陸「puzzle」(祥伝社文庫)/活字/小説

 すさまじいラストですが400円文庫だから許せるという感じ。

 それよりも最初の章が興味深く読めました。ちょっとした雑学をいくつか並べてるだけなんですが。昭和という元号は本当は別のが用意されていたとかそういうのが面白かった。こういう雑学をテレビ番組とかにすれば面白いのに。あ、もうあるんですか。知りませんでした。へー。

 この序盤の断片がピースになってていちおう終盤で繋がるんですが、正直その繋げ方はどうでもいいなあ。ある意味島田荘司作品の構成に近い。ラストの偶然だろうが起きちゃったんだから仕方ないじゃん的無茶苦茶ぶりも島田っぽい。島田を馬鹿にしてるんじゃないだろうかとすら思えてきた。400円文庫というコンパクトな媒体で纏め上げてるあたりも。20分ぐらいで読み終えれる中篇だからこそ許せます。

(20031225)


■0050:山田正紀「地球・精神分析記録」(徳間デュアル文庫)/活字/小説

 山田正紀はほとんどの作品が面白いです。この作品も楽しめました。『悲哀』『憎悪』『愛』『狂気』を冠する4体の神(ロポット)を倒す連作で、それぞれ毛色の違った器で山田正紀の引き出しの多さならではの作り。ラストの集約にまつわる際に明かされるオチの連射にもやられました。

 高水準で安定している作家です。意外性や謎の判明するカタルシスをラストにもってくるのは物語としてやっぱ好み。ミステリを書いても面白い作品を出している作家なのはそういう物語作成に関しての基本姿勢があるからに思えます。

(20031225)

■0049:今週のバキ/漫画/連載

 あめ玉の包みを取り口に放り込むまでに執拗なまでにコマを割いてるのがもう病的。サイコ的にも見えるしギャグにも見える。梅図かずおの発言に『恐怖とギャグは紙一重』という意味のものがありますが、全く同感です。

 「普通闘技場であめ玉なめるかよ」と動揺する客達が中華コスチュームじゃないのが謎。

 そんなワケで、ドリアンVS楊海王開始。一方的でした。楊の一方的な勝利。読んでて何度も何度も「ドリアンここで反撃か!?」と思わせる中、ひたすらに一方的。反撃か!?と思わせるのが板垣恵介上手い。計算か天然か分かりませんけど、今回は計算と思いたい。自分の漫画の手法を逆手に取ったと思いたい。

 ラストは表情すら変えないオリバのアップで終了。怪しいヒキです。ホントにオリバなのか疑問にもちょっと思えた。参戦するんだろうか。して欲しい。主人公と決勝であたる候補が範だけじゃない状態になって欲しい。

(20031225)


■0048:北野勇作「昔、火星のあった場所」(徳間デュアル文庫)/活字/小説

 「かめくん」という良質の邦画的な空気を感じさせる作品を書いた北野勇作ですが、さかのぼって読んだこのデビュー作は難解なSFでした。世界を理解するのに投じられている描写に無駄のなさを感じます。無駄がないから気が抜けない。「かめくん読み」したら何が何やらといううちに終わります。僕はそうだったな。真剣に世界観やテーマを理解しようと誰か挑戦してみてください。

 あとがきでも書いてますが、これは本来売れないです。作家が注目されたため出版社を変えてファン向けに出したという感じ。こういうハード設定に拘れる作家という側面も見れたし、翻れば以後売れる作品が何かを理解しそれを実践できる人だったというのも分かります。それは収穫。デビュー作が改めて出版される状況になったんだ絶版した新潮社後悔しやがれ、的なものはなさそう。もちろん作者はそんなコト言ってないし世間も言ってませんが。

(20031223)


■0047:今野緒雪「マリア様がみてる」(コバルト文庫)/活字/小説

 サクッと読めて標準的な面白さ。本来のターゲットが少女のライトノベルを読んだのは「なんて素敵にジャパネスク」以来かも。本来の読者層は少女向けの作品です。つまり、何ていうか、思春期前後の娘さん達の本棚を覗いたようなドキドキ感覚を持ちながら読みました何てコトは全くなく普通にまあ小説読んだなあという感じ。

 私立リリアン女学園の「姉妹(スール)」というシステムが燃えます。「薔薇」「薔薇のつぼみ」「薔薇のつぼみの妹」というネーミングに燃えます。レズっぽさとかそういう風に燃えるのではなく、格闘家なんかの肩書きや通り名みたい感じで燃える。僕も名乗りたいです。

 この巻では主人公福沢祐巳があこがれの「紅薔薇のつぼみ」こと小笠原祥子にいきなり姉妹宣告を受け「紅薔薇のつぼみの妹」になるかどうかという、その顛末を収録。まあ、なるんですけどね。いきなり貴族入りするような展開は、広義のファミリーコンプレックス解消に近いカタルシスを感じそうで、こうした基本形の物語がいつまでも古びれるコトなく語られるのも納得がいきます。

 柏木(男)のオチはベタ過ぎなんだけど、思春期の少女さん達はドキドキしながら読むんでしょうか。ドキドキしてる少女さん達を想像するコトで興奮しようと思います。闇撫の樹に近いメンタルないやらしさが出てきてます僕。

