4月20日(日)☆
僕のここ数年の挫折本を3冊紹介します。挫折本とは、途中まで読み進めていながら読み終えるコトが出来なかった本です。ちなみに「エンディミオンの覚醒」はまだ読み終えていませんが僕の中ではまだ挫折本にはなっていません。
●フロイト「精神分析入門」(上・下/新潮文庫)
同じフロイトの「夢判断」にくらべると内容はかなり分かりやすいと思います。「夢判断」は一通り目を通したのですが、それでいてこちらを挫折した理由は、途中で興味が他に移ったから、と記憶しています。再チャレンジ可能な感じです。上巻の途中までで止まってるんですが、再挑戦する場合結局最初から読み直さなくてはなりません。内容忘れてるので。
●都筑卓司「なっとくする熱力学」(講談社)
挫折した理由は、納得出来なかったから。これ一冊読んで、熱力学なんていう未知のジャンルを自分の脳内に新規開拓する足掛かりにしようとしたのですが、理解が非常に難で途中で放棄しました。タイトルから初心者用なんだとは思いますが、僕の初心者ぶりがそれを上回ってしまったみたいです。
●柄谷行人「探究2」(講談社学術文庫)
これはホントワケが分かりませんでした。全然分からないとはこういうコトだというのは分かりました。「探究1」のほうはどうにか読み終えたものの、あとがき一行で纏められている内容を同語反復してるだけにしか受信できず、この「2」ではそれすらも見い出す事が出来ずにイチイチ意味不明でした。
以上の3つ、数年経った今ならひょっとして理解できるのかも知れませんが、何故か読もうという気が起きません。
4月18日(金)☆
●舞城王太郎「煙か土か食い物」(講談社ノベルス)
舞城王太郎は文章自体が独特ですね。色々と騒がれてる理由が読んでみてようやく分かりました。アイデアでもキャラクターでもなく、『文体=舞城小説』です。句点を極力排除しての思考の連続表現が、これが本来の人間の思考フローだよなあと思わせます。定型化されてる小説のお約束部分から壊して新しい文体を構築。文体そのものがカラーになってる人ってそういないと思います。パッと思い付くのではジェイムズ・エルロイあたりでしょうか。あとは「カメ人間」ぐらい。
評判があるからドラマ/映画化しようという動きがもし出たりしたら、理解が足りなそうです。このドラッグ感を表現出来るのなら構いませんが、おそらく無理。
ストーリーは、サンティエゴにて腕利きの救命外科医として勤務する奈津川四郎が、母親が連続主婦生き埋め事件の被害者になったとの報を聞き、故郷へと舞い戻る。そこで展開される奈津川家の血族物語。
一応のミステリ的な記号、密室/暗号/名探偵というものが鏤められているんですが、奈津川四郎の圧倒的な思考スピードに吹き飛ばされます。傲慢ですが、言うだけのことはある実力者なので不快感はなかったです。ネガティブに止まらない悩まない、心地よい生きざまの主人公です。
むしろコード型の本格ミステリのちゃちさ(名探偵バカじゃん/密室にしろ暗号にしろ無駄に考え過ぎ)が浮き彫りにされ読んでて爽快。『本格ミステリの自意識過剰ぶりを挑発する』という感じの評を読んだ記憶がありますが、作者の自覚はともかく確かにそんな印象を受けました。
非常に楽しく読めました。文体に飽きなければ、しばらく舞城小説楽しめそうです。
4月17日(木)☆
《更新履歴》...リンクに「トレビ庵」追加。
リンク、どうもありがとうございます。恐らく、今までで一番意味不明なリンクコメントをして頂きました。見た時には、『これはおいしい!』と思ったのですが、他のトコロのリンクコメントもだいたいそういう感じでした。
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●今週のバキ感想