(20031223)


■0046:WJ4・5合併号/漫画/連載

アイシールド21
 パンサーが凄い。トップスピード持続、アイシールドの瞬間的な速さとそれが並ぶんじゃ一回性の勝利はあってもコンスタントに勝利できるような対策は難しそう。

 今回はアポロの「行けーっ!!!」で素直に感動。

ワンピース
 本格的に新展開突入。長い。竹から出てきた爺さんも長いんだろうか。胴とか。今回出た熊がこの「長い編」のラスボスなんじゃないだろうか。

ブリーチ
 岩鷲の兄を殺したのはルキアでした。他のヤツにやられて苦しんでるので介錯してやったとかそういう展開になりそうですけど。じゃあその他のヤツってのが誰かといえば、多分長いクマなんじゃないだろうか。

 次回は51ページ。とんでもない。大丈夫なんだろうか。どれだけ大ゴマ使うんだろうか。

ナルト
 前半がちょっとしつこい。大蛇丸サイドは君麻呂という切り札を使う様子。4人衆の残り二人は消化試合になるのか。バトルロワイヤル的なカブト発言ですが、あの中に君麻呂はいないの? いるんだけど一応潰し合いやらせて「やっぱり君麻呂が残った」って流れなんだろうか。

クリスマス4コマ
 武装錬金があざとい。同人誌で斗貴子さんにあの格好させて!的あざとさ。蝶コスチュームは平田裕香とか小川すみれとか熊田曜子とか藤川京子とかにはしてもらいとは思いますが。

ハンター×ハンター
 シュート=マクマホン、ビビリというオチ。レベルE的です。そういや今回のパーム、ドグラ星の王子に見えるコマがあった。

デスノート
 ノート、えらく手の込んだ隠し方しています。最初で燃やしちゃったのかと一瞬思った。

 Lがいっぱいいっぱいになってるのがイイ。余裕綽々でいられるよりも互角の騙し合いにしたほうが緊張感あります。

テニスの王子様
 大石の領域。後ろにいる菊丸が腹立たしいです。特に向かって右のヤツ。

いちご100%
 無理矢理唯を出してるのが凄い。この作者凄い。

 「ドアを押しあう力が建物全体に伝わって振動が…っ」。オチの大崩壊をこの一言で済ませてるのも凄い。

武装錬金
 モザイクです。あれは…どこだよ。普通に顔なんだと思うけど、モザイクかけてるといかがわしいなあ。

こち亀
 マックスターンが面白かった。コマ外に説明入れてまであの絵を描いて何の関係もないのがイイ。

ごっちゃんです!!
 扉のモブシーンに田代がいるのがイイ。今後の伏線だろうか。

 本編は品のなさが最高潮。この内容といい掲載位置といい、イチイチ読者を不安にさせます。

(20031222)


■0045:雑文

▼12月中旬購入書籍▼
有栖川有栖「山伏地蔵坊の放浪」(創元推理文庫)
北山猛邦「『クロック城』殺人事件」(講談社ノベルス)
飛鳥部勝則「バラバの方を」(徳間ノベルス)

島本和彦「炎の転校生」3巻

小川すみれ「Lingerie Complex Next Type」(ぶんか社)

▼12月中旬読了活字本▼
北森鴻「闇色のソプラノ」(文春文庫)
半村良「闇の中の哄笑」(角川文庫)
恩田陸「puzzle」(祥伝社文庫)
今野緒雪「マリア様がみてる」(コバルト文庫)
梅原克文「カムナビ(上)」(角川ホラー文庫)
今野緒雪「マリア様がみてる 黄薔薇革命」(コバルト文庫)
北山猛邦「『クロック城』殺人事件」(講談社ノベルス)

 今回は割りと読めたほうでは。サクッと読めるのも多いですが。諸々の都合で感想が先延ばしになってるんですが早めに感想も消化していきたい所存。

 年の瀬も迫る今日この頃ですが書店には欲しい本が沢山です。どうして本屋に並んでる本はあれほど魅力的に見えるのか。開き直って買っちまおうかな。

(20031220)


■0044:北森鴻「闇色のソプラノ」(文春文庫)/活字/小説

 夭折した童謡詩人・樹来たか子の「秋ノ聲」に書かれた<しゃぼろん、しゃぼろん>という不思議な擬音の正体は? たか子の詩に魅せられた女子大生、郷戸史家、刑事、末期癌に冒された男、医師、そしてたか子の遺児・静弥が神無き地・遠誉野に集まり、戦慄の事件が幕を開ける。

 これかなり好み。北森鴻作品は初めて読んだのですが非常に好みです。

 序盤は作品の着地が見えない中で「秋ノ聲」を発端に故人・樹来たか子への興味・追跡が描かれています。この段階では全く先が見えないのですがそれでもぐいぐい読ませます。この足取り追跡自体がスリリングでとても面白い。着地が見えずとも過程の興奮度が高いのでジェットコースター的にページを繰らせます。この序盤から中盤にかけてあまりにも日常描写が多いと退屈な小説になっちゃうんですが、北森鴻上手い。

 後半、そしてラストの展開も熱いです。事件の起点がどこにあったのかが明かされる瞬間が燃えます。全ての起点は偶然にあったと取れるのですが、そこから展開されていた一連の事件は必然のシナリオ。偶然からのスタートもまた、執拗に描かれている遠誉野という空間の持つ禍々しさとして纏められています。

 印象としては、連城三紀彦小説に近い。もっと言えばタイトルが似てる「闇色コメディ」と近い印象。連城三紀彦は好きな作家ベスト3に入るので自分の読書嗜好にあった人を発掘したって感じ。これから色々北森鴻作品もあたっていきたいです。しかもこの「闇色のソプラノ」、北森作品の中では低いほうという評価も聞くのでますます楽しみ。

(20031218)


■0043:バジリスク第22回/漫画/連載

 無理を言ってまで身体を洗う朧。朱絹はこの申し出を、潮風にあたったのでそれを洗い流したいんだろうなど捉えていますが。嫌われてるなあ、薬師寺天膳。長生きしてる割には女性の気持ちへの配慮がなかった。ていうか長生きしてるからそうなったのか。

 その薬師寺天膳ですが、盲目と思っていた室賀豹馬の目を見てしまい、殺意を自身に跳ね返してしまい首ちょんぱ。作中3度目の死亡。この人死にすぎ。今後まだ死ぬんですけどね。

 新生筑摩小四郎は盲目に慣れてきたのかひょこひょこと歩いています。天膳の船上での朧に対する振る舞いを見てから精神的に不安定になってるみたいですが。いい感じで原作どおりの小物オーラが出てきました。小四郎最大の見せ場が控えてる直前です。あの見せ場は小物ゆえ見せ場として映えるので、せがわまさきはキャラ作り上手いです。

【第22回終了時:残り8人】
◆甲賀十人衆:甲賀弾上 甲賀弦之介 地虫十兵衛 風待将監 霞刑部 鵜殿丈助 如月左衛門 室賀豹馬 陽炎 お胡亥(残り4人)
◆伊賀十人衆:お幻 朧 夜叉丸 小豆蝋斎 薬師寺天膳 雨夜陣五郎 筑摩小四郎 蓑念鬼 蛍火 朱絹(残り4人)

(20031218)


■0042:WJ3号/漫画/連載

LIVE
 梅澤先生の新連載です。説明のための描写とは言え警察がスレイヤを撃ってるのが凄い。悪魔のコスプレで夜中徘徊している自分としてはいつ撃たれてもおかしくないです。気を引き締めようと思いました。

 全体的に普通です。物語の導入として可もなく不可もなくという感じ。今後どのように転がるのか。人気でますかね。たぶん…ダメだろうなあ。ソードブレイカーはイレギュラーな受け方だったので、今回も梅さんの天然に期待するしかないです。

 ニワトリ復活でスレイヤが驚いてるのが意味不明だったのですが、ニワトリ復活なんていうのが「本気の願い」だったコトに驚いていたんですね。

ワンピース
 新展開。様々なピースを散りばめてる未知な状態の今が読んでて楽しい。作者的にも楽しいんじゃないかな。何巻かの冒頭で「漫画を描くのはテトリスみたいなもの」って語ってたし。最初からカッツリ考えてるんじゃなく、ピースを散らして、それらを辻褄が合うように話を組み上げるのが物語作成のパズル的な面白さがある感じ。

 七武海のドフラミンゴが登場。以前顔見せで出た時はべラミーとシルエット的に被ってると思ったんですが、こうして並んでると違いますね。操る能力は何てネーミングになるんだか。分かりやすいネーミングになるんでしょうが思いつかないです。糸とか使って操ってるんだろうか。それともロッズ?

 海軍から新キャラとして大将青キジが登場。D一族を知ってる模様。

ナルト
 ネジがこんなに苦戦するなんて。鬼童丸強かった。弱いやつから順番に出てくるんじゃなくて4人衆で最強だったとすれば納得がいきますが、残り二人も強そうだしなあ。

ブリーチ
 赤ん坊やちるは可愛いのう。名前に絡めた今回の一護VS剣八締めエピソードは上手いです。剣八はあのままきちんと死んで欲しいんですが無理なのか。

テニスの王子様
 仁王と柳生の顔が似てるってのはスルーみたい。それよりも監督が巨乳なのが頭に来ます。

いちご100%
 西野がえらく汚れてきてます。どんどん落ちていく天使というシチュエーションは燃えますが、それを意図して作者が描いてるのかどうか分からないです。巻末コメント、ロードオブザリングの話だし。

ハンター×ハンター
 ジャイロが不確定要素として今後どう関わるのか。キメラアント編は当初予想していた以上に長い話になりそうです。今後しばらくは盛り上がりのない期間なのかなー。

シャーマンキング
 たまには感想書こうかなあなどと思っても特に何も出てこないのがシャーマンキング。これは…絵が丁寧なのでそこが好みなら絵を眺めてるだけで楽しいのかも知れません。ストーリー面では読んでて押さえたい(気になる)本流がないのでワケが分からないです。

ブラックキャット
 イヴがドクターにげしっと蹴りを入れてるコマが面白かった。

ごっちゃんです!!
 格闘技好きなつの丸。しかし、ブラジリアン柔術を出しつつ異種格闘技な展開にせずにギャグに留めておくのがつの丸です。高島の柔道はどうなるのか分かりませんが。