マホメドへ敬意をはらう勇次郎。勇次郎が非常に意外な振る舞いに出ました。板垣氏のモハメド・アリへの敬意が重なるシーンなのか、あの勇次郎が他人を認めるなんて!という読者への意外性を狙った思いつきなのか。ドリアンへの烈の振る舞いとも重なります。なので、数週後にはボコボコにする可能性もまだ残っています。いや「尊敬している」というのが皮肉な言い回しで来週にすかさずボコボコにするかも知れないんですが。真顔だったのでそれはないか。
順当に今後の流れを予想すると、マホメドの息子をちょっとの期間勇次郎が預かり親が完成させるコトのできなかったトータルな格闘家としての技術/思想を鍛え込むってのがありそうです。
もしくは、お互いに自分の次世代血統を闘わせる時が来るのを約束する、とか。そうすれば、ジャックの出番もどうにか出来そうです。かませで。
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●アニメ版「十二国記」第二話 月の影 影の海・二章
異世界に突入した陽子。日本と安心するも異世界全開です。村人の格好が露骨に古いです。陽子はそこに違和感を感じてないのか? 陽子には相手の言葉が日本語として聞こえるので日本と看做した様子。
陽子の顔が変わっちゃってる、ってのは視聴者には分からない演出ですよね? 微妙に面構えが変わったってコトじゃないですよね? 異世界に巻き込まれた3人、何故か陽子だけ顔が変わって、言葉も理解できるというコトになってる状態。
萌えポイントは陽子の台詞「済みません、馬車を止めて下さい!」。馬車っていうか、リアカーです。かわいー。あと、女子高生がセーラー服をボロボロにして傷だらけになって縛り上げられているというのはそれだけで素敵です。
4月15日(火)☆
●今週の餓狼伝感想
最後のアオリの「キターーーー」はどうしようもないと思います。
謎の試合観戦者を藤巻十三の変装であると察した警察官。読者の大半があの人はドリアンだろうと思ってたのですが。ていうか幾ら何でもあれは怪しすぎるだろ。ホントに藤巻だとしたら頭悪過ぎです。泣けてきます。
キックVSモンゴル相撲。これは、キック負けそうです。理由は、鞍馬とキャラ被ってるから。勝ち残って鞍馬とのチャラチャラ対決も見てみたい気がしますが、モンゴル相撲のほうが色々ネタがありそうなので残りそうです。
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●「バジリスク」第6回感想
雨夜陣五郎の忍法が公開。塩で水分を排出して如何なる場所にも忍び込める。しかし、ひからびて死にそうになるというリスクを背負っています。ナメクジです。すんげー小さくなってました。何か面白かった。ホラーっぽさを狙ったのか? いややっぱギャグっぽさのほうがせがわ氏的にも意識してそう。
鵜殿丈助VS朱絹。丈助、刀を頬で白刃取りしてました。ゴム強し。朱絹の本気の殺意を気取りながらも、伊賀甲賀バトルが開始されてるのに気付かなかった丈助は人が良すぎる。
雨夜陣五郎VS鵜殿丈助は陣五郎の勝利。ようやく伊賀VS甲賀の巻き物争奪戦が開始されているのを知りましたが、直後に殺害されました。小さくなった陣五郎が、ゴム人間の丈助の口から体内に侵入し、そこで肥大化して窒息させたという感じです。海賊王にはなれませんでした。
サクサクと甲賀勢が倒されていきます。あまりにも一方的に伊賀がリードしてると甲賀を応援したくなります。山風マジックでしょうか。
甲賀勢もほとんどがビジュアル的に公開されました。室賀豹馬はやはりこっちの路線か。学者風という原作での表現からこれでもいいのですが、もっとムサい浪人生(5浪ぐらいの)みたいのでも良かった。
【第6回終了時:残り15人】
◆甲賀十人衆:甲賀弾上 甲賀弦之介 地虫十兵衛 風待将監 霞刑部 鵜殿丈助 如月左衛門 室賀豹馬 陽炎 お胡亥(残り6人)
◆伊賀十人衆:お幻 朧 夜叉丸 小豆蝋斎 薬師寺天膳 雨夜陣五郎 筑摩小四郎 蓑念鬼 蛍火 朱絹(残り9人)
4月14日(月)☆
WJ20号感想。
●ワンピース