神撫手
 最終回でした。ガンガンの漫画みたいな絵の作品だった印象。

 「宿命を受け入れ闘い八百万を止めますか? それとも宿命を拒絶し逃げ続けますか?」

 逃げるという表現はマイナス属性を感じさせるので、少年漫画としてここでは闘うというのが選択されるのですが、『宿命を受け入れる』ってのもなあ。流されてる生き方に聞こえます。打ち切りエンドでラストのコマの主人公がデフォルメ汗かいてて決まってないのが同人誌みたいです。

(20031215)


■0041:塩沢亜弓「ぞっこん!」(TAKESHOBO)/写真集

 塩沢亜弓、ルックス的な好みからは微妙に外れているんですが、この「ぞっこん!」は、何よりも格好のいかがわしさが素敵な一冊です。水着形態からかけ離れているコスチュームが僕の嗜好にガチハマリ。ファースト写真集でここまで行ってしまっていいのかという危惧すら抱かせますが、出し惜しみを感じさせない一世一代の一冊的取り組みスタンスは購入サイドとしてはまったく嬉しい限り。

 この写真集で気に入ってるのは表紙にも選出されてる華レリーフ二プレスのコスチューム。これはいやらしい。本人が書店でこれ見たら羞恥のあまり逃げ出しそうな格好なのがいい。それとももう今日日のアイドルは自分の房の形状が不特定多数に把握されてもかまわないという風潮なのでしょうか。いい風潮です。

 かなり布面積の狭い黄金ビキニもツボです。当然の如くTバックです。寝転がってるのがとりわけ神々しい。Tバックものでは他に水色のほぼ紐でしかないカットもツボ。下半身前面が蝶のデザインという淫猥さ。この格好はうら若き女性がやってこそ活きます。聞いてるか蝶野攻爵!

 そして、露出を抑える結果になってながらも逆にエロいのが、水着にストッキングを重ね穿きしてびしょ濡れショット。ピッチリ張り付いてていやらしい。この人いやらしい。ストッキングに破れが入ってるのもまたいやらしい。

 終盤の体育座り全裸、花びら風呂や房の頂点に蝶のアクセサリーというのもエロく、終始いやらしさをキープの一冊です。

(20031214)


■0040:熊田曜子「7Day’s 7Colors」(ぶんか社)/写真集

 コスプレ写真集です。それだけでもう充分ですが、被写体が熊田曜子なので完璧。熊田曜子にいつハマりだしたのか自分でもよく覚えてません。秋ぐらいからかなあ。

 この人は上品でいながらエロさも漂わせている、リアルモリガンという感じ。この写真集はタイトル通り7パターンのコスプレがあります。コスプレ以外にも通常のビキニが数パターン収録されていて、様々な熊田曜子を堪能できます。

女子高生
 女子高生っていう表現はマズいでしょうか。じゃあセーラー服。セーラー服コスプレでは、オーソドックスに捲し上げているのが素敵。横チチムニムニしてます。

OL
 このOLはかなりいやらしい。OLっつーか秘書か? ミニスカでしゃがんで書類を拾うカットのフェチっぽいのもいいんですが、がっつりはだけて上目使いのショット、これ異常シチュエーション的で素晴らしい。追い詰められてる感じがイイ。

チャイナドレス
 チャイナでは肌蹴てるのよりも椅子に座り込んでるのが好み。ノーパンのような絵面になってるのがポイント。

メイド
 メイドはこの写真集のコスプレの中ではちょっと弱いかな。とか思ったらパンストをずり下げているのが何気に凄い。

ナース
 表紙にもなってるナース。表紙のナースはとりわけエロいです。お腹が特にエロい。完璧なお腹です。ナース以外にも病院がらみで包帯やら松葉杖の患者コスプレもあり。こっちもエロい。患者コスプレには動きの不自由な対象という背徳のエロスがあります。

ウエディングドレス
 ウエディングドレスなのかどうかすでに分からない変形コスチューム。ウエディングドレスは好みじゃないのでこれは琴線に触れず。露出の高さは良。

ボンデージ
 熊田曜子はルックス的にボンデージが激烈に似合います。決まり過ぎていて逆に面白みがないんですが、豹柄やエナメルに身を包んだ姿は外せない。あと、檻とか。僕の好みからは外せない。おそらく、一生。これも生き物のサガか。

 その他通常ビキニが何点かあり。その中では終盤にある金太郎的なやつがハミ乳ドンドコドンでいい。水着として機能しないであろう作りがいい。泳いだら一貫の終わりです。見えちゃいますよー。泳げー。

 というワケで、コンセプトとしてはかなり好みの写真集です。ここに更に望む要素があるとしたら、熊田曜子本体のポーズです。この美形の熊田曜子ががに股などの肢体を取ればもう最高なんですが。そんなワケで、その辺よろしくお願いします。

(20031213)


■0039:半村良「闇の中の黄金」(角川文庫)/活字/小説

 <嘘だ! 彼が自分から死を選ぶなんて> 邪馬台国を取材中、親友の自殺を知らされた津野田は、その原因を探るべく調査を開始した。そして死の直前、彼も又、邪馬台国のありかを追って国東半島を訪れていたのを知った。
 国東に向かった津野田は、そこで見た世界の金市場を牛耳る黄金商人の集まりで、日本歴史の中に隠された重大な秘密に気づいた。


 「闇の中の系図」に続く嘘部シリーズの第2作。これ単品でも勿論充分楽しめるであろう内容ですが、1作目があるからこそ活きてる部分もあります。

 主人公の津野田視点で話は展開して、嘘部一族がこれにどう関わってくるのかが見どころです。1作目は嘘部側の視点によるスパイ大作戦でしたが、今回は中々出てこない。純粋に話自体がスリリングで、ページを繰らせる力量は相変わらずですが、嘘部がどう絡んでくるのかは構えて読んだほうが楽しいです。

 邪馬台国に関する衒学も当時の集大成的なものなのかなーと興味深く読めました。嘘です衒学部分はまたもや流し読みです。

(20031213)


■0038:今週のバキ/漫画/連載

 今回分のページの大半を割いての執拗な描写でバキの復活。梢江の膝枕の元、バキの肉体からは濛々と蒸気が立ち沸いてきます。顔面からもです。硫酸ぶっ掛けられた死体のようにも見えます。復活したバキは頬もふくよかに戻って筋肉もパンパンに回復。逆マックシングと思えばこの短時間での復活も受け入れられます。受け入れられる自分は頭大丈夫なのかとも思えてきますが、板垣御大の描写力の凄さというコトにしてください。

 次の一回戦第5試合で出てきたのはドリアン。飴玉なめてます。対戦相手はまだ不明。ドリアンはどういう扱いを受けるんだか予想不可能。ダークホースなのか噛ませ犬なのか読めないです。

 日本での烈戦で敗北を受け入れ自我崩壊したのすら芝居という展開もあり得ます。あの敗北はとりあえず纏まってるので芝居でしたとそれ以上ひっくり返すのも蛇足に思えますけど、もう何が起こってもおかしくないです。

 予想不可能な中無理矢理な妄想を広げると、ドリアンはここ1回戦では新キャラ海王に幼児全開のまま勝利、次の2回戦では烈とあたり、痴呆を演じつつも一瞬鋭い眼光を見せ烈と一部(勇次郎や郭あたり)にだけ芝居を演じてるのを悟られながらも勝利、準決勝では範とあたり芝居でしたとカミングアウトな中でこれも勝利、決勝でバキとあたって死刑囚編をようやく締めくくるという感じ。決勝まで残るのかよ。

(20031211)


■0037:雑文

▼12月上旬購入書籍▼
有栖川有栖「海のある奈良に死す」(角川文庫)
恩田陸「puzzle」(祥伝社文庫)
今野緒雪「マリア様がみてる」(コバルト文庫)
今野緒雪「マリア様がみてる 黄薔薇革命」(コバルト文庫)
今野緒雪「マリア様がみてる いばらの森」(コバルト文庫)
「このミステリーがすごい! 2004年度版」(宝島社)

つの丸「ごっちゃんです!!」1巻

塩沢亜弓「ぞっこん!」(竹書房)
「BOMB1月号別冊 ザバダ VOL..1」GAKKEN

▼12月上旬読了活字本▼
柄刀一「アリア系銀河鉄道」(講談社ノベルス)

 読み終える本に比べてまた随分買ってしまっていたという感じもする。月3回のこの雑文で毎回「最近活字読んでない」を繰り返してる気もする。どうしよ。せめて『3日に1冊読了』ぐらいからで小説に触れていったほうがいいんだけどなー。

 あと、書くタイミングを今まで逃していましたが、アニメ版「十二国記」は途中で観るのやめちゃいました。面白い作品なんですがどうにも録画を忘れまくってしまいそのまま有耶無耶になってしまいました。僕は観てませんけど、超オススメ。

(20031210)


■0036:大原まり子「一人で歩いていった猫」(ハヤカワ文庫)/活字/小説

 彼は天使猫と呼ばれている。なぜなら、彼の背中には銀色に輝く見事な翼が生えていたからだ。もちろん、彼の姿は猫そのもの---直立二足歩行の巨大な赤猫だった。
 トレボロ人は体表に無数の目を持ち、ラジェンドラ人は竜にそっくり。そして彼らは流刑囚として、進化の袋小路にある惑星、地球へと送り込まれたが……。

一人で歩いていった猫/アムビヴァレンスの秋/リヴィング・インサイド・ユア・ラヴ/親殺し 以上4編収録


 これはとっつきが悪かったのですが、それでもSFの中では読みやすい部類だろうか。表題作が大原まり子のデビュー作、そして4編とも「未来史」という共通する世界観の中の物語というコトですが、それほど同一世界観にこだわるコトもなく独立した中短編として読めました。

 この中では「リヴィング・インサイド・ユア・ラヴ」が好きです。分かりやすいしちょっとベタ過ぎかも知れないけど、僕にはこれぐらいがちょうどいいかなー。普通に感動できます。ボーイミーツガールという基本枠があると理解や感情移入が容易です(悪い意味でなく)。この基本枠、全ての宮崎アニメにも含まれてるのですが、その辺が宮崎作品が老若男女分け隔てなく観られてる要素に思えます。

(20031209)