空島もようやくクライマックスですな。「稲妻(サンゴ)!!!!」って一瞬ゾロの技かと思いました。弥彦が九頭龍閃を放ったかのような効果を狙ったんだと思いますウソです。
●ナルト
そうだったのか。カブトとナルトはあのシーンで途切れていたのか。覚えてないや。ちゃんと覚えてる作者に感動です。ヒロヒコやアキラなら怪しい部分です。
ナルトに話してる時のカブトが汗かいてるのは単に出血のため? 何か本音を押し殺して挑発してるような描写に映ります。
●アイシールド21
オッサンの強さを見極める3兄弟は不良の才能があります。スペックに出会っても無事生き延びれるでしょう。
桜庭が超ひさびさに登場したらギャグカンフル扱いです。桜庭ファンの太めの女を覚えちゃったろ!目立ち過ぎる。
●ボボボーボ・ボーボボ
今回かなり面白い感じで読めました。いや毎回でそれほどギャグに差があるとは思えないんですが。たぶん、いま眠いからってのもあるかも知れません。
●ブリーチ
全然話が進んでないんですが、死神隊長勢力の顔見せの回だから仕方ないか。顔見せですが、結局ギンとその他という括りでしか読めませんでした。ロボットみたいのが一杯喋ってたのが意外。
●いちご100%
ラブコメ部分がホントテキトーな漫画です。さつきと天地の仕込みがスッゲーテキトーに済まされています。外村美鈴が可愛いので楽しみなんですが、天地という新キャラがライバルかのように登場しておいてロクに使われてない実績から不安でもあります。女だから大丈夫かな? いや、唯だめじゃん。
それにしてもパンツデビューは女キャラ登場時の洗礼ですか?
「でも そんな個性的な外見のあなた あたしホントはキライじゃないから・」。これは飴と鞭でしょうか? 泣きながら走り去る加藤先輩という様子から単なる皮肉ってコトなのかな?
●ウルトラレッド
大我が一度閃のワケの分からない「殺意の波動」風味で敗北してるのが惜しまれるほどの存在です。あの時連載続行ヤバかったのかなあ? 負けてても別に構わないんだけど、負けるシーンも省略されたような感じでしたからね。
●ハンター×ハンター
ゲンスルーの「お前には才能があり未来があり」というゴンへの言葉がイカしてます。今までの非道行為を読んでて忘れかけそうになります。
本来の「作戦」ってのが謎のままゴンは何かを試すみたいです。
●ブラックキャット
いよいよ星の使徒との決戦が開始。長かった割には仕込みが薄い気がします。とりあえず、闘わす状態になったのでそれなりに片付けられるのを期待してます。水入り飽きました。
●ピューと吹く!ジャガー
魔界トーナメント終了を思い出した。それにしても、先週のhide郎から全裸ネタがはじまったのでしょうか。昔の漫画風ネタみたいにうすた先生のマイブームになるんだろうか?
4月11日(金)☆
《更新履歴》...イラストに「虎」追加。
●アニメ版「十二国記」第一話 月の影 影の海・一章
中嶋陽子、初登場時はこんなビビリでしたか。謝り過ぎ。ビジュアル的にも意外な面構えです。原作ですでに自分の居場所と立ち場を理解した陽子の印象しか記憶にないので新鮮でした。新鮮ていうかぶっちゃけすっげー違和感。
声が久川綾ってのが観る前にはイメージ沸かなかったのですが、あれならアリ。タレ目で優等生な陽子ならアリ。今後ちょっとずつ変化する陽子でそのまま僕の印象を騙してくれ。がっつりツリ目でシャープな面持ちに変わっていってくれ。
今回は異世界への導入エピソード。現実世界を舞台にしてる回なので、作品トータルで考えると恐らく浮いてる回になるんでしょうが、まだこの1話しか観てないので分かりません。
教室にいきなり美形/ケイキが登場して自分(陽子)に忠誠を誓うシーンは、きっと腐女子のドリームシチュエーションです。ああいうのはフィクションでしかないから(夢破壊)。
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