■0035:「このミステリーがすごい! 2004年度版」(宝島社)/ムック

 何となく今年も買ってしまいましたが新刊をロクに追わなくなってる自分には「あー、これがきたかー!」などという楽しみがないです。もう「このミス」の時期かよという、時の加速に驚愕するばかりです。プッチめ。

 歌野昌午「葉桜の季節に君を想うということ」が国内1位。歌野作品が初ランクインってのが意外でした。

 「重力ピエロ」「陽気なギャングが地球を回す」の伊坂幸太郎はここまで知名度があるとは思ってませんでした。小説まだまだいけるじゃんとかそんな感じの帯を書店で見かけた時は、上手い帯と感じながらもスレた自分の琴線には触れてなかったです。

 石持浅海「月の扉」は前々から評判を聞いてたので読んでみたいです。読んでみたいのは「月の扉」ぐらいかなー。ノベルスで手頃な感じだし。連城も欲しいけどハードカバーなのでいま焦って買っても読む頃には文庫落ちしてる可能性があります。それぐらいの読書ペース。

 そんなワケで「このミス 2004年度版」で一番面白かったのは、深堀骨先生の『松下由樹に興味はない』です。

(20031209)


■0034:WJ2号/漫画/連載

銀魂
 新連載。読み切り「だんでらいおん」「しろくろ」を描いた人とのコトですが、「しろくろ」って覚えてないです。

 僕的には何かイマイチでした。設定も微妙だし絵も好みじゃないし。毒の無いギャグは面白い面白くないはともかく好感が持てます。

ワンピース
 ガン・フォールがかつて言った「カボチャジュースが好きだ」ってのは『大地(の恵み)に感謝している』ってのを遠まわしに表現していたと思ってたのですが、あまりその辺は真剣に絡めずに締めたっぽい。

 落下中に船の先っぽの羊の目が飛び出てるのが面白いです。ヤツは生きてます。船を直したのはヤツ自身です。

ナルト
 ネジが真剣にピンチになってました。穴開いてるじゃん。真後ろ部分の死角は過去に訓練してた時に実は克服してて死角と思わせて隙を衝くという流れにはなりませんでした。

 ラスト、背後からではなく正面から矢が貫通してるのが気になります。

DEATH NOTE
 ライトが倫理的に破綻気味でジャンプ主人公として異色。帰宅後にノートに人名を書き込むのもノルマ的に遂行してるのが不気味でイイ。ミステリ的な展開も面白いです。

 この調子でジョジョやハンターみたいに騙し合いが描かれるといいなー。好み。最後の着地としてはライトが捕まるんでしょうがそこに辿り着くまでの過程を面白く作ってくれそうです。ていうかライトが裁かれずに勝ち逃げするラストもあり得そうな気にすらなってくる。

 ホームページ『救世主キラ伝説』の文章に『キラ様とは世の悪を絶対に許さない地獄よりの使者です』なんてあって面白い。

ブリーチ
 剣八戦はえらく少年漫画なノリで終結。

 最初の猛獣イメージの霊圧はまんま草鹿副隊長の霊圧でいいのかな? その先にいた剣八の霊圧? 「その右眼に何が仕込んであるんだ?」ってのは眼帯をハンデと気付いてなかったってコト?

テニスの王子様
 これつじつま合うのかな。

アイシールド21
 アポロの黒人嫌いのルーツが判明。チャンスすら与えられなかったなんて。切ない過去です。全裸っぽいコマが特に切ない。

いちご100%
 東城が可哀想だ。目を瞑って待ってたのを放置の果てに、そのままなしの方向。これじゃ名実共に西野がヒロインじゃないですか。

 最後にわざわざ会いに行ってあれこれ語る真中がイラつきます。言ってる内容は『あー、おれ別に東城と付き合ってるわけじゃないからお前にもまだチャンスあるんじゃない?』的なものに聞こえます。全員に振られなきゃもう納得しない。

武装錬金
 斗貴子は瞬殺してくれるのでストレスが溜まりません。催眠で多数を操作というネタの敵はありがちなのでサクッと倒してくれてよかった。来週は休載とのコトですが今回の連載はポツポツと休んでる印象。

ごっちゃんです!!
 ごっちゃんが偉そうな態度通り普通に勝ってるのにびびりました。

もくじ川柳
 先週のジャンプくんに引き続き、つけもの軍曹くんは実在するのでしょうか。香川県とか具体的なコト書いてますけど。

(20031208)


■0033:マイケル・ムアコック「グローリアーナ」(創元推理文庫)/活字/小説

 黄金の時代を謳歌するアルビオンの女王グローリアーナ。国民と貴族にあまねく慕われ、この世の女神とうたわれながらも、心満たされることのない孤高の女。だが彼女に婚姻を求める他国との軋轢は、やがて宮廷に不穏な影を落としはじめる。

 まず、異常なまでの情景描写に圧倒されます。これは訳者の力量に負う部分もありますが、語彙の豊穣さが素敵で、緻密な架空英国描写が文章で紡がれています。漫画で、細密的な描き込みで見た瞬間のビジュアルでその凄まじさが伝わる作品というのがありますが、この「グローリアーナ」はそれを文字でやってるという感じ。

 ストーリー面では正直物足りなかったかも。『守るべき姫、倒すべき竜』という物語元型にすら則ってないので、どこに雪崩れ込むのか分からない不明瞭さが僕的にはいまいちだったかも。情景描写の語彙の圧倒さが読みにくさにも繋がってる側面があるので、相当読み進めても話の大枠が見えないというもどかしさです。ただ、ラストにはあっと思わされました。

 主人公はグローリアーナというよりも、僕視点ではクワイアでした。このクワイアの造型が気に入りました。犯罪を芸術として演出するという思想。グローリアーナは淫蕩というキャラ属性が、いまいち共感を持てませんでした。そこが大人のファンタジーなのかも知れませんが。

(20031205)


■0032:つの丸「ごっちゃんです!!」1巻/漫画/単行本

 遂に発売です。この日を待ち望んでいました。別に文中リンクでネタ振りされたので仕方なく嫌々買ったとかじゃないですよ! 塩沢亜弓写真集と一緒に買って若い女性の書店員に怪訝な顔されましたけど。

 帯に『これは買わないと大変な事になる!!』、あの大物、カリスマも大推薦となっています。大物って誰なのか。多分、僕かなあ? ここ「狂詩曲魔剣終星」というつの丸ファンサイトを運営してる身ですし。推薦文を書いた覚えは無いけど。

 気合の入った表紙は描き下ろしかな? この1巻には連載8話分を収録。通して再読して感じたのが、すごい密度です。かなり時間かかりました。

 ギャグ漫画は突っ込みが命というのも感じました。突っ込みが入るとベタになりがちで、人によっては突っ込みなしのボケっぱなしのギャグを描く人もいるのですが(例えば初期ボボボーボ)、ボケっぱなし作品には、『わからないヤツにはわからない』という裸の王様的な逃げ/プライド保持もまた感じます。そういう点から考えると、突っ込みアリでさらに笑えるギャグとして成立しているつの丸作品はもの凄いセンスを感じます。

 初登場のごっちゃんはまともに学生服を着てて今見ると価値があります。帽子を被ってない承太郎ぐらい珍しい姿です。この1巻ではごっちゃんの実力がカチにまだバレてなく、その辺の緊迫感がもたらす笑いもイイ。連載時には打ち切りに対する緊迫感もあった辺りです。そしてその緊迫感は今なお続いています。

 帯裏につの丸のコミックス好評発売中と紹介されています。「モンモンモン」「みどりのマキバオー」「サバイビー」「重臣猪狩虎次郎」、どれも最近の書店で見かけるコトがないのは好評ぶりに売り切れまくってるというコトだったのか(カチ風)。

(20031205)


■0031:乾くるみ「塔の断章」(講談社ノベルス)/活字/小説

 天空を目指して屹立する尖塔から女は墜落していった。---『機械の森』という小説のゲーム化のために集まった八人が、湖畔の古い洋館で過ごした問題の一夜。妊娠していた被害者を突き落としたのは誰か。

 適度な長さですし、内容/アイデアもそれに見合っててイイ感じ。乾くるみの講談社ノベルス3作目だったのかなコレは。そういや2作目「匣の中」の大森望の推薦文はえげつなかった。皮肉にもほどがあった。へこまずに3作目を書いたのはえらいです。へこんだから短めなのかも。

 で、この3作目、新本格好みのワントリックが用意されていて、それがメインなんですが、これプロローグパートをしっかり読んでないと心地よく騙されません。僕は序章をあっさりと流して読んでたため非常に勿体無い思いをしました。何年か経って大オチが記憶から消えたあたりに再読したら作者の意図に乗れるかも知れませんが、その時には序章をちゃんと読んでおかないとってのも忘れてそうです。

(20031204)


■0030:マイケル・スレイド「暗黒大陸の悪霊」(文春文庫)/活字/小説

 警官殺しが続発する中、カナダ騎馬警察巡査長クレイヴンの母親が惨殺された。唯一の物証が示す犯人はクレイヴン。彼自身の出生にまつわる暗い秘密とは? そして暗黒大陸の悪霊に操られる殺人者《邪眼鬼(イーヴル・アイ)》は誰か?

 去年からいい感じで翻訳が再開されているスレイド作品。「髑髏島の惨劇」に続く文春文庫の2作目、トータルで5作目です。解説は法月綸太郎。微妙な解説してます。それを帯に引用してるのですが、引用のさせ方も微妙。

 メインで読者を引っ張るネタは上記の口蓋の通り、『クレイヴンの母親を殺したのは誰か?』。怪しまれまくって圧倒的に不利なクレイヴンですが、スレイド作品はホントにクレイヴンが犯人でしたという方向もあり得るのでまったく予断を許しません。レギュラーだろうと保護されてないのはまるで冨樫漫画を思わせるぐらい。

 レギュラーでなくても、どのキャラクターにも歴史があるのが、悲劇が舞い降りた際のやるせなさに繋がります。こうしたキャラクターの掘り込み/生理的嫌悪を抱かせる状況の作り方は相変わらず上手いです。

 ラストが矛盾めいてるんですが、これはホラーなんだろうか。具体的には、『白人でさらに特徴的なあざのある父親、彼のDNAを次いだのはどちらなのか。あざと肌の色がそれぞれ別の子供に遺伝されているのは不可解』という部分。ていうかこの矛盾めいた部分に気付いてからゾクゾクきた。作者のミスではなく、ルビンの壺的に、同一成立を見出させない、確信犯的な部分に思えます。

(20031204)


■0029:バジリスク第21回/漫画/連載

 今回21話は番外編。本編の半年前をせがわまさきオリジナルで描いています。ページの関係上ほとんど登場キャラ顔見せ程度のものにしかなってないのは仕方ないトコロ。本編では既に死んでるキャラのファンへのサービス的なものがあるのかも。地虫たんハアハア。

 ラストは半年前の温和へと向かってた甲賀伊賀がいま行われている潰しあいという非情な現実へと、鷹の羽ばたきによって引き戻されます。

 番外編とのコトで、エクスタシー毒吐息でおなじみ陽炎の一族を描いたと思われる山風の某短編のコミック化がくるのかとちょっと期待したのですが以上の内容でした。陽炎が現段階でさほど活躍してないってのもあるし、陽炎限定でクローズアップするのも不自然だし、そもそもその短編が陽炎一族に直接関与してるのかも不明です。

【第21回終了時:残り8人】
◆甲賀十人衆:甲賀弾上 甲賀弦之介 地虫十兵衛 風待将監 霞刑部 鵜殿丈助 如月左衛門 室賀豹馬 陽炎 お胡亥(残り4人)
◆伊賀十人衆:お幻 朧 夜叉丸 小豆蝋斎 薬師寺天膳 雨夜陣五郎 筑摩小四郎 蓑念鬼 蛍火 朱絹(残り4人)

(20031204)


■0028:今週の餓狼伝/漫画/連載

 姫川の圧勝。過去の巻で日本刀相手に行っていた訓練の通り、脅威の見切りで全く攻撃を受けずに勝利。神のような見切りです。実は過去に百の殺気をぶつけられて開眼したんじゃないのかと思わせる見切りです。ああ見えて、ヅラじゃないのかと思わせる見切りです。

 真後ろからの攻撃を感じる相手の心理描写がよかったです。神の見切りを見せる姫川ですが、この攻撃には慈愛がありませんでした。

 ここで1回戦が終了したわけですが、連載も春まで休止。
 同じ講談社でもより多くの目に触れるであろう週刊少年マガジンにて「餓狼伝BOY」を連載するためにそうなった様子。てことは6大新連載と銘打たれてる作品の一つである「餓狼伝BOY」は春には終了が確定されてるってコトですか(全16話/全2巻か?)。
 
 このアッパーズの本編も、話の進展は別に早かろうと遅かろうとかまわない作品になってるので、隔週が週刊で数ヶ月読めるようになる分楽しみを待つにはいいかも。

(20031204)


■0027:WJ1号/漫画/連載

●DEATHNOTE
 新連載。読み切りであったデスノートです。巻末コメントの原作者の言葉同様連載になったのは驚き。小畑健作画なのでそれだけで十分です。

 「デスノートを使った人間が天国や地獄に行けると思うな」「死んでからのお楽しみだ」。夜神月がリュークになるという循環オチでしょうか。ベタ以上に少年誌でそれは後味悪いかな。

 びっしりデスノートに記載されてる中にオウム麻原の本名っぽいのがあるように見えるのですが気のせいでしょうか。

●ワンピース
 ウソップの交渉がひどい。詭弁でゴムに多大な価値を匂わせて騙してます。未開の地に住む人間騙してます。

 真意を理解できる読者の立場では最後もほのぼのですが、作中人物的には誤解しあったままなんでしょうか。

●ボボボーボ・ボーボボ
 コンバットブルース弱いよ。武器に突っ込まれるなんてはじめてと動揺するブルースにビュティ「ですよね」と突っ込み。シャウアプフと同じ能力です。あー、ダメだこの漫画いじろうとしたらどうしてもネタにマジレスになっちゃうよ。

●ナルト
 鬼童丸やけに強いです。ネジがこんなに苦戦するなんて。
 
 ようやく状態2に入りました。有利な中での状態2。背中の死角は死角と思わせるためにあえて食らってたというフェイクなのかなー?

●テニスの王子様
 紳士といえばレーザーです。紳士ポーズも決まってます。

 どんな小さいコマの仁王にも唇斜め下にほくろがあるあたりに許斐先生の作画への執着を感じます。

●いちご100%
 暴走という言葉できゅうん…となるさつきはもうワケが分かりません。ときめき間違ってます。胸でけー。横になってあの張りは反則です。あそこまで頑張れる真中は凄い。

●ハンター×ハンター
 ナックルが浮いててキメラアントの恐怖を忘れかけます。

 ラストはジャイロなるイレギュラーなキメラアント登場で終了。『比類なき悪意』なんて説明されてるので味方としての登場ではなさそう。どう絡んでくるのか楽しみ。ミルキみたいになりませんように。

●ごっちゃんです!!
 ふと思ったのですが女の子はつの丸が描いてるんだろうか。つの丸の描く女の子って想像つかない。サバイビーの女王蜂ってどんなんだったんだろう。

●もくじ川柳
 「PN ジャンプくん(15)」って、実在するの? 初回なので編集部でテキトーに作ったの?

(20031201)
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